セレクトがマニアック!?充実した楽器イラストのフリー素材サイトを発見 New!

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管楽器のイラストというとトランペット、サックス、クラリネットなどのポピュラーな楽器が多いイメージです。ところがサリュソフォーン、ルポフォン、チンバッソなど、非常にマニアックな楽器までをカバーしているフリー素材サイトを見つけました。

フリー素材 楽器のイラスト https://graphic.nobody.jp/illustrations/

例えばこんな楽器もあります(後で紹介します)。/diary_picture/202009/023.jpg

私はファゴット、コントラファゴット、C管ファゴッティーノ、バソンを所有するぐらいの楽器好きで、ファゴット関係以外にも様々な楽器に興味が強く、年中調べています。そんな自分もこのラインナップの充実ぶりには驚きました。

全部見るのは大変なので、希少楽器の一部をピックアップして木管楽器、金管楽器に分けて10個ずつ紹介します。知っている楽器はいくつあるでしょうか?

木管楽器

ダブルコントラバスフルート

/diary_picture/202009/007.jpgフルート属の中で最大の楽器で、「4の字」に折り曲げた形をしています。名前は音域がとても低そうですが、実際はコントラバスと同じぐらいの音域です。

ヘッケルフォーン

/diary_picture/202009/008.jpgワーグナーの依頼で制作された、オーボエのオクターヴ下で管を太めにした楽器です。ファゴットのヘッケル社が制作し、「オーボエの指で吹くファゴット」とも言われます。

ルポフォン

/diary_picture/202009/009.jpgバスオーボエやヘッケルフォーンを最低音をLowFまで延長したような楽器です。アルプス交響曲で最低音より低い音が出てくるヘッケルフォーンパートを指定通り吹くことができます。

ターロガトー

/diary_picture/202009/010.jpgハンガリーの民族楽器です。一見するとクラリネットに見えますが管が円錐形に広がっています。そのため構造も音色もソプラノサックスの方が近いです。

オクタヴィン

/diary_picture/202009/011.jpgターロガトー同様に円錐管を持つシングルリード楽器です。管全体がファゴットのダブルジョイントのように折り返しています。名前は強く吹くとオクターヴ高い音がでることに由来します。

テナルーン

/diary_picture/202009/012.jpgF管やG管の小型ファゴットです。クワルトファゴットやクイントファゴット、ファゴッティーノとも言われ、ドイツでは子供用としても使われているらしいです。
※もっと小さい楽器を所有しています→C管ファゴッティーノのページ

コントラフォルテ

/diary_picture/202009/013.jpgコントラファゴットの改良型です。管を太くして音量ダイナミクス幅を広げ、音域もLowAから4オクターヴ以上も出すことができます。バリトンサックスのような形に巻かれています。

ラケット

/diary_picture/202009/014.jpgファゴットに近い構造の古楽器。太い胴体の中に細い管が何回も折り返し、コンパクトながら管長は想像以上に長く、ファゴットと同じ最低音までを出すことができます。

オーロクローム

/diary_picture/202009/015.jpg2本のソプラノサックスが並んだ構造になっていて、これで1つの楽器です。1人でハモれる楽器なわけですが奇妙な形ですね…。操作も難しそう。

サリュソフォーン

/diary_picture/202009/016.jpg金属管を持つダブルリード楽器です。ディオニソスの祭り、スペイン狂詩曲などで指定され、コントラファゴットの代用として使われた時代がありました。運指はサキソフォーンに近いです。
※吹いたことあります→サリュソフォーンのページ

金管楽器

キービューグル

/diary_picture/202009/017.jpg自然倍音しか吹けないビューグルに、木管楽器のようにキーを付けて音程を変えられるようにした楽器です。ヴァルヴ装置が開発されると廃れました。

アイーダトランペット

/diary_picture/202009/018.jpg歌劇「アイーダ」の凱旋行進曲のあの部分を吹くための楽器。As管とH管があり、その旋律は1ピストン(1番)だけで済むので1ピストンしかありません(3ピストン仕様も有)。

ツィンク

/diary_picture/202009/019.jpg木管楽器のような指孔のあいた管に金管のマウスピースで吹く、木管と金管の中間のような楽器です。別名コルネットともいいますが関連はありません。

ワーグナーチューバ

/diary_picture/202009/020.jpg名前にチューバと付きますがホルン奏者が演奏する楽器です。ドイツのバリトン等と同じようなオーヴァル型をしていますが、ホルン同様に左手ヴァルヴなので左右対称になります。

ビュサン

/diary_picture/202009/021.jpgドラゴン型のベルを持つトロンボーン。なぜか舌が動くようになっているらしいです。人が声を出すような音がしそうな気がします。

ダブルベルユーフォニアム

/diary_picture/202009/022.jpg大小2つのベルがあり、ユーフォニアムのふくよかな音とトロンボーンのような明るい音を切り替えられる楽器です。ほぼ2つの楽器なので重そう…。

イングリッシュバスホルン

/diary_picture/202009/023.jpgファゴットのような形だけど金管楽器で、イングリッシュホルンやフレンチホルンとも関係ありません。木管のように孔の開いた管体を持つ金管低音楽器で、次のオフィクレイドの前身です。

オフィクレイド

/diary_picture/202009/024.jpgチューバの前身で、キービューグルと同じように管にあいた孔を開閉する金管楽器です。ファゴットのように構えるサキソフォーンのような管体を持つ金管楽器です。

ヘリコン

/diary_picture/202009/025.jpgスーザフォンに似ていますがその元になった楽器です。ロータリー式の楽器もあったという。バランス的にスーザフォンより左肩が重そうに思えます。

チンバッソ

/diary_picture/202009/026.jpgヴァルヴ式コントラバストロンボーンを折り曲げた形をしている楽器です。イタリアのオペラで使用され、狭いオーケストラピットでも使いやすくなっています。チューバ奏者が演奏します。

終わりに

フリー素材 楽器のイラストから様々な希少楽器をピックアップして紹介しました。楽器マニアと言われても否定できない自分にとっても、その知識をカバーするイラストサイトがあることに改めて驚きました。その充実ぶりやクオリティが素晴らしいです。

現在一般的な楽器もその元となる古楽器を経て現在に至っており、その試行錯誤の過程で淘汰された楽器もあります。そして現在の楽器を改良して新しい楽器を作る試みもされており、将来的には一般的な楽器になるのかもしれません。自分の楽器を中心にその歴史を調べてみるのも面白いです。

・ファゴットの祖先とされるドゥルシアン/diary_picture/202009/027.jpg

【関連】フリー素材 楽器のイラスト

P.S. 最後に、今後に期待して掲載されていなかった楽器を羅列してみます(笑)
ソプラノフルート(F管)、フルートダモーレ、オークラウロ
オーボエミュゼット、オーボエダモーレ、ウィンナオーボエ、バロックオーボエ
Ebクラリネット、バセットクラリネット、バセットホルン(現代型)、バスクラリネット(ファゴット型の古楽器)、コントラアルトクラリネット
バソン(フランス式ファゴット)、コントルバソン(フランス式コントラファゴット)、バロックファゴット、コントラファゴット(LowA型)、バロックコントラファゴット
ソプリロ、カーヴドソプラノサックス、ソプラニーノサックス、メゾソプラノサックス、Cメロディー、バリトンサックス、バスサックス、コントラバスサックス、チューバックス
サリュソフォーン(ソプラニーノ~バス)、ロスフォーン(ソプラノ~バス)

Ebコルネット、ビューグル(キーなし)
アルトホルン(テナーホルン)、テナーホルン(Bb管)、アルトトランペット、ウィンナホルン、メロフォン、アルトトロンボーン
バストランペット、バリトン(バリトンホルン)、バリトン(オーヴァル型)、カイザーバリトン、サクソルン・バス、フレンチチューバ、ラッシャンバスーン
コントラバストロンボーン、ボンバルドン、ウィンナチューバ
オーバーザショルダーサクソルン(一属)
マーチングブラス系
G管ビューグル系(1ピストン1ロータリー、2ピストン、3ピストン)

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