バソン練習記3~運指を再確認して基礎練習、内輪アンサンブルで初披露
前回のバソン練習記2の続きです。年末年始頃のバソン練習について。
その後様々な動画を観たりして研究しました。手が見える場合は運指もチェックしましたが、高音Eb,F#などで親指LowEbキーを押していることに気が付きました。確かに押さないと詰まった音色になります。これをきっかけに正確な運指の再確認をすることにしました。
ファゴットと似ていながら異なる運指はその都度頭で変換するのではなく、バソンとして基礎練習をして自然に出てくるようにできないといけないと思います。バソンを始めても挫折した人を何人か見てきましたが、たぶんそこでつまづいたのではないかと思います。
・ファゴットとバソンは別の楽器と思って基礎練習すべき
基礎練習を開始
ロングトーン、スケール練習などの基礎練習を開始しました。やはり右手薬指のポジション問題が鬼門で、めげそうになりましたが頑張って続けていきました。運指も1つ1つ細かい不規則な指を確認しながらロングトーンしていきました。
中音Abにも親指LowEbキーが必要だと気付きました。確かにこれを押すと音のツボがかなり安定してしっかりした音が出るようになったので重要な進歩です。BbからAbへの移行もファゴットにはない動きで難しいので何度も練習していきました。
・バソンのLowEbは親指側にある
中音AではF#キーを押すのが基本のようですが、親指をぐっと下に下げる事とBbのLowEホールからの移動がしづらいのでちょっと嫌な運指です。省略すると特に息の入れ方が強いとBbのツボにハマったりしますね。これもファゴットにはない感覚です。引き続き悩ましい音です。
・右手親指はLowEとF#(とF替指)
その他の音も1つ1つ確認し、冷静に練習を重ねて段々コツをつかんできました。ファゴットとは異なる運指を正確にし、しっかり響かせながら音のムラがないように吹けるようになってきました。苦手な中音Bb-Ab移行も大分慣れてきました。スケールも太い響きでスムーズにつながるようになり、バソンらしい指と吹奏感覚が見えてきました。とにかくファゴットとは違う楽器としてしっかり基礎練習する事が大事ですね。
ただ息の入れ方はまだ課題があります。息の入れ方が強いと違う音程のツボにはまることがあります。ファゴットはしっかり圧力をかけて響かせるにの対し、バソンは少し引いた息で吹くのかなと感じています。引き続き研究が必要です。
内輪アンサンブルで初披露
そして先日内輪アンサンブルで初めてバソンの演奏を披露しました。全国から関西に集まり合宿を経て演奏会という吹奏楽団Festaにて、合宿中に行われる年越しアンサンブルでファゴット三重奏でファゴット2本と共にバソンを吹きました。曲はホルスト作曲の第二組曲の行進曲です。
技術的な不安もありバソンにするかファゴットにするかずっと迷っていましたが、1週間前にバソンで吹くと決めて追い込み練習していきました。ユーフォニアムの長い旋律はそのままバソンで吹きました。内輪のアンサンブル大会ではありますが、目標を持って練習することでスキルの伸びは少し角度を増したと思います。
・合宿場でお披露目となったバソン
※その帰りにアトリエアルファに寄りました。
終わりに
バソンを購入して約5カ月、基礎練習を重ねて初披露という1つの節目を向かえることができました。日々様々な音源を聴いたり動画を観たりしていると、こんな曲を演奏したいと意欲も湧いてきます。表現できるレベルに達するためにも熱意を持ち続けていたいです。
最初は単なる物好きだったかもしれないけど、吹いていくうちにバソンの魅力にとりつかれてきました。次の目標は所属オケの夏の地区センターでのアンサンブルかなと思っています。これからも楽しみながら頑張って練習していきます。
・外見も音色も魅力的なバソン