バソン練習記4~ようやく3オクターヴ分を正確な運指で吹けた

        音楽-管弦楽・吹奏楽   

久しぶりにバソンの練習をしました。なかなか練習できてませんでしたが、昨今の状況から練習や本番が中止になったり、自宅時間が増えたり、動画を観たりしてバソン熱がまた上がってきました。

今までファゴットの経験をベースにしてバソン特有の要素を覚える形で練習してきました。前回の練習はLowEbを使う運指を正確にして、特に中音Abの音をしっかり鳴らせるように練習していました。

・バソンの練習/diary_picture/202005/001.jpg

今回の課題は以下と設定しました。

  • 中音Ebを安定させる
  • 上のA、C、Dの不規則追加指に慣れる
  • 低音域の鳴りが悪いのを検証する
  • 各音の移行に慣れる

新たに覚えた正確な運指については事前に楽器を持たずにイメトレをしてきました。

運指の改善1.Ebの運指

ファゴットをベースにバソン特有の運指を少しずつ覚えてきていますが、まだ十分ではない音がありました。

Ebの運指はファゴットと同じものでは使えず、とりあえず左手のクロスフィンガリングだけで吹いていました。その結果音程が低くてしっくりこない状態でした。改めて運指表を見て、左手親指LowEbと右手親指LowEを追加しました。

[Eb]
  W
x o x | o o o
  Eb  E

この音はファゴットもそうですが、無理やり出している感じがしてあまり安定した音ではないですね。この音のツボを覚えるようにしっかり鳴らしてロングトーンして、周辺の音との移行を繰り返して馴染ませていきました。

運指の改善2.A,C,Dの不規則補正キー

中音Aの時にはF#キー、その上のCの時はBbキー、Dの時はAbキーを押すのが正しい運指です。不規則な補正運指で正直面倒ではありますが、省略するとC,Dは低くなり、Aは強く吹くとBbのツボに入ってしまうので、ちゃんと練習することにしました。

[中音A]
x x x | x x o
 a   F#

・F#キーのある右手親指側/diary_picture/202005/002.jpg

[高音C]
x x x | o oBb o
 c

[高音D]
x x o | o o o Ab

・BbキーとAbキーのある右手四指側/diary_picture/202005/003.jpg

やってみるとなかなか難しいですね…。いずれも合理的な運指ではなく、薬指・小指共ファゴットではあまり使わないキーに指を移動して押すので、ゆっくりの動きなら良いですが少し速くなると頭が混乱しそうです。Bb-C-Bb-、C-D-C-みたいな感じでゆっくり反復しました。しかしこれは今後も苦労しそうです。

低音域の研究

低音域は相変わらず鳴らしづらく大きな課題です。色々試した結果、ボーカルをウィスパーキーをしっかりふさぐ角度にすることと、右手のBbキーを触れてしまわないようにすることで、安定して吹けることが分かってきました。どちらもファゴットと比べてシビアで、特に後者は以前も実感して意識していましたが忘れてしまい、しっかりバソンとしての吹き方を身に付けないといけないと感じました、

それらを気を付けつつ、低音域がしっかり響かせられる状態を探りました。そしてLowBb~Fまでを1つ1つじっくりロングトーンをしたり、各音を移行したりして慣れていきました。今まで低音域が全然吹けなかったので、初めてバソンの低音域を響かせてる新鮮な感じでした。親指ばかりだしどこにどのキーがあるのかも少しずつ覚えていきました。

・左手親指側/diary_picture/202005/004.jpg

音の移行に慣れる練習

これで最低音Bbから3オクターヴ上のBbまでの正しい運指をなんとか覚えることができました。ファゴットと同じようで微妙に違うので、正確に覚えるのに予想以上に苦労しました。

馴染ませるために全音域で短2度、長2度、5度、オクターヴの移行を一通りやってみました。また全調スケールもやりました。思った以上に頭を使いますね…。まだスムーズにはできない音もあり、しっかり音のツボに入れなくてふにゃっとした音になってしまったり、慣れが必要だと感じます。ひたすら練習ですね。

最後に練習の成果として何か吹いてみようと考えた結果、火の鳥の子守歌を吹いてみました。


後半の長い方も練習しました。指に意識を持って行かれて頭の体操という感じでした。

バソンを吹いてて気になること

バソンを構えているとLowC#キーが左手親指の付け根に食い込み続け、だんだんしびれてきます。そして左手と左腕が疲れます。それはバランサーがなく、ボーカルの向きが微妙に違う(右寄りに開く)事と、素材の重さが関係していそうです。

ハンドレストがないので右手も自由に動いて固定できず、LowEを正確に押すのに注意が必要です。ハンドレストがない分ホールの位置も手前(親指の先の方向)にずれているので、たまに服を挟むこともありました。

全体的にファゴットと比べて音のツボが不安定というのが切実な問題です。ただでさえ不規則で複雑な運指が微妙に違ったり、指のポジションが慣れてなくてすべったりすると、音程がずれたりふにゃっとした音になったりします。とにかく楽器の形状に慣れて正確なポジションを覚え、正しい運指を覚えないと、スムーズな演奏はできないと感じます。

一方でリードが薄いためか吹奏感は軽いですね。ファゴットでは発音しても音が出なかった、という場合がありますが、バソンではほとんどそういうことがありません。その点は安心して発音できますが、指の押さえの問題で意図した音が出ない問題の方が大きいです。

・バソンほぼ全体/diary_picture/202005/005.jpg

終わりに

久々に吹いてみてバソンは本当に難しい楽器だと改めて実感しました。運指も複雑だし、音のツボも不安定。正確なきれいな音を出すにはかなり苦労します。ファゴットとは別物で、練習していて本当にちゃんと吹けるようになるのか不安になるというのが本音でした。

今回は3オクターヴ分で細かい運指もチェックし、音を移動したり、スケールを吹いたりして、なんとか少しずつコツをつかんできている気がしました。単発でなら各音を正しい運指でしっかり響かせられるようにはなったので、あとはスムーズに移行できるようにすることが課題なので、今後さらに練習していきます。

・バソン各パーツ/diary_picture/202005/006.jpg

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