【演奏会後記】赤坂ウインドオーケストラ 「ディズニー&フレンチ」第13回定期演奏会 - 演奏会後記|音楽ブログ|みやだい

【演奏会後記】赤坂ウインドオーケストラ 「ディズニー&フレンチ」第13回定期演奏会

    演奏会後記

日曜日に吹奏楽の演奏会を無事に終えました。

今回は私はコントラファゴットを演奏しました。そのためディズニー系を中心に降り番の曲もありましたが、それでもスペイン狂詩曲(ラヴェル)、ディオニソスの祭り(シュミット)という演奏会のメイン級の大曲を2曲も演奏したので盛沢山でした。

・リハ休憩中のコントラファゴットステージ上のコントラファゴット

この2曲といえば、詳しい方ならピンとくるかもしれませんが、本来「サリュソフォーン」という楽器が指定されています。サリュソフォーンは金属管を持つコントラバス音域のダブルリード楽器で非常に稀な楽器です。

今回その楽器を使用することも検討しましたが、結果として一般的な代用楽器であるコントラファゴットで演奏することにしました。サリュソフォーンの大胆な音をイメージして大きく迫力ある演奏を目指しました。

両隣にはコントラバスクラリネットとバスサックスの奏者が居て、両者に挟まれながら拡張木低サウンドを作りました。お二方の素晴らしい演奏を間近に体感して、自分が一番楽しんでいたかもしれません。

特に近年楽器価格が高騰しており大型楽器ほどその金額増加幅が大きいため、これら3本が並ぶことの価値も上がっています。とても貴重な機会で刺激になり、改めて大編成っていいなと思いました。

今回はコントラファゴットとしても音程、音抜け、音質、様々な課題があり、替え指やリード調整など色々と試行錯誤しました。ファゴットとは別の楽器であるコントラファゴットともっと仲良くならないといけないと思いました。今後も精進します。

スペイン狂詩曲のファゴットのデュオ、私も過去に演奏して苦労しましたがお二人共お見事でした。各所に光るものが沢山ある団体なので様々な挑戦ができるんだなと思います。

曲目自体、いわゆるクラシックや吹奏楽オリジナルステージ、ポップスステージのように分かれておらずテーマに沿って混在するという独特な構成でした。そのためとても振り幅が大きい演奏会だったのではと思います。

関係者の皆様ありがとうございました。

赤坂ウインドオーケストラ 「ディズニー&フレンチ」第13回定期演奏会

日時:2024年6月1日(土)13:00開場 13:30開演
会場:すみだトリフォニーホール 大ホール〔総武線・半蔵門線「錦糸町駅」徒歩5分〕
座席:全席指定(事前予約に限り座席選択できます。車椅子席あり) 
 ※当日券あり
料金:入場料後払い制(ドネーション制) 
 ※中高生無料(未就学児不可)
曲目(曲順):

♪ ディズニー・クラシックス・レビュー
♪ 管楽器のための交響曲 ハ長調「古典序曲」(ゴセック)
♪ 「アラジン」(メンケン)
♪ 組曲「ドリー」より(フォーレ)
♪ スペイン狂詩曲(ラヴェル)*全曲

♪ 「メリー・ポピンズ」セレクション(シャーマン兄弟/A.リード)
♪ 16世紀のシャンソンによる変奏曲(諏訪雅彦)
♪ 「ライオン・キング」(ハンス・ジマー&エルトン・ジョン)
♪ シシリエンヌ(フォーレ) *フルート&ハープ 
♪ ディオニソスの祭り(フローラン・シュミット)

【アンコール】
ディズニー・メドレー

吹奏楽:赤坂ウインドオーケストラ
指 揮:西野 宏
フルート:宮崎 隆
ハープ:奥田恭子
ドラム:平川象士(熱帯JAZZ楽団)

【楽団HP】https://akasakawind.themedia.jp/

   

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Written by みやだい

ファゴットが好きな「みやだい」です。コントラファゴットやファゴッティーノやバソンも所有。真面目マイペース平和主義、前向きでいたい。
X → @iadayim



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