【吹奏楽とファゴット(3)】ファゴットがとても目立って苦労した演奏会の経験
ファゴットがとても重要な役割を担った選曲の演奏会の経験について書きます。
※このシリーズの更新が滞っているのでライトに書きます。
・その時のステージ上のファゴット
はじめに
吹奏楽でファゴットは通常目立たないイメージがあると思います。ですが実際には選曲次第だと思います。
今回は私が実際に過去に経験した、ファゴットが重要な役割を担って苦労した演奏会の例を紹介します。
この時は「ウインドアンサンブル」という1パート1人原則の編成に準じていましたが、人数が多くてもファゴットの目立ち具合はほぼ同じだと思います。
実例
以下曲目を1つの演奏会で経験しました。
◆キャンディード序曲
管弦楽曲という事もありますがファゴットの速い動きのソロが結構大変です。後半のスタッカートもファゴットらしさを出せます。
◆天国の島
DASH島のテーマ曲としても知られている過去の吹奏楽コンクール課題曲です。オーボエと一緒にファゴットのソロがあり、課題曲としてもファゴットが目立つ曲の1つです。
◆ドラゴンの年(初版)
言わずと知れたファゴット大活躍曲です。全ての楽章でファゴットがはっきりと聞こえる部分があり、音が薄い所ではかなり緊張します。
◆リンカンシャーの花束
3楽章に2か所ソロがあります。前半は2種類の譜面の選択制で、その時は後半のみでしたがそれでも苦労しました。練習の時に「ファゴットが大きい」と言われました。
その他ポップス曲もやったのですが、いずれもファゴットだけの動きがどの曲にもあり、私も今まで経験したことがないような感じでした。かなり油断していました。
↓
ジョン・ウイリアムス/シンドラーのリスト
ロジャー・シシー/クアルテッツ
デイヴィッド・ホルジンガー/スクーティン・オン・ハードロック
この時はファゴットが1人だった(&周りに音大出身者が多かった)こともあり、よりプレッシャーがありましたが、強気に頑張りました。
おわりに
吹奏楽であってもファゴットがかなり目立って苦労した演奏会を紹介しました。ファゴットとしての技量がないと対応できない曲目で、その分やり遂げた達成感が大きかったです。
聴きに来たお客さんからも「普段よりファゴットがよく聴こえた」と言われました。選曲次第では吹奏楽でもファゴットが目立って活躍できる、ということを身をもって体験した演奏会で、ぜひ紹介したと思いました。
このようにぜひ「吹奏楽のファゴット」を楽しむ機会が沢山あると良いですね。