ファゴットとコントラファゴットを曲中で持ち替える時の3つの実感
最近ファゴットとコントラファゴットを曲中で持ち替えて演奏することが多いのですが、そこで実感したことについて書いてみます。
意識しないといけないと感じているのは以下の3つです。
- アンブシュアの違い
- 楽器が冷える
- リードが乾燥する
・ファゴットとコントラファゴット
アンブシュアの違い
ファゴットからコントラファゴットに持ち替える場合はあまり問題にならないのですが、その逆の場合はアンブシュアの違いの関係で音がうまく出ない事があります。
リードが小さくなるので唇の締め具合や息のスピード感も違い、音を狙うポイントがシビアに感じられます。特に高音域は吹きづらさを感じることが多いです。
基本的に音域が高くなってきたらファゴットに持ち替えることが多いので、「別の楽器だ」と思って意識的に瞬時に頭を切り替えるしかないと思っています。
楽器が冷える
吹いていない時間が長くなると楽器が冷えてチューニングが下がってきます。持ち替えた時に「周りと音程が合わない!」ということが起こりえます。
持ち替え時にはそれ意識して、余裕があれば息を入れて温めるか、吹く時間が短い場合はボーカルを入れ目にして上げておくことにしています。
吹かない時間の長さによって下がり具合が違うので、他方の楽器の冷え具合も意識してどのぐらい下がってるかをイメージするようにしています。
リードが乾燥する
冷える問題と同じで楽器は一度に1つしか吹くことができないため、吹いていない他方の楽器のリードは想像以上に乾燥しています。
そのため持ち替えて吹きづらいということが起こります。他方の楽器のリードの乾燥状況にも気を配る必要があります。
ダブルリードは水入れに漬ける作業が必要で手間がかかりますが、普段以上にその準備作業を意識的に行わないといけない感じます。
終わりに
クラリネットやオーボエなど他の楽器も同じなのでしょうが、ファゴットとしては通常以上に持ち替え回数が多い曲目を練習しているため、こんなことを実感して対策をしています。
本番よりも練習の方が持ち替えまでの時間が長くなるのでより影響が大きいかもしれません。あとはスタンドにぶつけたり物音を立てない、楽器が大きいので動きが目立たないようにする等も必要だと思っています。
・重たいけどコントラファゴットでより充実した活動へ
※最近色々多忙でなかなかブログが書けてませんでした。このぐらいの内容でどんどん書いていければと思います。