【演奏会後記】ヨコハマベイフィルハーモニー 第10回定期演奏会
日曜日に第九の演奏会を盛大に終えました。楽団にとって節目となる演奏会で、無事終えてほっとしています。
会場は横浜みなとみらいホール、リニューアルしてから演奏するのは個人的に2回目です。改めて良い響きのホールだと感じました。大空間でとても沢山のお客さんの前で演奏できました。
・リハーサル風景
前プロは大学祝典序曲、こちらもコントラファゴットです。冒頭の静かな所からと、意外と吹くところが多い曲だと感じていました。ブラームスらしいコントラバスの補強感でそちらを意識して演奏していました。
メインとなる第九は3楽章まではファゴット1アシで4楽章はコントラファゴットを演奏しました。本番特有の普段と異なる感覚からか集中力がなくて、普段起きない事が起きたりもしましたが…、長い曲ですが頑張りました。
・ファゴットとコントラファゴットのリード
アシはあまり経験が無かったのですが、演奏する所が少なくても曲の流れに意識が乗っていないとだめだと実感していました。特に3楽章は1st(トップ奏者)は吹き続けで辛いのですが、代わりに吹く部分ではその意識は大事でした。良い経験になりました。
4楽章は何度も演奏していますが、指揮者が近年の三原先生から松本先生に戻って音楽作りが細かく変わったことで再度切り替えが必要でした。ホールでの演奏と言う面では、マーチ部分でバスドラムの響きが聞きやすかった等発見がありました。
席のすぐ背後には歌のソリストの方々、そしてステージをコの字型に囲う100人以上の合唱の方々、その迫力ある歌声に圧倒されました!その出番までの待ち時間は長いですが、ホールの響きに乗ってとても美しく豪華な響きで満たされていました。全楽章通してその時を迎えるとより大規模な感じがしました。
・背後の合唱の席とオルガン
大曲をやりきった後のアンコールは横浜市歌をソリスト、合唱の方々の歌と共に演奏しました。まさにこの港町横浜という場所に合いますね。歌をご存じの方も多かったのではと思います。
コロナによる延期等、団体としては様々な想いがあっての今回の第九演奏会でした。自分は今は一歩離れた状態ですが、初期からその流れを見てきた身としても特別な演奏会でした。参加させて頂いて良かったです。
全体で約200人の演者、大掛かりな演奏会でした。ここまでの準備は運営も大変だったと思いますが、意味のある大きな演奏会を盛大に終えられて良かったです。関係者の皆様お疲れ様でした。
ヨコハマベイフィルハーモニー 第10回定期演奏会
【日時】2024年8月4日(日) 13時開場 14時開演
【会場】横浜みなとみらいホール(大ホール)
【指揮】松本宗利音
【曲目】
ブラームス 大学祝典序曲
ベートーヴェン 交響曲第九番(合唱付き)
※アンコール:横浜市歌
【ソリスト】
ソプラノ 中江早希
アルト 布施奈緒子
テノール 宮里直樹
バリトン 増原英也
【合唱】YBP合唱団
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