【演奏会後記】ヨコハマベイフィルハーモニー 2024ウィンターコンサート(3公演)
第九を演奏するウインターコンサート3公演が無事終わりました。
ほぼ同じ公演を場所を変えて3回演奏するのは初めての経験で、それぞれに異なった特徴がありました。
演奏曲目は以下です。
- そりすべり
- クリスマスフェスティバル
- 第九 2楽章(小学校以外)、4楽章
(1)小学校
1公演目は市場小学校の体育館にて。川崎駅に近いですが横浜市鶴見区です。調べたら児童数が神奈川県で1番多いというマンモス校だったようです。
お客さんは学校関係や周辺地域の方が多かったのではと思います。体育館は響きすぎずデッドすぎず程よく理想的な響きだったと思います。
小学校での演奏は新鮮でしたが、子ども達にも楽しんでもらえるようなMCや楽器紹介等の工夫をしたり良い雰囲気でした。
大人に混ざって小学生(20人ぐらい?)が合唱を歌うのが特徴でした。低学年の子が中心だったし、ドイツ語を頑張って覚えたのは本当にすごいことです!可愛くてみんなメロメロでしたね、良い経験になっていたら幸いです。
自分の演奏は頑張りましたが色々と反省だらけでした。初めての場だったためか集中力がなかったです。
(2)地区センター
2公演目は矢向地区センターの体育館にて。南武線は川崎市のイメージでしたが、矢向駅と周辺は横浜市鶴見区なんですね。お客さんは周辺地域の方々が多かったのではと思います。
今回から2楽章(繰り返し全有)も含めて演奏しました。前回よりも極端に響く場所で、大勢で迫力ある演奏が気持ちよく響きました。ソリスト、合唱の配置が横に広がる形に変わり、より近くでその迫力を感じられました。
自分の演奏はまだまだ精進が必要でした。色々と余計な事を考えて集中できていなかったように感じます。
(3)大さん橋
3公演目は横浜の大さん橋のターミナル内にて。奥行きが広くて天井は低め、極端ではない程よい響きでした。お客さんは前の2公演と比べてより一般の方が多いのではと思いました。立見も出て800人以上と伺いました。
少し寒くて音程は下がり傾向でしたが、最後には大勢の合唱と歌ソリストの方々と共に熱い演奏ができました。ブラボーも頂けて盛大に終われて良かったです。
個人的には2公演分の反省も活かしてなんとか集中して頑張れました。集大成でもあり、最後には力が入りましたね(Prestissimoがとても速い)。
・大さん橋ターミナル内
・演奏ステージより
ちなみにとても天気が良い日で、休憩時間に屋上から見た海の眺めがとても綺麗でした。
・大さん橋からの良い眺め
ほぼ同じ演目ですが、それぞれ場所の特性の違いから演奏の感じ方がこれほど変わるんだなと良い経験になりました。
当団では8月にも演奏した第九ですが指揮者様が変わっていて音楽作りも細かく変わっていており、様々な演奏に対応することも良い経験になりました。
オケだけでなく大勢の合唱の皆さんや歌ソリストの方々と共に、大勢の演奏者で作り上げる年末の風物詩。今年は第九初演200周年でもあり、より一層メモリアルな瞬間でした。この特別な時間を共有をした関係者の皆様、本当にお疲れ様でした。
※これを書いた演奏会翌日の12月16日はベートーヴェンの誕生日と言われているそうです。
各公演の概要
◆第1回公演
【日時】2024年12月1日(日)14時(13時半開場)
【会場】横浜市立 市場小学校 体育館
◆第2回公演
【日時】2024年12月8日(日)14時(13時半開場)
【会場】矢向地区センター 体育室
◆第3回公演
【日時】2024年12月15日(日)14時(13時半開場)
【会場】横浜港大さん橋国際客船ターミナル
──── 指揮者・ソリスト・合唱団 ────
【指揮】 三原明人
【ソプラノ】中江早希
【アルト 】布施奈緒子
【テノール】岸浪愛学
【バリトン】村松恒矢
【合唱団 】市場小児童の皆さん(第1回公演のみ)、ベイフィル合唱団
──── 曲目 ────
【曲目】
・アンダーソン/そりすべり、クリスマスフェスティバル
・ベートーヴェン/交響曲第九番 第二・第四楽章(第1回公演は第四楽章のみ)