【演奏会後記】アンサンブル・アルページュ 第16回演奏会
室内楽の演奏会を無事終えました。
去年は演奏会直前に主催者の急逝という悲しい出来事がありましたが、遺志を引き継ぎ今回も開催出来て良かったです。当日は小雨が降る中でしたが、いつも通りお客さんが沢山の中で演奏する事が出来ました。
・リハーサルのステージ上
・ホール内の様子
・ピアノとオルガン
2団体目としてベートーヴェンの交響曲第8番を管八(Ob2,Cl2,Bsn2,Hr2)+CBの九重奏で演奏しました。本番で音を出したた瞬間、客席が埋まっているためかリハ時より響かない感じがしました。沢山のお客さんの前で緊張感があり、それぞれ色々と普段しない細かいミスがありましたが、なんとか作り上げてきた音楽を表現することに集中しました。
吹き続けの譜面で呼吸と譜めくりの問題に加え、リードがどんどんつぶれてきて特に低音域の音量が出なくなる問題も出てきました。それでもしっかり息を入れて、目指す音を表現することを意識しました。本番はあっという間に感じました。ブラボー頂けて良かったです。今回も良いメンバーと良い音楽ができたと思います。
演奏会案内の時にも書きましたが、今回は自分の中で音楽作りというものをとても意識し、収穫がある練習期間でした。少人数のアンサンブルは合奏と比べて1人1人が高い意識が求められ、主体性が高められます。そこで得た事を様々な場面で活かしていきたいです。本当に良い経験になりました。
今回も温かい良い雰囲気の演奏会になりました。主催者の逝去により、受け継いだ運営は手探りだったと言います。それぞれの想いがある中で皆さんが協力して開催にこぎつけた今回の演奏会でした。故人の人柄が作り上げた関係性が、今後も演奏会を続けるエネルギーになっていると思います。ぜひ今後も続いていく事を望みます。
・会場の府中の森芸術劇場
・本日の催物の表示
アンサンブル・アルページュ 第16回演奏会
【日時】2019年6月29日(土) 開場 13:30、開演 14:00
【場所】府中の森芸術劇場ウィーンホール
【入場料】入場無料、自由席
【曲目】
モーツァルト: フルート四重奏曲 第3番 ハ長調 KV 285b
ベートーヴェン(編曲:裵鍾燮): 交響曲 第8番 ヘ長調 Op.93
ドヴォルザーク: ピアノ五重奏曲 第2番 イ長調 Op.81