【演奏会後記】ヨコハマベイフィルハーモニー 夏のロビーコンサート
ヨコハマベイフィルハーモニーの潮田地区センターの夏のロビーコンサートを無事終えました。用意した席がいっぱいになり、100人以上のお客さんに見て頂けました。
・演奏会場(客席から)
・演奏会場(奏者目線)
ファゴット二重奏
ファゴット二重奏はモーツァルトのファゴットとチェロのためのソナタ(KV292)を演奏しました。デュオということで責任の比重も大きく苦労し、挑戦の曲となりました。練習では譜面を見て参考音源を聴いて、単調にならないようと各箇所の強弱の変化を設定してメリハリをつけてきました。またそれそれのフレーズをどう歌いたいか、聞かせたいかのイメージを作っていきました。練習の録音を聞いて音程やフレーズの歌い方を直したりしましたが、客観的に自分の音を聞くと癖など様々な発見がありました。
本番はやはり緊張感はありましたが、ファゴットとして主張できるので楽しく演奏できました。吹き続けの譜面なので疲れたりもしましたが楽章間でしっかり休んで立て直し、なんとか正気を保って演奏し続けました。他チームと比べると曲そのものが知られていませんが、あまり知られていない楽器の音色に興味を持って耳を傾けてくれていたらと思います。良い経験になったし、またいつか演奏したいです。
木管五重奏
木管五重奏はヘンデルの水上の音楽よりアレグロ、エアー(アリア)、ブーレー・ホーンパイプ、アレグロマエストーソを演奏しました。なかなかメンバーが揃わずに練習に苦労しましたが、何とか本番を迎える事が出来ました。平日夜に練習したこともあり、全員そろったのは本当に本番直前でした。譜面的にもミスと思われる音を修正したり、ブーレーとホーンパイプを繋げて演奏する形に変えたり、色々調整が必要でした。練習ではリズムを正確にすること、細かい音で走らないこと、フレーズの始まりや区切りの意識、トニックコードの着地、特に決め所の音程、リタルダンドの具合、等を合わせていきました。
いざ本番でやってみると、吹き続けの譜面で疲れるのものありどうしても必死な感じになりますが、なんとかそれらしい雰囲気は出せたと思います。もっと全員で練習してサウンド作りをしたかったという想いはありますが。多彩な音色の組み合わせが魅力の木管五重奏の追及をもっとしたかったです。こちらも良い経験になりました。
・ファゴット
終わりに
アンサンブルは普段のオケとは違って人数が少ない分、吹き続けの譜面になることが多いので、口が疲れたり呼吸が苦しくなったりすることとの戦いだと改めて思いました。自分の場合は楽器の構え方がズレてくる問題もあります。いかに音楽に集中して練習の成果を発揮できるか、そして他の奏者とのアンサンブルを楽しめるか、なかなか難しいですが経験して力をつけていくしかありませんね。
その他、フルートアンサンブル、弦楽アンサンブル、アイリッシュアンサンブル、金管アンサンブルの演奏がありました。アイリッシュはティンホイッスル(?)を使い、今までとは毛色の違う雰囲気でしたが、お客さんたちは結構楽しんでもらえているように見えました。全体的に有名な曲が多い傾向でしたね。どういう選曲が良いのか、また来年に向けて考えていきます。
P.S. 次は団体としては年末恒例の第九です。またたぶん1stなので特にあの部分を頑張らねば。去年の演奏がYoutubeに上がっていたりするし失敗できないですね(^^;)
横浜ベイフィルハーモニー 夏のロビーコンサート
【日時】2018年8月26日(日) 13:30~
【場所】潮田地区センター ロビー
【入場料】無料
【内容】
フルートアンサンブル、ファゴット二重奏、弦楽アンサンブル、木管五重奏、アイリッシュアンサンブル、金管アンサンブル