【演奏会後記】アンサンブル・アルページュ 第20回演奏会 - 演奏会後記|音楽ブログ|みやだい

【演奏会後記】アンサンブル・アルページュ 第20回演奏会

    演奏会後記

月曜にアンサンブル・アルページュ第20回演奏会をを無事終えました。

室内楽の演奏会として毎年開催し、コロナ禍も挟みつつ今回で20回目を迎えることができました。

・調布市文化会館たづくり くすのきホール演奏会の建物外観

・建物内の様子演奏会の会場の外演奏会の会場の外

自分たちの演奏について書くと、木管五重奏でホルストの組曲「惑星」より「木星」を演奏しました。Kara LaMoureによる木管五重奏版のアレンジ(編曲)の譜面を演奏しました。

一般的な素直な編曲ではなく、それぞれの楽器のスキルを見せつけるような独特な編曲だった気がしています。それだけにそれぞれに技量が求められて苦労してきました。

元々大編成の管弦楽曲である「惑星」を木管五重奏に凝縮するのは正直無理があり、特に「木星」有名な曲だからこそかえって失敗できず、木管五重奏という少人数で乗るのは緊張感がありました。

フルート、クラリネット、オーボエが中心の連符も拍子通りではないし、周りを良く聞きつつ拍感を意識し続けないと迷子になる曲でした。テンポの変化も盛んで終始気が抜けない曲でした。

ファゴットはとにかく「ハルサイ」並みのハイトーンが数か所あり気がかりで直前まで楽屋で練習しました。2オクターヴ以上の跳躍が何度かあったのも、音の役割に沿った音程・音色できっちり着地するのが大変でした。挑戦的な要素が色々ありました。

・ファゴット演奏会楽屋のファゴット

本番では普段しないようなミスをしそうになったり色々と起きるものですね。必死でしたが客席はあまり意識せず(緊張してしまうので)集中力を持って演奏しました。どんなふうに聞こえたのかが気になります。

それぞれにスキルが必要なアレンジですがそれぞれに光るものがあったし、お互いを意識し合って音楽を作ってきたことはアンサンブルの醍醐味でした。

短い曲でしたが有名な曲だし、古典系が多い普段とは異なる傾向の選曲で新鮮な気持ちで聴いて頂けたのではと思います。そんな挑戦的な演奏でしたが、今回もとても勉強になりました。

お盆の時期であり会場も例年と変わっていますが、猛暑の中で沢山のお客さんに来て頂いてありがとうございました。

・ホール内(別日のリハ時)演奏会のホール内演奏会のホール内

アンサンブル・アルページュ 第20回演奏会

【日時】2024年8月12日(月・祝) 13:30開演 13:00開場
【会場】調布市文化会館たづくり・くすのきホール
【入場】定員506名 全席自由 入場無料
【曲目】
・A.L.ドヴォルザーク/弦楽四重奏曲第12番ヘ長調 作品96, B.179「アメリカ」
・G.ホルスト/組曲「惑星」Op.32より「木星」(木管五重奏編曲版)
・L.v.ベートーヴェン/七重奏曲 変ホ長調 作品20
(アンコール)
・T.Nagano/きっと また 会える(2024Ver.)演奏会チラシ

   

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Written by みやだい

ファゴットが好きな「みやだい」です。コントラファゴットやファゴッティーノやバソンも所有。真面目マイペース平和主義、前向きでいたい。
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