レア楽器Sarrusophoneを吹いてみた!
色々と縁があり、偶然にも希少楽器Sarrusophone(サリュソフォン、サリューソフォン)を吹く機会を得られました!!
ずっと吹いてみたかったのですごくエキサイティングでした\(^o^)/
何か色々とすごい貴重な機会に恵まれすぎていると思う今日この頃です♪
Sarrusophoneはサキソフォンのダブルリード版のような一属で、特にContrabass Sarrusophoneをさします。
ラヴェル、デュカス、シュミットなどがコントラファゴットの代わりに指定している曲があり、
それを忠実に再現する場合に主に使用されます(通常コントラバスーンで代用)。
運指は変わりますが、一応ファゴット奏者が吹く楽器の一種です。
■写真
・コントラファゴットとサリュソフォンの「奏者側」
見た目の背の高さは同じぐらい。サリュソフォンは持ち上げて吹くのでボーカル位置が低い。
親指キーは左手に3つ、右手に1つ。こちら側はキーはほとんど見えない。
・「客席側」
こちら側にはキーがたくさん集中している。
開いた大きなベルが印象的。
・楽器下部
キー機構はサックスとほぼ同じでそれをシンプルにした感じ。
キーを押すところの間隔が狭いので間隔の慣れが必要。
ハンドレストみたいなのが付いててそこで楽器を支える。
・リード比較
左からサリュソフォン、コントラファゴット、ファゴットのリード
振動面も大きく、根元部分が結構長い。
リードはJDRで5000円ほどで売ってます。
・ボーカル比較
ぐるっと回った独特の形状。
管も結構太い。長さは違うものの、根元部分の太さの違いがすごい。
■吹いてみた感想
・重い(エンドピンなし、ストラップだけで支える)
・管が太い
・正面、斜め、どちらに構えるのが普通??
・バリバリと荒々しく明るい音
・音量のダイナミクス幅が広い、強奏の威力がすごい!
・古い楽器なので金属の腐食が・・・(「腐っても鯛」なので仕方ないですが)
・運指はサックスに似ているが第2オクターヴの親指が面倒
左右の親指に合計3つあるオクターヴキーを切り替えないといけない
・キーアクションが深いので、ローラーがほとんど機能しない。
サックスの指でダブルリードを吹くという不思議な感じですが、
とってもダイナミックで威圧的な音が出せて面白いです!!
荒々しすぎる感じもあるし繊細な音はコントラファゴットの方がいいですが、
音量を出すシーンではすごく存在感を発揮できます!
そして、安定した演奏には結構慣れが必要だと思いました… 。
運指が特に。第2オクターヴは親指の移動が的確でないとなかなかいい音がしません。
でも自分はそういう慣れは結構早いので、今のうちに慣れて安定しまえば、
サリュソフォンを使いたいというこだわりのある本番がどこかであれば呼んでもらえたりするのかなとか考えたりも^^;
あいかわらず器用貧乏な隙間産業ですがw
ただ楽器が古いので結構金属臭が手につくのが難点
ファゴットとの持ち替えはしたくないなぁorz
まぁでもしばらく慣れてみようと思います!
色々と自分にしかできないことを広げて価値を高めていきたいです!