Wolf製ファゴッティーノ・FG8plusの紹介4
Wolf製C管ファゴッティーノの紹介の続きです。
ロングジョイント
ファゴット・ファゴッティーノのロングジョイントの比較です。
・親指キー側
・小指キー周辺
他のジョイントに比べてファゴットとの違いが大きい部分で、バロックファゴットよくに似たキー構造になっています。
親指LowD、小指LowD#はファゴットと同じですが、LowCはキーではなく指孔に変わっています。そしてベルにキーがないため、LowB(H)キーのように見えるのが実はLowBbキーの役割をしています。つまりLowB(H)はキーがないために出す事ができません。指孔も含まれつつそれぞれ連動しない独立したキーのため、親指で確実に押さないといけないので少し操作が大変です。またLowC#キーもなく、LowC#を吹くときはC孔をハーフホールにする必要があり、こちらもかなり困難です(不可能とは言いませんが、吹けないと思ったほうが良いです)。構造簡略化のために操作が難しい部分となっていますが、低音域はあまり使わないと思うので大きな問題はないでしょう。
次回はベルとボーカルを紹介します!
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