Wolf製ファゴッティーノ・FG8plusの紹介3 - 楽器探究|音楽ブログ|みやだい

Wolf製ファゴッティーノ・FG8plusの紹介3

    楽器探究

Wolf製C管ファゴッティーノの紹介の続きです。

ダブルジョイント

ファゴット・ファゴッティーノのダブルジョイントの比較です。

・指孔側FG8plus・ダブルジョイント

・親指キー側FG8plus・ダブルジョイント

ダブルジョイントもほぼ半分サイズになっていて可愛いパーツです。

ダブルジョイントにはB(H),Aの指孔の他、ファゴットではキーを押さえるGキー・LowEキーも指孔になっています。キーは小指のFキー、G#キー、親指のBbキー、F#キーの4つのみで、リングキーと替え指キー類は全て省略されています。LowEのウィスパーキー連結(そもそもウィスパーキー機構がない)や、F-F#連結もなく、キーアクション自体もシンプルな構造となっています。

ストラップリングは付いていますが、ハンドレストが付いていないため楽器の固定がしにくいです。U時管キャップは外せませんでしたが、Fg5モデルでは金属製のU字管はなくコルクで塞いだ構造になっていたので、それと同じ構造と思われます。底が開けないので、フルートの掃除棒のようなもので水分を取ります。

運指については、BbがBbキーを使わずクロスフィンガリングでも出せたり、G運指+LowEキーでF#が出せる(E-F#トリルもできる)など、ファゴットよりもバソンやバロックファゴットに近くなっています。

次回はロングジョイントを紹介します!

   

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Written by みやだい

ファゴットが好きな「みやだい」です。コントラファゴットやファゴッティーノやバソンも所有。真面目マイペース平和主義、前向きでいたい。
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