Wolf製ファゴッティーノ・FG8plusの紹介5
Wolf製C管ファゴッティーノの紹介の続きです。
ベル
ファゴット・ファゴッティーノのベルの比較。
ファゴットのベルの径を小さくして半分の長さにした形状で、独特の曲線のくびれの輪郭も同じように付けられています。ベルリングはドイツに多いプラスチックリングタイプ(対:金属リング)ですが、塗装もベルと同じ色になっていて一体成型のように見えます。内径はジャーマンベルのファゴット同様に開いていません。ロングジョイントでの説明の通り、最低音のキーはここには付いていません。
ボーカル
ファゴット・ファゴッティーノのボーカルの比較。
約半分の長さ、曲がり方はアルトサックスのネックのような形状になっています。ウィスパーキーの孔も空いていますが、ウィスパーキー機構がなくて開けっ放しの状態になります。(このことについては別途解説します)材質の金属断面はファゴットのものより若干厚めです。材質やメッキは不明ですが、年月が経つにつれて銀色だったものが徐々に黄色っぽく変化しました。先端の径(外径)はファゴットのものより若干細いので、ファゴットのリードだと緩いのを糸を巻いたりした方が安定した音が出ます。
過去記事
ここまで各ジョイントの説明をしてきました。
※今までの記事はタグ:C管ファゴッティーノ特集でたどれます。
次回はリードについて書く予定です!
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