【演奏会後記】東京リサーチ合奏団 第39回定期演奏会
昨日は東京リサーチ合奏団の第39回定期演奏会でした。雨にも関わらず多くのお客さんに来て頂けました。
お知らせしたとおり曲目はこんな感じです。
・タンホイザー序曲(ワーグナー)
・組曲「真夏の夜の夢」(メンデルスゾーン)
・交響曲第1番(ブラームス)
アンコール
・ハンガリー舞曲より第1番、第6番(ブラームス)
団体としては吹奏楽団なのですが、全くそんな感じではないですよね(^^;)いつもオケだと思って吹いてます。曲目柄、全体的に金管は大きく出す部分以外はほとんど目立たず、木管・ホルンサウンドが中心というのも大きな違いです。編成全体的に只者ではない方々が居るので、本当にセンスの塊という感じで、自分なんかが居てもいいのかなと思ってしまいます(^^;)
そういえば、当日コンマスさんから弦楽器の超弱音部分を吹くClに対して、「音を出さずに吹け!」という指示が飛びました。十数人いるクラリネットみんなでそれを実行すると、実にきれいなかすかな音がホールに響くのです。色々と考えさせられるエピソードでした。
今回はコントラファゴットで、緊張感のある弦的な分部分から、ブラ1では元々バリバリ吹くべき部分まで、比較的集中して頑張ることができました。周りの音に聞きほれてすっとばした箇所もありましたが・・・(^^;)今回は弱音や苦手な動きに対して運指や吹き方を工夫できて、一歩前進できたと思います。大きくて豊かな響きのサウンドの一番下で吹くのは本当に気持ちよい楽器です。たくさん吹くので例によって頭が痛くなったりもしましたが。今回もブラボー頂けてよかったです。
リハーサル風景
打ち上げでは近藤先生がリサーチは吹奏楽団には珍しく、ワーグナーはワーグナーの、ブラームスはブラームスの音がする、とおっしゃっていました。自分にはまだまだ分からないのですが、この団体の特有の様々な要素が、一般の吹奏楽団とは一線を画すこわだり・味を出せているのかなと思いました。
来年は40回の節目ということで、すみだトリフォニーホールで大きなプログラムを予定しています。今回も比較的大変な曲目でしたが、もっと大きな曲目で、オケオリジナルプラスアルファのアレンジ。次回は例年以上の大きな挑戦となりそうです。
青砥駅前のヴァイオリンを弾く人の像。傘の一部?