【演奏会後記】新宿区吹奏楽団 第35回定期演奏会
先週吹奏楽の演奏会を終えました。
元々所属していたP団体との関連がある団体のために例年出演させて頂いてましたが、コロナ禍やしばらくファゴットの団員さんが居たようで数年空いて久しぶりの出演でした。
例年の新宿文化センターが改修工事をしているために今回は浅草公会堂での演奏会となりました。また来年も同様の予定です。
・演奏会リハの様子
今回の曲目は当団が過去に演奏した曲で構成したプログラムでした。特にメイン曲の広瀬勇人先生の「バベルの塔」はもう10年ぐらい前だったと思いますが良く覚えています。別の委嘱作品の時の先生直接のご指導等もとても印象に残っています。
本作は師である作曲家ヤン・ヴァン・デル・ロースト氏に捧げた曲です。旧約聖書に基づいて、ノアの箱舟の大洪水の後に塔を建設し始めた人間達に危惧を抱いた神様が混乱させて断念させた、というような神様の力を示すようなお話です。
塔の建設の様子、集まった人々の様子、神様の力などをサウンドで表したドラマチックな作品です。最初から低音楽器の淡々とした重々しいサウンドでテーマを提示して緊張感がありました。
広瀬先生の作品も、それこそロースト(、スパーク、リード、バーンズ)等のようにファゴットの主体的な存在意義を感じやすい曲だと感じていて楽しんで演奏、表現をすることができました。
話が飛びますがポップスステージは被り物など大胆な衣装で盛り上げるのが当団の特徴です。先生の衣装も毎年話題になります。楽しい演出にできたと思います。マリオでブラボー頂けましたね、やはり親しみのある曲は良いんですね。
個人的にはコロナ罹患によって終盤の練習にあまり行けなかったので少し余裕が無い演奏になってしまいましたが、過去に演奏した曲が多かった事にも助けられました。無事に終えてほっとしています。
・浅草公会堂前
外の浅草の町では外国人観光客がとても多くて驚きました。そういう人たちにももっと気軽に観てもらえたらいいなと思います。
・外国人でひしめく仲見世通り
新宿区吹奏楽団 第35回定期演奏会
【日時】2024年4月13日(土) 開場12:30、開演13:00
【会場】台東区立浅草公会堂・大ホール
【指揮】石津 成人
【入場料】無料
【曲目】
■第1部 シンフォニック ステージ
ハンティンドン・セレブレーション/P.スパーク
マーキュリー/J.ヴァン=デル=ロースト
さくらのうた/福田 洋介
バベルの塔/広瀬 勇人
■第2部 ポップス ステージ
ディスコ・キッド
不思議の国のアリス
スーパーマリオブラザーズ
青春の輝き
ノートルダムの鐘
■アンコール
蘇州夜曲
Get in on ~黒い炎~