【演奏会後記】東京リサーチ合奏団 第45回定期演奏会 - 演奏会後記|音楽ブログ|みやだい

【演奏会後記】東京リサーチ合奏団 第45回定期演奏会

    演奏会後記

土曜日に吹奏楽団の演奏会を無事終えました。

・この時期らしい梅雨空のホール前、モーツァルト像ホール前

例年コントラファゴットで出ていたのですが、今回は10年ぶりのファゴット。当時はこの団体の様々な独特な要素に対応できず色々と悔しい思いもしましたが、今回は特に緊張せず落ち着いて演奏でき、リベンジができたと思います。

・ステージ上のファゴットステージ上

今回は編成が縮小し、コントラファゴット、コントラバスクラ、バスサックス、ソプラノサックスが不在でした。指揮者の先生が変わって3年経ち、少しずつ変化していくのかなとも思います。

チューバ協奏曲。ソリストは関西らしいお人柄で楽しく練習してきました。チューバと言うと吹奏楽ではBb管の低くて太い楽器をイメージしますが、ソリストはおそらくオーケストラで使われるF管です。そのため音域が高めで、ソロということもありユーフォニアムと同じような音域も使っています。高い音からペダルの低い音域までの幅広い音域、柔らかい響きの滑らかなメロディーや、カデンツでは声を重ねた特殊奏法など、様々な表現を聞くことができました。アンコールはコールアンドレスポンスという新鮮な体験でした。

イタリア奇想曲。こちらはこの団体の特徴でもありますが、完全にオーケストラの感覚で演奏しました。そのためファゴットとしての聞かせどころもしっかりあり、楽しんで表現しました。本編ラストの1812年、こちらもオーケストラサウンド。ほぼファゴットのままの譜面ですが元々ある連符の部分は少し苦労しました。終盤は金管、バスドラム、鐘のバンダも加わり派手な演出となりました。

アンコールはウエストサイドストーリーのシンフォニックダンスからの抜粋でした。変拍子の部分はかなりややこしく苦労しました。こちらも後半のマンボはバンダも加わり活躍、盛大に終えました。

オーケストラのサウンドをコンセプトにしていてオーケストラに近い感覚で演奏する吹奏楽団。前述の通りリベンジできて自分の成長を感じられたこともあり、有意義な演奏会でした。ブラボー頂いたのでお客さんにも楽しんでもらえたのだと思います。

・演奏会チラシ演奏会チラシ

東京リサーチ合奏団 第45回定期演奏会

【日時】令和元年6月22日(土) 開場 14:00、開演 14:30
【場所】かつしかシンフォニーヒルズモーツァルトホール
【指揮】鈴木 聡
【ソリスト】Tuba:吉野 竜城(関西フィルハーモニー管弦楽団 首席チューバ奏者)
【入場料】1,500円
【曲目】
L.バーンスタイン:キャンディード序曲
P.グレイアム:ゲールフォース
八木澤 教司:チューバ協奏曲 チューバ独奏:吉野 竜城
P.チャイコスフキー:イタリア奇想曲
P.チャイコスフキー:祝典序曲『1812年』
アンコール=バーンスタイン:ウwストサイドストーリー シンフォニックダンスより演奏会チラシ

   

↓拍手ボタンがとても励みになります。


みやだいのプロフィールアイコン

Written by みやだい

ファゴットが好きな「みやだい」です。コントラファゴットやファゴッティーノやバソンも所有。真面目マイペース平和主義、前向きでいたい。
X → @iadayim



記事へのコメント

\コメントを書く/

※絵文字は対応していません。
※攻撃的、乱暴なコメントはしないで下さい。

名前 (必須)

コメント (必須)