【演奏会後記】ヨコハマベイフィルハーモニー 第4回定期演奏会
日曜日にヨコハマ・ベイ・フィル第4回定期演奏会を終えました。
会場は蒲田のアプリコ。施設は想像以上に新しくてきれいで、素直な響きで良いホールです。
・会場のアプリコ
・リハーサル風景
今回は松本宗利音先生が別本番と重なったため、後輩の神成大輝先生の指揮です。
セビリアの理髪師は2nd。元々チェロ的な速い八分音符が多くて苦労していましたが、練習の途中段階で演奏する版が変わった関係で追加された連符が難しく、最後の練習から2人で分担することにしました。
オーボエ協奏曲は降り番、ベイフィルとしては初めてのコンチェルト。GPや本番も舞台袖で聞いていましたが本当に良い雰囲気、素晴らしい演奏でブラボーでした。
メインのチャイ5は1st、シビアな部分も多くて苦労してきた曲です。3楽章が終わるまではシビアな目立つ部分があり気が抜けません。特に3楽章は終始目立って流れを作る役割。2,3楽章には運指や音のツボが難しいソロもあり、うまくいかずに最後まで悩みました。そして4楽章は休みが少なく吹き続けの譜面(譜めくりもできない…)でとても疲れます。
・ステージ上のファゴット
シビアな部分がある演奏会はいつもなら失敗を恐れてそのことをずっと気にして、そこに意識を持って行かれてしまいます。今回は「失敗する事よりも本気で表現しないことを恐れよう」と思って挑みました。消極的になってたらこの難局を乗り越えられないと思ったのと、最近別団体で複数の音楽仲間が亡くなった事の影響もあるかもしれません。
色々ありましたが、緊張感の中で緊張に負けずに強い気持ちを保って音楽に向き合うことができました。全力を出して自分でもびっくりするぐらい大汗かきました。終わってみると疲労感と共に大きな達成感を得られました。
今回は横浜を出てアウェイの中でも沢山の集客ができました。色々な話からお客さんとしても良い演奏会になったようです。遠くから手伝いに駆け付けてくれた人もいます。様々な面でどんどん良いオケになってきていると思います。自分としても様々な経験をさせてもらっています。
・演奏会パンフレット
ご来場いただいた方々、ありがとうございました。そして演奏会開催にあたり実行局を中心に様々な動きをしてくれた人達もありがとうございました。
次は8月のアンサンブルと12月の第九です。アンサンブルの1つはKV292(FgとVcのソナタ、Fg二重奏)をやる予定です。第九も多分1stなので大変、去年の大さん橋での演奏はyoutubeにも上がっています(^^;
ヨコハマベイフィルハーモニー 第4回定期演奏会
【日時】2018年7月15日(日) 開場13:00/開演13:30
【場所】太田区民ホール アプリコ大ホール
【指揮】神成 大輝
【ソリスト】オーボエ:近藤菜実子
【入場料】1,000円(全席自由)
【曲目】
・ロッシーニ/セビリアの理髪師
・モーツアルト/オーボエ協奏曲
・チャイコフスキー/交響曲第5番
アンコール
・シベリウス/カレリア組曲より「行進曲風に」