【演奏会後記】ヨコハマベイフィルハーモニー 第5回定期演奏会 - 演奏会後記|音楽ブログ|みやだい

【演奏会後記】ヨコハマベイフィルハーモニー 第5回定期演奏会

    演奏会後記

昨日はヨコハマベイフィルの第5回定期演奏会を無事終えました。令和初の演奏会となりました。

演奏会の様子

会場は横浜市金沢公会堂、普段乗らない京急線に乗りますが、貴重らしいドレミファインバーターの音を聞くことがでたのが印象的でした。会場は今年リニューアルしたばかりの真新しいホールでした。設備が新しくきれいで、よく響く良いホールでした。開演前から沢山のお客さんが並んでいるのを見て緊張しました。

今回の曲目はドヴォルザークのチェロ協奏曲と交響曲第8番、アンコールもスラブ舞曲第2集(Op.72)の8番という、ドヴォルザークづくしでした。いずれもオーケストラ特有の緊張感の中で柔らかいファゴットの響きを描くことを楽しみました。

・リハーサル時のステージ上ステージ上

・客席客席

チェロ協奏曲は個人的にオーケストラで最も好きな曲の1つです。藝大大学院在学中の若手ソリストの伊石昴平さんの堂々とした素晴らしい演奏が響きました。この曲はオケとしてはソリストの表現する流れに合わせてアンサンブルする事が重要な要素でした。ドヴォルザークらしく1stだけでなく2ndにもソロ的な重要な動きがあり、特にソリストと絡む所は緊張感があり頑張りました。打ち上げ前にはサインをもらいました。若きソリストの今後の活躍とまた共演できることを願います。

・伊石さんのサインサイン

交響曲第8番も名曲ですね。協奏曲もですがフルートがよく活躍する曲です。こちらは1stを吹き、協奏曲よりも集中力を発揮できたと思います。特に3楽章は、新世界の2楽章のような哀愁を帯びた民族的な雰囲気でドヴォルザークらしさを感じて好きでした。様々な緊張感を乗り越えての4楽章ラストの盛り上がりの熱量は印象に残っています。全体的には協奏曲同様にファゴットの響きが所々目立つ所があり、緊張感もありながら楽しんで表現できました。

終わりに

無事終えてほっとしました。盛り上がり色々な人と話ができた打ち上げも含めて楽しい演奏会となりました。やっぱりオーケストラは楽しくやりがいがあります。純粋に演奏する事、人と関わる事が楽しいから音楽をしている、そんなことを再認識できました。

今回は本番までの練習期間が短く、圧縮した練習日程をこなして迎えた演奏会でした。協奏曲もアンサンブル力アップにつながっていればと思います。次回は来年にみなとみらいホールで第九全楽章の演奏という大きな挑戦になります。大きな演奏会に向けてさらにステップアップして頑張って行きます。

・パンフレットパンフレット

ヨコハマベイフィルハーモニー 第5回定期演奏会

【日時】令和元年5月12日(日) 開場 13:00、開演 13:30
【場所】横浜市金沢公会堂
【指揮】松本宗利音
【ソリスト】Vc:伊石昴平
【入場料】1,000円、全席自由
【曲目】
ドヴォルザーク/チェロ協奏曲
ソリストアンコール:J.S.バッハ/無伴奏チェロ組曲 第3番BWV1009 ブーレ
ドヴォルザーク/交響曲第8番
アンコール:ドヴォルザーク/スラブ舞曲Op.72 第8番

   

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Written by みやだい

ファゴットが好きな「みやだい」です。コントラファゴットやファゴッティーノやバソンも所有。真面目マイペース平和主義、前向きでいたい。
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