【簡単手作り】桐箱を使ったファゴット用リードケース作り
桐箱を使ってファゴット用のリードケースを作りました。とても簡単でしたのでその方法を紹介します。
はじめに
以前コントラファゴット用のリードケースを買ったのですが、それが桐箱でできていてとても魅力的な製品で愛用しています。
【関連】
それをヒントに今度はファゴットのリードケースを作ってみようと思い立ちました。
桐の素材については以下特徴があります。
【メリット】軽いこと、湿度の調整ができること
【デメリット】木に傷がつきやすいこと、プラスチックよりも厚みがあること
準備
素材
桐箱入手のためにネット上で色々探して、「桐箱屋さん」というサイトを見つけて箱を買いました。
箱の寸法にバリエーションが多いのが特徴で、内寸を元に選べるのでフィットしたものを見つけることができます。
必要となる寸法を測りました。
ファゴットのリードの長さは約55mmなので、ケースの高さは70mmぐらいあると良いかなと思いました。リード先端の先に多少余裕がある方が安心です。
厚みは主なラインナップが20mmが最小なのでそれにします。横は5個~6個入りになるサイズで探しました。
結果として、内寸 W110,D70,H20(各mm)のケースに決めました。
・選んだ桐箱
価格は561円で、送料は990円(東京都)で実際には他の箱も同時購入しています(別ブログで書きます)。
【箱の構造について】
底側の内側が飛び出た形の箱を「ホンインロウ」(本印籠)というようです。
・ホンインロウの底とフタ(参考用に別サイズの)
一般的なリードケースのように蝶番とフックが必要と考えていましたが、届いて実物に触れて不要と感じました。フタをはめると角度が真正面でないと入らないし、摩擦があって十分外れにくいのです。(心配ならゴムベルトを巻く等して下さい)
木の素材のバリ取りはどうかなと思いましたが、ヤスリがけもしなくて良さそうです。木の香りが強かったですが、何日か放置したら抜けました。
あとは過去に購入したリードホルダー(リードリボン)を用意しました。ファゴットのスタンド等で有名なリーズンスタッフ製です。下記サイト(JDR)ならば1650円(50cm,約28本分)+送料です。
・リードリボン
工具
工具は両面テープとカッターを用意します。普通のカッターで良いのですが、きれいに切るために念のためにゴムスポンジカッターを買いました(下記ショップで507円+送料250円)。
・ゴムスポンジカッター
作る
リードホルダーを必要な長さに切ります。今回は内寸幅に合わせて110mm(=11cm)です。
少しでも長いとたわんでしまうし、短いと端のリードが扱いにくくなるので、現物合わせでぴったりの長さにします。
カッターで調整、スポンジはまっすぐ切りにくいものですが多少は仕方ないですね。
・リードリボンをカット
リードを置いてみて貼り付ける位置(高さ方向)の目星を付けます。第1~第2ワイヤー辺りにしました。
・リードを置いてみる
裏側に両面テープを貼ります。これが反りやすくて平らに貼るのが難しいのですが…、まあ大体で良いでしょう(^^;)。接着剤を使う方法もあります。
・両面テープ付け
あと横も貼って固定した方が良いです。その方が端のリードを扱いやすいです。
はい完成、簡単ですね!
・完成
・リードを入れてみる
蝶番、フック無しで済むのは本当に楽です。
・フタはしっかり閉まる
大きさは一般的な5個入りのケースより一回り大きい感じですが、特に厚みは大き目になります。内寸厚みは15mmでも良いのかな?(未確認)
・大きさの比較
※これとは別に2列配置の12本入りも作る予定です。
おわりに
桐箱を使ってファゴット用の6個入りリードケースを作りました。シンプルながら木目もあり桐の質感がとにかく美しくて良いですね。
プラスチックケースやお菓子等の缶ケースを使う方法もありますが(空気穴が必要)、桐箱のような木の箱の方が高級感があります。
自分で手作りすると愛着が湧きます。とにかく簡単ですのでぜひ作って見て下さい。
・他の箱も今後紹介します(今回のは左上)
【追記・関連ブログ】