【演奏荷物改善】(4) 譜面台とケース、Fgスタンドケースの軽量化の検討(ボツ案)
腰痛をきっかけとした荷物の軽量化検討について、今回は「譜面台」や「譜面台ケース・ファゴットのスタンドケース」の軽量化の検討について書きます。
検討1:譜面台の軽量化
概要
現在使用している譜面台(メーカーや型番不明)は実測で
- 譜面台単体 637g
- ケース 83g
で合計700g+αぐらいです。これでも持ち歩きに適したかなり軽量なモデルですが、さらに軽量な製品がないか探してみました。
色々検索した結果、こちらが最軽量の譜面台だと思います。
KC(キョーリツコーポレーション) MS-1AL BK 譜面台
アルミ製で本体重量が432g(!)と非常に軽量な譜面台です。大体フルート1本分の重さです。
折り畳み時の長さは47cmで、最もコンパクトな物よりは少し長めで軽量化優先という感じです。
検証
KC MS-1AL BK について各ECサイトのレビューを見ると、
- 色んな製品を探した人によると、この製品が最軽量
- 重い譜面(どの程度かは不明)だとちょっと不安定
- 軽すぎるので野外には向かない
- 丈夫さは微妙というレビューもあり
- ケースは期待しない方が良い
※各ユーザーの主観のため参考程度に
やはり「軽さと安定性のトレードオフ」ということになります。
譜面台は演奏時にほぼ毎回持っていく物であり、毎回軽くなることの恩恵を受けます。腰痛対策のためにできるだけ軽くしたいところですが、約200g(0.2kg)のためにここまでやるかどうか悩みどころです。
実際に現在の譜面台でも十分軽いしこれで良いと思えているし、スマホ等が入った基本荷物のサコッシュを吊り下げると、これ以上本体が軽いと厳しいかもしれないと感じました。
自分の場合は、譜面台が不安定になることで演奏に集中できなくなるのは良くないと思ったため、保留にしました。
検討2:譜面台ケース、Fgスタンドケースの軽量化
概要
次に譜面台ケースとスタンドケースの軽量化を考えました。
現在は軽量なナップサック(40g)の中にそれらを入れていますが、それらのケース自体もナップサックに変えたらどうか?と考えました。つまりナップサックを2重にすることになります。
心配なのは強度ですが軽くて安いことがメリットだと考えられます。
…まぁそこまでやるかという話ではありますが。軽量化の執念みたいな感じですね。重たい楽器であるし腰痛だし、念のためできる限りは検討しておきたいです。
薄いナップサックなので強度が落ちる事は要注意です。譜面台の曲がり、壊れる、塗装が剥げるなどが考えられます。ナップサック自体は安いし、破けたら交換すればよいかなと思いました。
検証
ナップサックに譜面台を入れてみたところ、外から触れた時に形状が結構トゲトゲしていると感じました。ナップサックは薄くてフレキシブルな素材であるため、形状の突起を吸収することができませんでした。
そのため、隣り合うスタンドや外側のナップサックなどの入れ物にダメージを与えたり、譜面台本体も外からの衝撃から守ることができないと感じました。譜面台は結構やわな構造です。
ナップサックを使わない場合でも、例えばコントラファゴットのギグバッグのポケットに入れるのも同様にやめておきたいと思いました。吊り下げるのも構造上厳しいし手間がかかり扱いづらいです。
従って譜面台自体を直接ナップサックに入れることは望ましくない、という結論になりました。ちゃんとした譜面台ケース(ある程度厚みがあり形状を吸収できる)の意義を再認識することができました。
ファゴットのスタンドについても全く同様です。
・譜面台とケース
おわりに
少しでも軽量化するための執念のような話でしたが、いずれもボツ案になりました。でも無駄な試行だったとは思っていません。
譜面台やスタンドのケースにどの程度の強度が必要であるかを改めて考え、やはり既製品がしっかりしているということを再認識するきっかけになりました。
(第4弾・終)
★この先は主にコントラファゴットのスタンドを扱いやすくすることを検証していきます。
【次の記事】
【前の記事】