現場を見てほしい!文科省による学校での演奏の自粛要請について思うこと
吹奏楽、管弦楽でファゴットを吹いて豊かに生きている「みやだい」といいます。
新型コロナウイルス第6波オミクロン株の感染が広がる中、文科省から吹奏楽活動の制限に関わるかもしれない気になるニュースが出てきました。
■【コロナ対策】学校での合唱・演奏・調理実習を自粛要請へ
【コロナ対策】学校での合唱・演奏・調理実習を自粛要請へhttps://t.co/V6D03bQRtH
— ライブドアニュース (@livedoornews) February 4, 2022
文科相は4日、新型コロナの感染対策として、学校での合唱や管楽器の演奏、調理実習などの教育活動を控えるよう都道府県に通知する意向を示した。 pic.twitter.com/EtOOWjnpim
「特に感染リスクの高い教育活動」として「合唱、管楽器の演奏、調理実習など」を挙げています。これは授業の範疇の意図かもしれませんが、部活動として「激しい呼気を伴う活動」が含まれ、暗に吹奏楽を差しているとも解釈できます(明言してないという意見もあり曖昧な状態です)。
要請範囲に調理実習を含むため、口を使う活動全般という安易な括りという印象を受けます。文科省が吹奏楽現場をどこまで理解しての判断なのか気になります。
- ヤマハの実験で演奏自体ではほとんど飛沫が飛ばないという結果がある
- 距離、換気、ガード、会話時はマスク等慎重に対策してる
- 目立ったクラスターは発生していない
私は直接教育現場を見ているわけではありませんが、少なくとも大人の一般団体での慎重な活動実態を知っていますし、各学校団体のツイートを見たり教育現場の知り合いの様子からも慎重に苦心して活動している様子が伺えます。
この件は吹奏楽関係者の間でも大いに反感を受けています。それは単に自らの活動を正当化するためではなく、現場の努力に対して文科省の理解度を疑問視しているためでしょう。
文科省は本来、安全な活動をするための指針を示し徹底を促す立場なのではないでしょうか。確かにオミクロン株の急拡大は厄介ですが、今はもう現場の対策が追いつかないほど悪い状況になったということなのでしょうか。そして現状の曖昧な説明には吹奏楽も含まれるのでしょうか。ぜひ詳細な説明をしてほしいです。
今回の件は子供たちや先生方が気の毒でなりません。現実の上でどうしていくか考えないといけないとはいえ、関係者はかなり疲弊している厳しい状況ではないでしょうか。
【関連】学校での合唱、演奏、調理実習を自粛要請へ コロナ対策で文科相意向 [新型コロナウイルス] [オミクロン株]:朝日新聞デジタル