一体いつまで続くのか、新型コロナウイルス感染拡大について

中国の武漢が発端とされる新型コロナウイルス（COVID-19）が猛威を振るっています。この事は連日トップニュースとして報道され、日常生活にも影響が出ています。備忘録として後で見て分かるように客観的にまとめてみます。

年末に武漢から広まり始めたとされる新型コロナウイルス、感染力が非常に強く、中国では多数の感染者と死者が出ています。日本では、1月に武漢から渡航した中国人や、武漢からの観光客を乗せた日本人バスの運転手から感染例が現れました。そして2月に日本に帰港したクルーズ船ダイヤモンド・プリンセスで一気に人数が増えました。香港で下りた乗客が感染していたことが発覚し、船内で隔離状態だった乗客からも次々と感染が見つかりました。完全隔離される前の乗客同士の濃厚接触や、室内に隔離された長期的な閉鎖的環境も問題になりました。

以後毎日のように感染者の増加が報じられていき、高齢者を中心に死者も出てきました。もはや感染経路を特定することは困難となりました。検査対象の条件が厳しいPCR検査が進まない現状もあり、実際にはもっと沢山の人が感染し、市中感染が起きている可能性もあります。

感染力が高いため、手洗い、うがいとマスクの使用が奨励され、不要不急の外出の自粛が呼びかけられています。マスクは在庫不足になり、高額転売が問題になりました。デマ情報に踊らされてティッシュやトイレットペーパーなどを買い占める例もあるようです。街からは人の姿が少なくなりました。自分自分も本音として、なるべく外に出たくない、人の多い場所に行きたくない、物に触れたくないと思っています。満員電車や職場自体も濃厚接触の機会となるもので、時差出勤、在宅勤務やテレワークが進んでいます。

1/26には政府から2週間の大規模イベントの中止や延期の要請が出されました。その前からテレビではアーティストのライブなどの大規模なイベントの中止や、野球や競馬などを無観客で実施することが報道されています。Twitterを見ていると演奏会の中止、延期の知らせがどんどん流れてきて異常事態であることを実感させられます。吹奏楽のアンコンの全国大会も中止になりました。自分自身への影響としても、今週末と来週末の練習が、団体の判断や会場都合で中止となりました。東日本大震災に匹敵する、前例のない事が起きています。

追って1/27には、政府から全国の学校に3/2から休校とする要請が出されました。急すぎるという批判もあり賛否両論があります。授業数不足の問題や、卒業式が開催できなかったり、入学式も中止を決定したり、子を持つ親の負担など様々な問題が生じています。人の多く集まる東京ディズニーリゾートやユニバーサルスタジオジャパン等は閉園を決めています。感染者が多い北海道では対策に積極的で、今週末の外出自粛要請まで出ています。

様々なイベントが自粛ムードになっており、経済への影響が心配されます。このような状態がいつまで続くのかは全く未知な状態ですが、ここ2週間が感染者が急増するかどうかの分かれ目の期間であり、今は我慢をするしかありません。何よりも今年最大のイベントである東京オリンピックがどうなるのかが気がかりです。オリンピックは戦争以外で中止した例はないとのことです。無事に収まってまた自由に外出でき、様々なイベントが当たり前のように行われるようになる、そんな日が早く来ることを願うしかありません。