ヴァイオリンのように肩にかかえて弾くチェロ、ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラ
■Sergey Malov plays exerpts from Bach`s 6th Suite on Cello da Spalla
これは「ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラ」という18世紀に使われていた楽器です。
訳すると「肩掛けチェロ」という意味だそうです。要するに立奏用のチェロみたいなものですね。
大き目の弦楽器をヴァイオリンやヴィオラに近い構え方で弾いているのは何とも新鮮です。
チェロとしては小型ですが胴体はかなり厚みがありますね。
音色はなかなか美しい響きがして引き込まれます。個人的にはチェロよりも好きかもしれません。
弦が5つあるのはヴィオラ同様にハイポジションが難しいからですかね。
脚で挟んで弾く「ヴァオラ・ダ・ガンバ」などと共に衰退した楽器らしいですが、とても魅力的だし立奏用のチェロとして使ってみると面白そうですね。
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