【動画紹介】コントラファゴットによるサン=サーンスのソナタ ~ 歌い込んで表現できる楽器と再認識
サン=サーンス作曲のファゴットとピアノのためのソナタ、その1楽章をハープと共にコントラファゴットで演奏している演奏動画を見つけました。
■Saint-Saëns Contrabassoon and Harp
コントラファゴットでもこのような繊細で優美な演奏ができるんですね。独特なハスキーな音色で、滑らかで表現力に富んでいて聴き入ってしまいます。
コントラファゴットでも高音域を安定的にスムーズに演奏できるようになりたい。そしてこんな風に歌い込んでしっかり音楽表現をできるようになりたい。そう思わせてくれた演奏です。
コントラファゴットの高音域はファゴットとは運指が異なっていて1つ1つ覚えて慣れる必要があるし、ファゴットと比べてそれほど多く出てこないため、どこか意識が薄れていました。
でもこのような魅力的な演奏もできるなら、しっかり向き合わないといけないと思わされました。
コントラファゴットはオケ全体やセクションの一番下で支えるとか、低音セクションの補強とか、深みを増すとかそういう意識で演奏することが多いです。
でもファゴット同様に1つのソロ楽器として歌い込むことも可能なはずですよね。そう思うとイメージが変わり世界が広がるし、ちゃんと表現する楽器として向き合う意識を持ちたいです。
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