2nd奏者の役割を再認識 ~ 「題名のない音楽会」でセカンド奏者特集
本日の「題名のない音楽会」は「セカンド奏者のすごさを知る休日」と題した内容でした。
今週9/18(土)「題名のない音楽会」は「セカンド奏者のすごさを知る休日」!楽団の編成においてファーストに並んで「セカンド」というポジションがあることをご存知ですか?今回はセカンド奏者たちの涙ぐましい献身っぷりを特集!こういう人がいるからバランスが保たれます!https://t.co/5Mc4uGmF22
— 題名のない音楽会 (@daimeiofficial) September 15, 2021
通常2ndは1stと比べてあまり目立たないイメージがあります。番組ではあまり知られていない2ndの役割がどんなものなのかを紹介していました。
2ndの役割として以下の例が挙げられていました。
- 1stの3度下のハモリが多い
- 1stの邪魔ををしないように引き立てる
- 低い音域の楽器ともアンサンブルする
- 1stにはない動きで流れを作る
- 持ち替え楽器はキャラクターを変え主体的に
- 異なる役割を行ったり来たりする
- 時には1stを煽る
周りとアンサンブルしてオケ全体がスムーズになるような演奏、1stを引き立てるための演奏(オーボエは特性上難しい)、時には主体的に音楽の流れを作る、時には1stをコピーしてと同等に演奏する等、多彩な役割がありました。
2ndは単に目立たない脇役というわけではなく、むしろ高い意識的・技術的なスキルが必要なのだと感じさせられました。自分というよりオケ全体のために、そこに喜びを感じている事も分かりました。
そしてファゴットという楽器自体の役割や魅力も「2nd」的なものだと感じました。あまり目立つ事はないけど周りを気持ち良くすることに徹し、ソロが来たらしっかり主体的に吹く。観ていてしっくりくるものがありました。
・演奏会前の楽屋のファゴット2本
独特だけど素晴らしい着眼点の特集だと思いました。これでオーケストラの聞き方も変わってより楽しめます。演奏する側としても2ndの重要性を再認識でき、2ndスキルも磨かなければと刺激になりました。
「セカンド奏者のすごさを知る休日」
— 題名のない音楽会 (@daimeiofficial) September 18, 2021
今日の『偉人たちが残した言葉』
「他人のために尽くすことで自己の力を量ることができる」
~イプセン
P.S. 吹奏楽でも各楽器やパートの役割の特集があると刺激になりそうです。