重さ約半分 ファゴット用「JDRライトケース」
ファゴットのケース紹介第1段。僕が今メインで使っているJDRライトケースについて紹介します。
ケースの重量・強度
このケースの一番の特徴はなんといっても「軽い」ことです。通常のメーカー付属のハードケースは3kgほどなのに対し、このケースは1.5kgしかありません。
この数字以上に、実際に手に持ったときの軽さの驚きは大きいです。
軽さの秘密は、材質が発泡スチロール製であること。発泡スチロールは大部分が空気ですから。その分強度はハードからセミハードに落ちますが、よほど乱暴に扱わない限りは全く問題ないと思います。何より神経質な性格の自分でも不安なく使用しています。
発泡スチロール製により水や湿気の浸入を防げるメリットもあると思います。実際台風の中を歩いても無事でした。
ケース内部について
ケース内にはベル、ダブルジョイント、テナー+ロングジョイント、ボーカル、小物入れ、ハンドレスト入れの6箇所の溝があります。
ロングジョイントとテナージョイントの間にクロスを敷いたほうが、動いてお互いを擦って傷付けることがなく安全です。
小物入れ(写真右下)には3本入りのリードケースや小型のチューナー、スワブ、クリーニングペーパーなどが入ります。
ボーカルは固定せず深さのある大きめの溝に入れるタイプなので、たくさんのボーカルを入れることができる事がメリットです(5本入れた事もあります)。1本ずつクロスに巻くとより安全です。
ハンドレストは付けたままでも入りますが、ボーカルの溝にはみ出る形になります(ボーカルが1~2本だと問題なし)。
バランサーは外す必要があります。
ポケットについて
ケース外のポケットはフタ側全面を使っていて面積が広いです。A4より一回り大きい一般的なサイズの楽譜も収納できます(FOXコンパクトケースのように曲がる事はありません)。
厚みはあまりないですが、リードケース、ストラップ、チューナー、リードナイフ等の工具類などもここに入れられます。とても収納力に優れたポケットです。
・全面がポケット
持ち手・ベルトなど
ケースには一般的な中央の位置に持ち手が付いています。ケース自体がとても軽いので、手に大きな負担なく持つことができます。
ショルダーベルトが付いていて肩にかけられます。肩掛けだと体感重量がさらに下がります。長年使うとショルダーとケース本体の固定金具が取れたりしますが、ネジが浮いたまま気にせず使っています(笑)。
ケースを開く向きの左側に簡易持ち手が付いていて縦にも持つこともできます。ただ私の身長と腕の長さの場合、腕を少し曲げないと地面に擦ってしまいます。また倒れやすいため手を離して置くことは望ましくなく、一時的に使う感じになります(でもないよりはましです)。
フタ側中央のロゴもカッコイイ♪
おわりに
このケースによって持ち運びが本当に気楽になりました!価格が他の市販ケースよりも安いことも魅力的です。付属ケースが壊れたりしてケースを探している場合、今のケースが重くて大変だと感じている場合、強度重視でなければこのケースが無難だと思います!
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