全ての機種に対応?!ダブルジョイントに専用の穴が無くても使えるバランサー
ファゴットのバランサーはストラップを付ける位置をより中央に寄せる事により、楽器の重量感や左手の負担を軽減することができる金属製のパーツです。近年は初級機種でも標準装備されているものが増えてきましたが、古い楽器は上級機種でもついていない場合があります。
バランサーを付けるにはダブルジョイント上面にひっかけて固定する小さい穴が空いている必要があります。
そのひっかける穴がなくても使えるバランサーを海外のECサイトで見つけました。
Crook and Staple : Bassoon Balance Hanger (Leather, Easy to Attach)
※画像を引用しないことにしたためリンク先をご覧ください。
2つの細い革ベルトを組み合わせた形で、テナージョイントとロングジョイントの下部で支える形になっています。装着は金属タイプより手間がかかりそうですが、これならストラップリングが斜めになっている楽器を含め基本的に全ての機種で使うことができそうです。よく考えられた構造です。
古い機種は特に学校の備品楽器どして学生さんが使っているケースが多いと思います。若い人程重量の負担軽減は重要になり、有効なアイテムに思えます。こういうものを使ってファゴットの重い、左手が辛いというマイナスイメージが少しでも減れば良いと思います。
ただ、このサイトで購入するにはちょっと勇気がいりますね…。言葉が通じるのか、ちゃんと届くのか、送料がいくらになるのか…。そこで2つの案を考えました。
1つは楽器屋さんにお願いして輸入してもらう事で、ある程度まとまった量なら取り扱ってもらえるかもしれません。もう1つはこれを参考に自作することで、それほど複雑な構造でもないので、工作が得意な人なら作れるかもしれません。
近年では必須アイテムのファゴットのバランサー。非対応機種でもこの製品のアイデアなら解決する事が出来そうです。ぜひ参考にしてみて下さい。
【参考】Crook and Staple : Bassoon Balance Hanger (Leather, Easy to Attach)