コントラファゴットのケースと運び方

作成:   更新:   カテゴリ:音楽-管弦楽・吹奏楽

コントラファゴットは大きな楽器で、コントラバスやチューバほど体積はないにしてもかなり長さがあり、重さも管楽器では最重量級です。そのため、気軽に運搬することがは難しい楽器ですが、何とか楽器を活用したいし、上手い具合に持ち運びできないかと色々と検証しました。今回は実際に私が行っている運搬方法について紹介します。

ハードケース


まず運搬の基本はハードケースとなります。今回はAmati社の楽器の場合について説明します。ハードケースは約9kg、楽器は約6kg、合計15kgを越え、長辺の長さは約1.4mもあります。
※Amatiの楽器は他のメーカーに比べるとケースの厚みが薄くコンパクトで軽い方です。

ハードケース(FgのFOXコンパクトケースと比較)
コントラファゴットのハードケースコントラファゴットのハードケース
開いたところ
コントラファゴットのケースコントラファゴットのケース
この楽器を手持ちで持ち歩くのは重さだけでもかなり困難で(持ち手が1つしかない場合も多い)、長さもあるので常に周囲に気を配らないと町を歩くこともができません。そのため基本的に、車での運搬ということになります。

・車載方法と注意点
大型のワゴン車では横に置ける場合もありますが、通常の乗用車では(後部座席・トランクに)横に置くと車の幅が足りません。そのため、車の「前後方向」に積むことが基本となります。助手席の座席を倒して後部座席~助手席のところに置く方法と、後部座席を倒して後部のトランク部分~後部座席に置く方法があります。底が平らになるように、また衝撃吸収のため、毛布などを敷いた方が良いです。トラックに積む場合は平らで安定した場所に動かないように固定し、上には重たいものを載せないようにします。

※季節に関わらず、デリケートな木管楽器なので、気温や湿度の変化する夜間に車やトラックに積みっぱなし、ということは必ず避けて下さい。

ギグバッグ(ソフトケース)


私はアルティエリ社製のギグバッグを良く利用して手持ち運搬しています。ギグバッグは強度はソフトケース扱いですが、楽器の保護を追求したクッション構造になっています。ケースだけの重さは約1.8kg、楽器込みで8kgとハードケースの半分と軽量で、手持ちでの持ち歩いたり、電車に乗ったりすることも充分可能な重さと形状です。楽器自体がスリムなため、股にはさんで電車の椅子に座ることも可能です(新幹線でも座れますが横の座席の人に配慮を)。長辺はハードケースより若干短く、乗用車後部座席に横方向に置くこともできます(但し、人が抱えて持つ等の衝撃吸収対策は必須)。

ギグバッグを開いたところ
コントラファゴット、アルティエリのギグバッグの中コントラファゴット、アルティエリのギグバッグの中
ケースには楽器本体をそのまま収納します(ボーカルだけ外す)。私は念のため衝撃吸収のため、ケース内の楽器下端のU字管部分を「気泡入り緩衝材」(いわゆるプチプチシート)で包むようにしています。ケース外部にはボーカル2本と、下部にA4サイズの譜面や小物が入る三角形のスペースがあります。持ち方は、横の持ち手の他、ショルダーとリュックのベルトが付いています。念のため接続部分は結束バンドで固定しています。あくまでソフトケースのため、超満員の電車に乗らない等、楽器への負担軽減を最優先する必要があります。

ギグバッグ外側
コントラファゴット、アルティエリのギグバッグの外コントラファゴット、アルティエリのギグバッグの外

コントラ+ファゴット+両スタンド


・コントラ用スタンドも一緒に持つ
コントラファゴットのスタンドは、しっかりした作りのAidaはとても大きくて重たく、オオハシは多少コンパクトながら重たく、手持ちで運ぶことは困難です。しかし、FOX社製の3分割のパイプ状のスタンドはコンパクト・軽量で手持ちが可能です。私はアルティエリのギグバッグと共に、このスタンドを別のバッグに入れて持ち歩いています。

※FOX製スタンドについてはFOX製コントラファゴットスタンドを参照。
コントラファゴットのスタンドの比較も参照。

・ファゴットとファゴットスタンドも一緒に持つ
実際はコントラファゴットと共にファゴットも必要な場合が多いです。私はファゴットはJDRライトケース、スタンドはアイダの折りたたみ式スタンド(F-150)と軽量・コンパクトの組み合わせで、コントラファゴット(とスタンド)と共に持ち歩いています(後日追記:リーズンスタッフに変更してさらにコンパクト軽量化)。さすがに体力に余裕がないとちょっと辛いですが、何とか持ち歩きは実現しています。※FgはFOXコンパクトケース、アクタスのケース等、重たいハードケースだと厳しそうです。

・ファゴットとコントラファゴットを手持ちで運ぶ!
ファゴットとコントラファゴットを手持ちで運ぶ!ファゴットとコントラファゴットを手持ちで運ぶ!
通常は楽団所有で車で運搬していると思いますが、私の場合は個人所有でエキストラで様々な場所で出向く関係で、手持ちという特殊な方法が発達してしまいました(笑)。何よりも貴重なコントラファゴットが活かされることが嬉しいので、これからもフットワークの軽いコントラ奏者を目指します!

【関連】日記:FOX製コントラファゴットスタンド所有楽器:コントラファゴットのページ





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