コントラファゴットのケースと運び方 ~ ハードケースとギグバッグの例
個人でコントラファゴットを所有しています。コントラファゴットは大きな楽器で、コントラバスやチューバほど体積はないにしてもかなり長さがあり、重さも管楽器では最重量級です。
そのため、気軽に運搬することがは難しい楽器ですが、何とか楽器を活用したいし持ち運び方法を色々と検証しました。今回は実際に私が行っている運搬方法について紹介します。
※2023/03/15 全体的に内容を改善しました。
ハードケース
まず運搬の基本はハードケースとなります。今回は所有するAmati社の楽器の場合について説明します。
ハードケースは約9kg、楽器は約6kg、合計15kgを越え、長辺の長さは約1.4mもあります。
※Amatiの楽器は他のメーカーに比べるとケースの厚みが薄くコンパクトで軽い方です。
ハードケース(FgのFOXコンパクトケースと比較)
ケースを開いたところ
この楽器を手持ちで持ち歩くのは重さだけでもかなり困難です(持ち手が1つしかない場合も多い)。長さもあるので常に周囲に気を配らないと町を歩くこともができません。そのため車での運搬が基本ということになります。
・車載方法と注意点
大型のワゴン車では横に置ける場合もありますが、通常の乗用車では(後部座席・トランクに)横に置くと車の幅が足りません。そのため、車の「前後方向」に積むことが基本となります。助手席の座席を倒して後部座席~助手席のところに置く方法と、後部座席を倒して後部のトランク部分~後部座席に置く方法があります。
底が平らになるように注意し、また衝撃吸収のため毛布などを敷いた方が良いです。トラックに積む場合は平らで安定した場所に動かないように固定し、上には重たいものを載せないようにします。
※季節に関わらず、デリケートな木管楽器なので、気温や湿度の変化する夜間に車やトラックに積みっぱなし、ということは必ず避けて下さい。
ギグバッグ(ソフトケース)
私はアルティエリ社製のギグバッグ利用して手持ち運搬しています。ギグバッグは強度はソフトケース扱いですが、楽器の保護を追求したクッション構造になっています。
ケースだけの重さは約1.8kg、楽器込みで8kgとハードケースの半分の重さで軽量で、手持ちでの持ち歩いたり、電車に乗ったりすることも充分可能な重さと形状です。
楽器自体がスリムかつケースが柔らかいため、股にはさんで電車の椅子に座ることも可能です(新幹線でも座れますが横の座席の人に配慮を)。
長辺はハードケースより若干短く、真四角のケースより若干斜めにも置けるので、乗用車後部座席に横方向に置くこともできます(但し、人が抱えて持つ等の衝撃吸収対策は必須)。
ギグバッグを開いたところ
ケースには楽器本体をそのまま収納します(ボーカルだけ外す)。私は念のため衝撃吸収のため、ケース内の楽器下端のU字管部分を「気泡入り緩衝材」(いわゆるプチプチシート)で包むようにしていますがそれぞれ工夫して下さい。
ケース外部にはボーカル2本と、下部にA4サイズの譜面や小物が入る三角形の広いスペースがあります。ボーカルは不安かもしれませんが、今の所曲がったりするトラブルは起きていません。
持ち方は、横の持ち手の他、ショルダーとリュックのベルトが付いています。念のため接続部分は結束バンドで固定しています(過去にFgケースのベルトが外れた経験から)。あくまでソフトケースのため、超満員の電車に乗らない等、楽器への負担軽減を最優先する必要があります。
ギグバッグ外側
スタンド
コントラファゴットを使う時にはスタンドも必要になります。車で運搬する場合は別途積む必要があります。
手持ちの場合は、しっかりした作りのAidaはとても大きくて重たく、オオハシは折り畳みできてコンパクトながら重たく、手持ちで運ぶことは苦労しますです。
しかし、FOX社製の3分割のパイプ状のスタンドはコンパクト・軽量で手持ちが可能です。私はアルティエリのギグバッグと共に、このスタンドを別のバッグに入れて持ち歩いています。
【関連リンク】
ファゴットも一緒に
実際はコントラファゴットと共にファゴットも必要な場合が多いです。車の場合は両楽器と両スタンドを積めば良いですが、手持ちの場合はどうでしょうか。
私はファゴットは軽量なJDRライトケース(セミハード、1.5kg)、スタンドはアイダの折りたたみ式スタンド(F-150)と軽量・コンパクトの組み合わせで、コントラファゴット(と前述のFOX製スタンド)と共に持ち歩いています。
(後日追記:リーズンスタッフのスタンドに変更してさらにコンパクト軽量化)。
さすがに体力に余裕がないとちょっと辛いですが、何とか持ち歩きが実現しています。※Fgは重たいハードケースだと厳しいかもしれません。
・ファゴットとコントラファゴットを手持ちで運ぶ!
通常は楽団所有の楽器を車で運搬している事が多いと思いますが、私の場合は個人所有でエキストラで都内を中心に様々な場所で出向く関係で、手持ちという特殊な方法が発達してしまいました(笑)。
何よりも貴重なコントラファゴットが活用されることが嬉しいので、これからもフットワークの軽いコントラ吹きを目指します!