【練習記】同日に第九4楽章をコントラファゴットと1stファゴットで吹いて感じたこと
たまには気軽に練習記を書こうと思います(今後も続けたい)。ベートーヴェンの「第九」は今までも様々な団体で演奏していますが、今冬もコントラファゴットにて本番に向けて練習中です。
先日は合唱・ソリスト合わせがありました。午前中はオケ単独練、午後は合唱・ソリスト合わせに続けて「公開リハーサル」という形で4楽章を通すプチ本番とでもいうイベントでした。
当日はファゴット1stの方が午後が欠席のため、私は午前は主にコントラファゴット(他曲はファゴットも)、午後はファゴット1stの代奏をするというちょっと変わった形の練習になりました。
・午前中の練習
1stは過去に演奏した事はありますが久々だったし準備する余裕はなかったのですが、覚えている感覚を頼りに演奏しました。合唱・ソリスト合わせとプチ本番ということもあり、それなりに緊張感もありました。
やはり例のソリ部分など何か所か緊張する部分があり意識や集中力を使いました。全体的に主体的に木管(+ホルン)アンサンブルの中心に入って行く感じです。タンギングが速い所もあるし技術的なきめ細やかさも必要になります。総合的にコントラよりも繊細に音楽を作っていく感覚でした。
コントラファゴットはマーチ部分が少し目立つのと、例の6拍子の速い狂った連符と最後のPrestoの連符が大変ですが、それ以外では長い休みもあったりするしハードな所と休む所とメリハリがあります。アンサンブルとしても基本的にはコントラバスやファゴットの加勢効果という感じです。
やはり1stの方が吹くところが多くて、特に後半は連続的で体力的に疲れると実感しました。そしてコントラファゴットが抜けたサウンドも迫力が失われた感じがして、客観的にコントラファゴットの効果を実感することもできました。何かとややこしい日でしたが何とかこなすことができてほっとしました。
ということで同じ日に性格が異なる2パートを経験して、それぞれ見える景色が全然違うなと実感したし何か刺激になりました。過去に初めて2ndも演奏した時にも、様々な感覚の違いから曲を多角的に知ることが出来たと感じたのを思い出します。色々なパートを経験することで曲への理解が深まっていきますね。









