黒幕楽器達の逆襲?!題名のない音楽会でヴィオラ、ファゴット、ユーフォニアム、チューバ特集

        音楽-管弦楽・吹奏楽

5月22日放映の「題名のない音楽会」で「オーケストラの黒幕楽器を知る休日」と題してファゴットを含む楽器が紹介されました。

ファゴット吹きとしても注目の番組だったので楽しく観ていました。

【出演者(敬称略)】ヴィオラ:須田祥子、ファゴット:長哲也、ユーフォニアム:外囿祥一郎、チューバ:山岸明彦

ファゴットの役割は木管の最低音域、木管アンサンブルの土台、音に深みと広がりを与えること。基本的にはフルート、オーボエ、クラリネットと一緒の木管セクションを支えつつ、メロディーやリズムなど多彩な役割を担います。

「フィガロの結婚序曲」は弦セクション+ファゴットというサウンドパターンの代表格で、弦楽器と一緒に動きながら木管を支えます。弦楽器的な譜面で、ダブルタンギングが必要な早い動きは難しいのですが、長氏はさすがに見事に演奏されていました。

・Myファゴット/diary_picture/202105/601.jpg

ヴィオラの方が仰っていた、ヴァイオリンが気持ち良く演奏できるように演奏しているというのは、まさにこれらの楽器の役割ですね。テンポとか雰囲気を司れるということを改めて実感しました。

珍しいとは言われますが、個人的には弦楽器ではヴィオラの音が一番好きです。ヴァイオリンよりも幅広い響きで、特に低音域の芯がありつつ豊かな響きが好きです。

外囿氏はユーフォニアムの第一人者で、とても美しいソロ演奏の音色を聴くことができました。チューバもサウンドの土台としてサウンド全体の雰囲気を作るのに重要だと改めて感じました。

舞台上手(かみて)と下手(しもて)の雰囲気の違い、確かにありますね。下手はソロ楽器が多くて直前までピリピリ、上手は支えたり調和させる楽器が多く和気あいあい。両者の演奏感覚は全然違うのかもしれません。

楽器を始めたきっかけとして皆さん別の楽器から移ったパターンが多かったですね。どうしても有名な花形楽器が入口になりますが、結果として担当した楽器を好きになって大事な存在になっていくのは良いことですね。

押しに弱い、優しい人が多い、という話もありました。周りと調和して支える役割の楽器をやっていると自然にそうなるのかもしれません。ソロの前は落ち着かない、プロの方もそうだったんですね!本当に無意味に色々動いたりしてしまいます。

最後にはベルリオーズの幻想交響曲の第5楽章を演奏。ヴィオラの激しい動き、ファゴットもせわしく動き回り、ユーフォとチューバで豊かな中低音を作る。珍しいアンサンブルで新鮮で面白かったです。

「黒幕楽器」と題されていましたが、周りが気持ち良く演奏できるように気を配る優しい人達でした。使われていたダースベイダーのBGMとはミスマッチですね(^^;)

少し地味な楽器に光を当ててくれて良かったです。1人ずつの音を直接聞けて貴重な機会になったし、表立って目立つだけが醍醐味ではないということで、様々な楽器に注目してもらえるようになると良いですね。

演奏側としては、合奏でも上のパートが気持ち良く演奏できるように下から支えている役がいることを意識してもらえると嬉しいですね。ファゴットもコントラバスやチューバに支えられています。自分の役割が波及して全体が心地よいサウンドになるように頑張ります。

・Myファゴット&Myコントラファゴット/diary_picture/202105/602.jpg



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