【悲報】「吹奏楽の甲子園」こと普門館が幕を閉じる
吹奏楽コンクール中高生部門の全国大会が開催され、吹奏楽の甲子園として親しまれる普門館。仏教団体の立正佼成会が所有する5000人以上のキャパを持つ巨大なホールです。
普門館耐震性の問題があるため、吹奏楽コンクール全国大会の開催地は近年名古屋国際会議場センチュリーホールに移されていますが、そんなさなかに、普門館が耐震補強や建て替えを断念したとのニュースが飛び込んで来ました。それは全国大会がその場所で開催されなくなることを意味します。
長年に渡り中高生にとって憧れの地、聖地だっただけにとても残念なニュースです。少なくとも来年は今年同様に名古屋のセンチュリーホールで開催されるようですがその後は未定とのこと。同規模の巨大なキャパを持つ演奏用ホールは数少ないので、新しい聖地になるのかもしれません。大学、職場・一般部門は毎年全国の様々な場所を転々としていますが、やはり一箇所の聖地がある方がいいですね。
普門館では私も大学の都大会で演奏したことがありますが、とにかくステージも客席も巨大で驚きました。黒い床に上下に幅広い客席、響きはデッドで、近くの人の音もよく聴こえず、心理的にも難しい独特な場所でした。
「普門館対策」とでも称すべきか、一般の音楽ホールとは違うその場所のための慣れが必要です。元々音楽ホールとして設計されたわけではないことが一因と思います。とはいえ大人数が入るホールは都内にも少ない(国際フォーラムぐらい?)ので仕方なかったのかなと思います。
言い換えればそれほど多くの人で賑わう大規模な大会だということですね。日本の吹奏楽人口の多さは世界でも有数なので嬉しい悩みなのかもしれません。
・普門館へのアクセス
東京メトロ丸の内線「方南町駅」から徒歩7分