【演奏会後記】Festa2013まとめ
明けましておめでとうございます!
2013年、平成25年もどうぞよろしくお願いしますm(_ _)m
今回も年末年始は吹奏楽団Festaにて、京都山奥合宿&尼崎での演奏会という音楽漬けの充実した日々を過ごして来ました。幻想交響曲(全楽章)・ディオニソスの祭り・ラッキードラゴン他6曲、をたった5日間で作り上げるという意欲的な挑戦!全国各地で活躍するメンバーが集まる、ハイレベルで意欲的な団体です!
演奏会は無事終了し、1500人超のお客さんの大拍手に迎えられ、今後もしばらくその充実感・高揚感から抜けられそうにないです。そして例年通り「フェスタ病」という後遺症にかかる予定です(^^;)
合宿
今回は特に幻想がスコアも分厚く、全体をチェックするのは大変でしたが、事前に要所をチェックをしたり準備して行きました。それでも次々と湧いて出てきて無くならない課題、期間の割りに多いので1つ1つ突き進んでいくしかない思いで頑張りました。
パート練・セクション練もやり方を修正しながら。パートのみんなも吹ける人たちなので、どんどん吸収していってれくて安心していました。とはいえ録音聴くと全体にまずい部分があり、本当に演奏会ができるのかと不安になる時も。
幻想もディオニソスも、本当にその大変さを実感させられました。追い詰められていたのか、断頭台の夢を見た時は焦りました^^;でも全パート、本当に演奏技術・意識・対応力・修正力があるので、日々急速に演奏が形作られていきました。
このFesta特有の成長力が、要素の多い複数の難曲達の克服を実現しています。個人的にも今回は夜中の個人練は例年より多くやりました。ソロもいくつかあるし。パーリー業務をこなしつつ、色んな事考えながら突っ走った合宿でした。
年越しはアンサンブルにジルベスターに、今回も大盛り上がり。アンサンブルではファゴット四重奏で「Lupin the Third '79」を演奏しました。
ファゴットの渋い旋律、滑らかさ、ジャズ風のハーモニー、コントラファゴットのダイナミックな動き・ソロ等、結構効果的な演奏ができたと思います。コントラFgの立奏はやっぱりきついですね(^^;)せめてショルダーかハーネスストラップでないと・・・。
他団体ではコントラバスアンサンブルが叩いたり特殊な弾き方をしたり引き込まれました。ホルンのそりすべりもハイトーンがすごい。誰かピッコロホルンとか使ってみてほしいですwラッパの胃腸薬の主題による変奏曲は真面目に聴き入ってしまったw
本番
あっという間に本番当日。外は雪。そういえば初日は珍しく雨でしたね。
いつものルートでアルカイックホールへ下山。
■I部
・ラデツキー
定番曲。今回もFesta始まったなぁという感じで裏で聴いていました。
・ディオニソス
コントラファゴットで演奏。サリュソフォーンみたいに結構派手に吹いた。他楽器より少ないなりに連符も頑張った。バスサックス・コントラバスクラと共に重厚感が出せたと思います。
・喜びの音楽を奏でて!
裏で聴く。ディオニソスの後の純吹奏楽曲で何か安心。
・ロード・タラモア
アイルランドの曲、Oboeとのソリあり。落ち着いた部分の響きも良い感じ。幻想・ディオニソスで必死だったけど、良い曲と気づいた。
・ラッキードラゴン
メッセージ性もある聴き映えのする曲、良い雰囲気・流れで演奏できたと思う。長い拍手・ブラボーも出て、良い形でI部を締めくることができた。ここまででも長かった・・・。
■II部
・幻想交響曲
50分以上という長時間ながら、全体的にとても集中して落ち着いた演奏ができたのではと思う。GPで初めて続け通しした時はミスが多かったが、そこからさらにもう一段上に持っていき、より音楽ができ、楽しめた。個人的にもあまり緊張はせずソロ含めFgの響きをしっかり出して吹けたと思う。
特に1楽章はソロもあり繊細な部分が多くて大変でした。2楽章は豊かな響き・流れがとっても心地よかった。3楽章はEnglishHorn,Oboeがブラボーでしたね。流れが安定していて、ゆったりと落ち着いた響きで歌えた。
4楽章からはリードを明るめのものに交換。「聴衆の嘲笑」表現のstacc部分等々Fgの見せ場は頑張りました。金管が入って大いに盛り上がりましたね。5楽章、速いタンギングの所、前日の合奏後に修正したディエス・イレ、トリル旋律の所等、各所頑張りました。
全体的に集中力があり安定した流れを保ってこれて、終始良い演奏になる予感があり、最後の盛り上がりの高揚感・達成感はとても大きいものでした。全パートそれぞれ素晴らしくて、Festaすごいなぁと改めて実感。
【アンコール】
・見上げてごらん夜の星を ファイブサックスコンチェルト
S,A,T,Br,Bsを前に出して演奏。Festaサックスは本当に凄すぎる。幻想とかやってきましたがポップスでも行けるとアピールできたと思う。楽しかった。
・和田アキ子メドレー
こちらも結構楽しく盛り上がれる曲。「あの鐘を鳴らすのはあなた」ではカリヨンのソロ、そのための選曲ですかね(笑) Es-DurにGの余韻がぴったり!
・アッピア街道の松
コントラファゴットでは相変わらず疲れる曲です(^^;)休符が最初に出てくるのが最後の小節の1小節前。吹いててリードが乾いて苦労する。この曲の高揚感と根底から支える事は魅力的なので頑張りがいはありますが(笑)。
終演後
今回も大盛況で、たくさん大きな拍手を頂きました。以前も感じましたが、これほど想いが通じる拍手、Festaでしか味わうことができません。やはりこの達成感はとても魅力的です!
これほど優れた環境、奏者達の中で、自分が重要なパート・役割を任され、なんとか少しでも貢献することができたのかと思うと嬉しいし、自信にもつながります。毎回の演奏で何かを得て成長したいと目標にしていますが、大きくステップアップできた気がしています。楽器がさらに好きになったし、今回の経験を活かし、今後もさらにステップアップを目指します!
最後に、
多数のスタッフの支援によって音楽に集中した生活ができたことに感謝します。そしてノロウイルスやインフルエンザも蔓延せず、みなさんが健康に演奏会を迎えられた事も良かったです。
るり渓の合宿場は来年は使えるか分かりませんが、あの施設を一番良く知って有効活用している団体として、今後も本拠地として使用できると良いですね。温泉も近いですし。
他にも色々書きたいことがあったはず、でも色々ありすぎてもう頭から抜けている・・・orz
ということで、今回も締めは定番の方法で・・・
皆様の健康とますますのご発展・ご活躍をお祈り致しまして、
一丁締めをさせて頂きます。
お手を拝借致します。
いよ~ぉ、
☆PON☆
演奏会概要:吹奏楽団Festa New Year Concert 2013
http://www.appiafesta.com/festa.htm
日時:2013年1月4日(金)13:00開場 14:00開演
場所:兵庫県尼崎市総合文化センター あましんアルカイックホール
入場無料
指揮:田中 智章、濱本 広洋
曲目:
I部
・ラデツキー行進曲(J.シュトラウス1世)
・ディオニソスの祭り(F.シュミット)
・喜びの音楽を奏でて(J.スウェアリンジェン)
・ロード・タラモア(C.ヴィトロック)
・ラッキードラゴン(福島弘和)
II部
・幻想交響曲(編曲:高橋徹)
アンコール
・見上げてごらん夜の星を ファイブサックスコンチェルト
・和田アキ子メドレー
・アッピア街道の松