ダンスメンがまさかの選抜落ち!欅坂46の9thシングル選抜制で大波乱

作成:   更新:   カテゴリ:音楽-J-POP

9月8日、欅坂46の冠番組「欅って書けない?」でファンの間に衝撃が走った。欅坂46のアイドルの枠を越えたメッセージ性の強いアーティスティックなパフォーマンス、その要素の1つである「全員選抜」が崩れたのだ。

・直近の欅坂が特集された音楽雑誌(選抜発表前)、金髪の平手友梨奈
別冊カドカワ・平手別冊カドカワ・平手



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初の選抜発表


全国ツアーが福岡公演まで終わり、残すは追加公演である初の東京ドーム公演のみとなった。番組直前に番組内で9thシングルの選抜発表が行われることが発表され、併せて初めての「選抜発表」であることが発表された。このことはファンの間に衝撃を与えた。

そして迎えた選抜発表、まず17人といういつもより少ない人数であることが発表される。これは1期生と同じ人数であり、2期生全員が落ちるという意味なのかとも想像させる。選抜発表が進み、結果として2期生が9人中7人と多くが選抜に入り、1期生は復帰したばかりの原田を含む10人が選抜入りし7人も選抜落ちとなった。この結果は予想以上に衝撃的なものであり、賛否両論が吹き荒れている。

【9thシングルの選抜メンバーとフォーメーション】

3列目:土生瑞穂、渡辺梨加、井上梨名、原田葵、関有美子、上村莉菜、藤吉夏鈴
2列目:武元唯衣、菅井友香、森田ひかる、守屋茜、佐藤詩織
1列目:小林由依、松田里奈、平手友梨奈、田村保乃、渡邉理佐

選抜落ち:石森虹花、尾関梨香、織田奈那、小池美波、齋藤冬優花、鈴本美愉、長沢菜々香、松平璃子、山﨑天

今までの「全員選抜」について


欅坂の特徴の1つに実質の「全員選抜」というものがあった。選抜争いがなく毎回同じメンバーで、すべてのポジションに意味があると考えてお互いに精神的に支え合うことで、全体で1つのパフォーマンスを作り上げる一体感を生んでいた。また連続でセンターを務める平手を支える意識もあり、センター争いという概念すらなかっただろう。他のアイドルグループのような個人個人のアピール争いではなく、全体で1つの一体感のあるパフォーマンスを作り上げるという欅坂46独特のスタンスが生むエネルギーが人々を魅了してきた。それだけに今回は持ち味が失われるのではないかという不安の声も聞こえてくる。

キャプテンの菅井は番組やブログで、グループとしての停滞を感じていた事について触れている。これが具体的に何を示しているのかは分からないが、他のグループとは違う毎回の全員選抜によるマンネリ化が内部事情としてあるのかもしれない。ただ欅坂は関わるスタッフを本気にさせるほど真剣なグループであるし、急激に成長するスピードに応えてきたし、センター平手不在時にも各メンバーが対応できる力を付けてきた。謙虚さゆえの発言と思いたいが、その真意は不明であり、今後の動向を見ていくしかない。

選抜落ちしたメンバーについて


1期生は今泉、米谷、志田、長濱の4人が卒業し、9人の2期生が加入し、2019年9月時点では26人体制となった。2期生が入って人数が増えた時点で選抜制も考えられたが、26人全員での選抜も考えられたし、今回は思った以上の思い切った選抜であった。特にダンスが特徴の欅坂であるのに、ダンスが得意なメンバーである石森、齋藤、鈴本が選抜落ちしたのは意外性が大きい。

鈴本は全国ツアーでも体調不良の平手の代わりに重要なセンターを務めていた。石森、齋藤は表立って目立つ事は少ないが、欅坂のダンスを語る上では外せない存在だ。尾関は夏の野外ライブ「欅共和国2019」では主役的な重要なキャラクターを務めた。小池は写真集の発売を目前にしている。長沢は握手会で人気がある。この結果を見ると、評価されてないメンバーが落ちたという雰囲気がしない。他のグループの「選抜落ち」とは事情が違うのではないかと推測させる。

予想される9thの路線について


欅坂46はメッセージ性の強い楽曲と連動したクールでカッコいいダンスが特徴的なグループであり、ダンスが得意なメンバーが軒並み選抜落ちしたということは強い意味を持つ。そこで考えられるのが平手の腕の怪我との関係で、もし従来通りの激しいダンス曲が来ると平手は十分にパフォーマンスをすることができない。そこで今回はダンスを重視した路線ではない事が考えられ、それに合わせたメンバーを選抜したのではないだろうか。

欅坂46は「ありのままの今」「その時にしかできない」という刹那を表現するグループでもある。その時々にあった楽曲を秋元康氏が与えているように思う。分かりやすいのが4thシングル「不協和音」で、その強すぎるメッセージ性とパフォーマンスにより体調を崩した後の5thシングル「風に吹かれても」は「そんなもんさ」を意味する"That's the way!"をテーマに、それまでの「自分らしく生きろ!」とは一転して楽天的なメッセージを表現している。今回も状況に合わせた楽曲となり、そのための選抜だったのではないかと推測できる。

終わりに


初めての選抜制で多くの1期生が選抜落ちした。ダンスメンが中心であり、決して欅坂の路線に対し評価されていないメンバーが落ちた訳ではないことが見えてくる。この選抜の意味は何なのか、欅坂の強いメッセージ性を伝える一体感のあるパフォーマンスが失われてしまうのではないか。人数が増えたことによる選抜制は欅坂が前に進め為に必要なこととしながらも、欅坂の本質にかかわる部分であり、ファンの間では賛否両論が続くだろう。

初の東京ドーム公演(9/18,19)も控えているが、新しい欅坂がどんなふうに変わり、どんな「今」を作り上げていくのか、今後も注目していきたい。

P.S. 先日の全国ツアー(仙台2日目横アリ1日目に行った)は選抜発表後ということになるが、その事を感じさせない熱いライブだった。

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