【岐阜旅行】(4) 妻籠宿、馬籠宿、美乃坂本駅、日本大正村 ~ 東濃の江戸/大正/未来
こんにちは、旅行散策と一眼レフ撮影を楽しんでいる「みやだい」です。
以前行った3日間の岐阜旅行、約1か月後に実質その続きとなる旅行に行きましたので追加でまとめます。今回は車で移動しました。
※各地のより詳細な様子は岐阜旅行2021の写真ページに掲載しています。
・馬籠宿
前泊
前回の岐阜旅行で行けなかった追加の旅行に行く事は急遽決まり、今回は車で行くことにしました。中継地として長野県の諏訪で前泊することにしました。
ご時世から中央道は比較的すいていました。談合坂SAも人がほとんどいなくてガラガラで店内も電気も落としてる状態でした。
・閑散とした談合坂SA
夜に諏訪に到着。餃子の王将で食べるも周りに飲み会状態の談笑客も居て、長野県には何も発令されてないとはいえ東京と比べて意識の違いを実感したというのが本音です。
諏訪湖畔の「ホテル紅や」へ到着。下車すると空気がきれいでした。落ち着く和室、そして高層階の大浴場でゆったりしました。
・落ち着くホテルの和室
・ホテル紅やのマップ
翌朝になると諏訪湖の開放的な眺望が見られました。水面に反射してきれいな風景です。
さてホテルを出発、塩尻から自然豊かな木曽の谷道を一路進んで行きます。それなりに距離があり時間がかかりました。
妻籠宿
妻籠宿は中山道42番目の宿場です。木曽の山深い谷に江戸情緒あふれる景観が保存され、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。
・妻籠宿のマップ
最初の訪問地の妻籠宿へ到着。長野県内の岐阜県との県境手前で豊かな山林の谷、山の空気です。セミぐらいの音で静かな中、趣のある日本家屋の町並みが続きます。木の良い香りがします。水の音がずっとして脇の水路も心地よいです。
・駐車場から橋を渡り妻籠宿へ。川の水の勢いが凄い
・木造の伝統的な家屋が連なる風景へ
・江戸中期の建物を解体復元した上嵯峨屋
・二階建ての大きな建物が連なる。旅館もあります
・途中から階段下の道へ別れ桝形で合流します
・消火栓も情景に溶け込む
・郵便局も町屋の1つ
・本陣は大名などの宿泊所、島崎藤村の母の生家でもある
・和菓子屋さんやお土産屋さんなど風情なお店を楽しむ
・水車小屋があります
・主な見どころは鯉岩ぐらいまで
自然豊かな谷に見事な宿場町の情景が保存されていました。傾斜もゆるくて歩きやすく、きれいな空気の中で落ち着いた雰囲気を楽しみました。次は隣の宿場の馬籠宿へ向かいます。
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馬籠宿
馬籠宿は中山道43番目の宿場です。石畳の坂道に木造家屋の情緒ある建物が立ち並びます。中央部には文豪・島崎藤村の生家跡があります。
・馬籠宿のマップ
岐阜県に入り隣の宿場の馬籠宿へ。こちらも山の空気で、より急な坂を登る町並みです。終始水の流れが心地良かったです。
・下入口、石畳の坂道を登っていきます
・すぐに曲がり道「桝形」があります
・終始道脇を勢いよく流れる水、水車を回します
・角度ある坂道に風情な家屋が並びます。地酒、蕎麦屋など多彩なお店
・老舗の和菓子屋さんも
・郵便局前は特に映える場所、ここにも水車があります
・振り返ると景色がどんどん高くなっていきます
・中ほどには島崎藤村の生家跡、藤村記念館
・3つ目の水車、とにかく水の流れる音が心地よい
・上の道に到着、バス停あり
・さらに上の展望台からは雄大な恵那山等の眺望、馬籠ゆかりの碑など
終始坂道なので歩くのは疲れますが、妻籠宿同様に風情ある宿場町を堪能できました。中津川の市街地に近いこともあり、こちらの方が観光地的な雰囲気があります。
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坂登りに疲れてちょうどお昼時、中津川のコメダで昼食を取り休息しました。
次は前回行きたかった場所の1つの美乃坂本駅周辺へ向かいます。
美乃坂本駅
美乃坂本駅はJR中央本線の駅で中津川駅と恵那駅の間にあります。周辺は小規模な市街地や農村で、リニア中央新幹線の岐阜県駅が設置される予定で整備される予定です。
・美乃坂本駅のマップ
・素朴な駅舎の美乃坂本駅
・静かな田舎駅で利用者はまばら
・恵那山や草地、10両編成用ホームは長い
・駅の北側がリニア駅予定地
・駅の南側は小規模な市街地
・踏切の先、立ち退く予定とみられる建物
・この通りはリニアの駅前広場になる予定
・草地に立つのどかな現在の駅
・リニア駅本体付近、工事は始まったばかりの雰囲気
・川の向こうは何か工事をしています
・川の北側から望むリニア駅予定地
こののどかな風景がリニア駅に変貌を遂げることになりますが、まだその姿は想像できません。中津川駅ではなく隣駅に作られるのは建設コストのためなのでしょう。馬籠宿や恵那・岩村などこの地域へのアクセスは向上しますが、周辺の風景の美しさは失われて欲しくないと思いました。
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日本大正村
次は明知鉄道の終点の明智駅へ。ここも前回行きたかった場所で、以前鉄道に乗った時は乗車自体を楽しみつつも時間がかかりましたが車だと速いですね。
日本大正村は大正時代のレトロな町並みを保存・再現した地域です。町全体にレトロな店舗、博物館、資料館があります。一説には明智光秀の出生地とされ(他説は以前行った可児市)、明智家・明智光秀関係のスポットもあります。
・日本大正村のマップ
・明知鉄道の終点の明智駅、以前乗ったのどかな列車
・明智駅前のロータリー
各施設はコロナの影響で閉館していてひと気もなかったですが、特徴的な建物の外観をゆっくり堪能できました。街中は住宅街で生活感があります。川付近は水の流れる音、大きな桜の木もありました。ここも以前行った可児市同様に一説には明智光秀の出生地の1つとされています。
・拠点となる大正浪漫亭、脇には観光案内所
・大正路地には蔵や塀
・石畳の路地にレトロな大正村役場
・奥には洋館の大正ロマン館
・通りには逓信資料館
・近くに大正村資料館
・南側の奥には大正時代館
・川にせり出す遠山桜
明知鉄道としては岩村との2大スポット、より山奥に開けた町がありレトロな建物群を堪能しました。各施設が閉まっている事と時間の都合で外観のみ見て足早に回りました。これで観光を全て終えて帰途に就きます。
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行きは中央道でしたが帰りは豊田方面に山道を進んで新東名から帰りました。
終わりに
前回の3日間の岐阜旅行から追加で車で行った旅行でした。前回行けなかった恵那や中津川周辺を回れて良かったです。
あの時もう1泊すれば回れたかもしれませんが、やはり車の方が時間を気にせず柔軟に沢山の場所に回れることを実感しました。
趣のある2つの宿場町、大きく変化するであろうリニア駅予定地、大正時代の雰囲気の町並み、東濃地域の様々な時代の風景に触れました。アクセスは一苦労でしたが今後リニア駅ができると訪れやすくなる地域です。しかしこののどかで魅力的な田舎風景は変わってほしくないですね。
ここまで2021年は愛知県、岐阜県を中心に旅行して回ってきました。特に徳川家康、織田信長、明智光秀ゆかりの場所を回り、この地域の歴史の雰囲気に触れることができました。
元々暑い地域であり暑さのピーク時に飛び込んで大変でしたが、ご時世から貴重な旅行の機会であり、総合的に充実した旅行となりました。
※このブログを書いた時点まで、コロナには感染せず過ごせています。
※各地のより詳細な様子は岐阜旅行2021の写真ページに掲載しています。
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