【銚子散策】(1) 銚子から本銚子エリア ~ 銚子電鉄に乗車・観光路線感とおもてなし感
こんにちは、旅行散策と一眼レフ撮影を楽しんでいる「みやだい」です。
GWの5/5に銚子電鉄沿いを散策(日帰り旅行)しました。天気に恵まれて気持ち良い日で楽しい旅になりました。
銚子駅
駅周辺・駅舎内
9時前に銚子駅前からスタートします。都内よりも少し肌寒い気がしました。
・JR銚子駅のマップ
まずは駅周辺を見てみます。ロータリーがあり、歩道の島部分には銚子生まれの小説家・国木田独歩の記念碑がありました。道の先は利根川へ続きます。
・駅舎
・ロータリー
・歩道部分
・国木田独歩の記念碑がある
・ロータリーのオブジェ
・利根川方面に道路が続く
それでは駅舎に入ります。中に入ると高い天井の空間で木でできた造りで、醤油蔵をイメージしているそうです。今回から旅スタンプ帳を持参していて、駅スタンプを見つけたので初捺印しました(改札右手)。
・駅舎
・改札前、高い天井の空間
銚子電鉄の改札はJRと同じ場所で、銚子電鉄に乗るには自動改札ではなく右端の有人改札から駅員さんに声を掛ければ入れます。切符は車内での購入で現金のみ対応です。
・現金のみ対応
・駅係員に声をかけて入場
駅構内はJRの電車が止まっているものの、列車の本数が少なくて動きがなく静かです。
・静かな1番線
銚子電鉄ホーム
銚子電鉄のホームはJRホームの2,3番線の端っこにあります。
・銚子電鉄 銚子駅のマップ
1番線から跨線橋(エレベーター有)を渡って2,3番線へ渡ります。
・跨線橋からホームを見下ろす
・銚子電鉄ホームの誘導表示
・1,3番線の電車、前面の色がはがれている
・銚子電鉄乗り換え口
・銚子電鉄入口の建物
銚子電鉄の列車がやってくるとスマホやカメラで撮影する人だらけ、電車が来るだけでイベントのように賑わいます。カメラ所持率も高いし多くは観光客でしょう。
・電車が到着して賑わう
この列車は去年南海電鉄から譲渡された車両のようです。
・正面寄り、ヘッドマーク付き
・側面寄り、2ドアの2両編成
乗車して車内で巡回している車掌さんから乗車券を買います。ほとんどの人が1日乗車券を購入していたしなおさら観光利用だろうと感じました。
弧廻手形という1日乗車券の料金は大人700円、小児350円、現金のみ対応です。大きな券で良い記念になります。ちなみに印は仲ノ町駅発行扱いになっていました。
09:03に銚子駅を出発、走ると揺れるしレトロな雰囲気の乗車体験でワクワクしました。
路線図を見ると駅ごとに愛称が付いていますが「髪毛黒生」が面白いです。隣の仲ノ町駅は車庫見学ができるそうですが今回は時間の都合でパス。
・車内の沿線案内
「犬吠崖っぷちライン」というある意味自虐的な愛称が付いています。この辺りの話は後で書こうと思います。
観音駅
観音駅
銚子駅から2駅目にある観音駅に09:07着、短時間の乗車でした。
・観音駅のマップ
住宅が迫る町の合間の単線上にあるコンパクトな駅です。全体的に洋風の雰囲気で、出入口は洋館みたいな形をしています。
・下車して電車が出発
・コンパクトなホーム
・洋風の意匠と三角屋根
・出入口へのスロープ
・洋館風の建物
駅名の通り周辺は「飯沼観音」が大きなスポットです。駅を出るとすぐに踏切があり線路は狭軌だと分かります。その先の線路は緑に囲まれています。
・周辺案内図
・駅前はすぐ踏切
・踏切から望む洋風駅舎
・線路の先は緑に囲まれている
ここから北側に歩いて最初に訪れる名所の「圓福寺 観音堂(飯沼観音)」に向かいます。
・踏切から北側へ
飯沼観音(圓福寺 観音堂)
観音駅から歩くとすぐに圓福寺の本坊等(お墓が囲う)がありますがそこはスルーして、大きな交差点の先にある観音堂へ。
・大きな交差点を過ぎる
・飯沼観音のマップ
赤い仁王門をくぐり境内へ、読経が聞こえて線香の香りがして生きているお寺だと感じられます。
・仁王門
・境内の参道へ
参道を奥へ進むと左に五重塔、観音堂の建物の左脇には大仏があり、大きな立派な寺であると感じさせます。朝早いためかそこまで人が多くなく、落ち着いて参拝できました。
・五重塔
・観音堂と大仏
・鐘楼横の庭園
・境内中心部
五重塔裏手には「飯沼水準石標石」というものがありました。
・飯沼水準石標石の解説
・飯沼水準石標石
本銚子駅へ
飯沼観音の境内を北側に抜けて少し大きめの東西の通りへ、ちょっと町並みを見てみます。時間帯もあると思いますがシャッター街で静か、地酒の店などもありました。
・北側の通りの町並み
・レトロな喫茶店
・町並みが続く
・地酒のお店
・交差点で右(南)へ
・猫発見
後飯町交差点から斜め方向の道へ、緑に囲まれた坂を上ります。
・後飯町交差点を斜めに
・緑の坂を上る
銚子電鉄の踏切が見えてきました。本銚子駅はすぐ左にあります。
・踏切、車通りが結構多い
・観音駅方向、緑に囲まれた線路
本銚子駅
本銚子(もとちょうし)駅は切通のような場所にあります。自然に囲まれていて静かで、ちょっと虫がいたりもします。
・本銚子駅のマップ
・切通にある駅
レンガ風の素朴で趣のある駅舎がありますが、TV番組でリニューアルされたそうです。レトロ風で味がある良い雰囲気です。
・趣のある駅舎
・レトロ風の内装
・小学生作のステンドグラス
・ベンチも味がある
・天井の照明などもレトロ感
・駅舎外観
ホームの先を見てみます。線路の先の方も緑に囲まれていて良い雰囲気です。線路を跨ぐ歩道橋があり、そこから撮影している人もいました。お手洗いは外から見た感じでは仮設のような感じでした。
・緑あふれる切通のホーム、歩道橋もビュースポット
・この先も緑のアーチが囲う
・駅名標も「上り調子本調子」と愛称を表示
趣のある非日常感のある場所で静かに列車を待ちました。
そして10:06発の列車が来ますが、さっき乗ってきた電車と比べてかなり混雑しててびっくり!銚子という東端の離れた場所柄、9時台では観光客はまだ少なかったのでしょう。
・列車が到着
・車内は混雑
乗車・笠上黒生駅
通勤ラッシュのように混雑する車内で立ち揺れる電車、しばらくは緑の中を走り、開けるとキャベツ畑の良い風景が見られました。時間に余裕があればキャベツ畑越しに電車を撮るのもよさそうです。
次の駅は笠上黒生(かさがみくろはえ)駅という独特な駅名で、髪毛黒生(かみのけくろはえ)という愛称の案内があって面白いです。すれ違い(列車交換)出来る構造の駅です。
・笠上黒生駅のマップ
・笠上黒生駅に到着
・腕木式信号機
運転手が「タブレット」という輪(通行証、これを持っている列車だけこの先進入できる)を受け取る今では貴重な光景が見られました。ただ列車交換しなかったのでこの1編成だけの運行だと分かります。
・駅舎、面白い駅名(タブレット授受はこの右で)
出発時、猫駅長?を抱いたおばあさんが乗客を出迎えていました。こういうおもてなしは嬉しいですね。
・猫がお出迎え
町並みの合間にキャベツ畑が広がる車窓が続きます。どこかの駅はホームに花壇を整備している最中でした。駅1つ1つは大きくないですが個性的かつ生きているおもてなし感を感じられました。
・車窓に広がるキャベツ畑
・花壇のある駅
現金精算でICカードも非対応であり、駅に停車するたびに車内から車掌が下りて切符確認をしており、人が動くことで対応するアナログ感もむしろ新鮮でした。車内アナウンスは声優さん(たぶんもえあずさん)が担当している時がありました。
・美しいキャベツ畑
混雑する車内でキャベツ畑が見られる車窓が続き、犬吠駅へ到着すると多くの人が降りました。良く見たら電車もキャベツ色ですね。
・犬吠駅で下車
この後は銚子電鉄沿いで一番の観光地の犬吠埼へ向かいます。
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