【岐阜旅行】(3) 岩村城、岩村町本通り ~ 日本三大山城と情緒ある城下町 - 中部地方|旅ブログ|みやだい

【岐阜旅行】(3) 岩村城、岩村町本通り ~ 日本三大山城と情緒ある城下町

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こんにちは、旅行散策と一眼レフ撮影を楽しんでいる「みやだい」です。

岐阜旅行2日目に続き3日目、この日は東濃地域へ行きました。中津川の手前の恵那、その南の岩村へ向かいます。

※各地のより詳細な様子は岐阜旅行2021の写真ページに掲載しています。

・岩村城「六段壁」岩村城

明知鉄道

まずは名古屋から中央本線に約1時間乗車して恵那駅まで行き、そこから第三セクターの明知鉄道に乗り換えます。

・恵那駅のマップ

・JR恵那駅、のどかな郊外駅という感じ恵那駅恵那駅

・明知鉄道の改札窓口で1日乗車券「えな旅得フリーきっぷ」を購入明知鉄道

JR恵那駅の一角にある明知鉄道の短いのホーム、1両編成の気動車がやってきます。明知鉄道

乗車するとエンジン音ガリガリ、揺れながらゆっくり走ります。線路の継ぎ目が多く頻繁にガタンゴトンと音を振動がきます。

・後方の車窓明知鉄道

車窓の外はのどかな美しい農村風景で癒されます。辺りは農村景観日本一地区だそうです。集落を避けた山のヘリや林間を走る感じで、窓の風が気持ち良いです。

・明知鉄道からの美しい車窓明知鉄道

岩村駅1つ手前の極楽駅という駅が印象的でした(写真撮り損ねました)。そして岩村駅で下車します。

車の方が速いですが、この素朴な鉄道に乗車することも1つの楽しいイベントです。

岩村駅

岩村駅は明知線のほぼ中央に位置し、唯一列車交換(行き違い)が可能な駅です。「中部の駅百選」に選定されています。

・岩村駅のマップ

岩村駅は田舎らしい良い雰囲気の駅舎で、辺りは空気がきれいで静かです。前日までと比べて少し涼しかったです。

・明知線で唯一行き違い可能な駅、対向列車はほぼ同時に発車岩村駅

・列車が去り静まり返った駅のホーム岩村駅

・木製の屋根の駅舎岩村駅

・待合室は田舎駅らしい良い雰囲気岩村駅

・駅の外観岩村駅

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ここから歩いて岩村町本通りと山城の岩村城へ向かいます。

岩村町本通り

駅から数分歩くと岩村町本通り(岩村城下町)があります。

岩村町本通りは江戸時代に栄えた商家の町並みが残る地域で、情緒あふれる伝統的な家屋が1.3km続きます。国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。平成30年度のNHK連続テレビ小説「半分、青い。」の舞台にもなっています。

・岩村町本通りのマップ

閑静な田舎町に現れる伝統的な家屋が続く町並み。通りは終始緩やかな登り道が続きます。建物の木の香り、水の音が心地よく、落ち着く雰囲気です。

・伝統的な家屋が続きます岩村町本通り

・道が少し折れ曲がる所、右の「やすだや洋品店」は朝ドラでも使用されています岩村町本通り

・提灯が現れ少しにぎやかな雰囲気に岩村町本通り

・朝ドラ「半分青い。」のロケ地でポスターが各所に貼られていました岩村町本通り「半分、青い。」ポスター

・桝形の部分、それなりに歩きましたがまだ中間部です岩村町本通り

・勝川家など文化財の建物が複数あります岩村町本通り

・郵便局も風景に溶け込む岩村町本通り

・明治大正時代風の建物も少し岩村町本通り

・信号のある交差点の先、結構歩きましたが町並みはまだまだ続きます岩村町本通り

駅を下車した時点では結構な田舎に来た印象でしたが、町並みは想像以上の規模でギャップがあり驚きました。

常夜灯を左に曲がりさらに山方向へ進み山城の岩村城へ向かいます。

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岩村城

城下町の先には岩村城跡があります。16世紀に本格的な山城が築かれ、織田信長の叔母が実質的な城主となった「おんな城主おつや」の伝説があります。標高717mに位置する岩村城は日本100名城の1つである他、備中松山城、奈良の高取城と並び日本三大山城の1つでもあります。

・岩村城のマップ

町から山方向へ歩くと岩村藩主邸跡が現れます。岩村歴史資料館で休憩して涼みました。ここの受付に100名城スタンプがあり、建物裏手にはお手洗いがあります。

・岩村藩主邸跡の太鼓櫓と表御門岩村藩主邸跡

・駐車場の奥に岩村歴史資料館岩村歴史資料館

資料館で準備を整えます。天気予報は雨で少し涼しくなってきて不安になりながらも昼前に登山開始します。

山城らしく急な坂道が続きます。自然の中、自然の空気、苔、蝉の声、上の方ほど水の流れ、高木が林立します。

・自然の中の急な坂道を登っていきます岩村城

・門の跡など史跡も岩村城

・山の中に石垣が現れます岩村城岩村城

・霧ヶ井、蛇骨を投げて霧が城を守った伝説があります岩村城

・山の上の方ながら人工的な雰囲気岩村城

・木々が開けると本丸にある特徴的な「六段壁」岩村城

・石垣を登って行きます岩村城

・今は静かな本丸の広場岩村城

・風景は林間から少しだけ。静かに歴史を伝える場所です岩村城

これほどの山の上に石垣群があるのは不思議であり遺跡感があり、マチュピチュに例えられるのも分かる気がします。

ドリンク不足と空腹、雨の不安の中、とても疲れましたがなんとか登り切れました。でも山城に登るには認識が甘かったと反省しました。三大山城の中では一番登りやすいとは思いますが、ちゃんと準備は必要です。

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下山して再び城下町へ戻ります。やはり下る方が速いし楽ですね。街の自販機のドリンクで生き返りました。

昼食・岩村駅で休憩

昼過ぎになってしまいましたが、14時頃に岩村駅前の日本料理店「かわい」さんで天丼を食べました。和風の良い雰囲気のお店だし美味しかったです。岩村駅前で昼食岩村駅前で昼食

体調的な問題で予定していた列車を逃してしまい、上下線とも次の列車まで1時間空く状態になりました。そのため時間的に日本大正村のある明智駅に行くことは諦めました(後日改めて行きました)。列車本数が少ないので時間にはシビアですね。

次の列車が来るまで素朴な駅舎の待合室でのんびり待つ事にしました。

・岩村駅の待合室岩村駅

駅には小さなカフェが併設されていて、聞こえてくる会話から地元密着感を感じられました。ドライブやツーリングで来ている人もいて良い憩いの場という感じです。

訪問者用のノートがあったのでこの日の体験を記帳しました。券売機で買える極楽駅への切符が記念品になっているようで購入する人もいました。

こういうのんびりな時間もせわしくて情報にあふれている日常から離れられて良いものです。

15時頃に雷が鳴り始めました。そのためこの後行こうとしていたリニア駅設置予定の美乃坂本駅に行く事も諦めました(後日行きました)。山の天気は侮れないし、自然の状況には従うしかありません。

・岩村駅上りホームへ岩村駅

その後

ようやく列車がやって来て、再びのどかな明知鉄道に揺られて農村風景を楽しみながらゆっくりと恵那駅へ戻りました。本当に乗る価値がある魅力的な路線です。

・恵那駅に到着した明知鉄道明知鉄道

恵那駅では雨は降っていないものの雷が強くなっていました。結局この日はあまり多く回ることができませんでしたが、山登りの疲れもありこのまま名古屋まで戻る事にしました。

中央本線より、夕陽を浴びるのどかな風景は段々と都会の風景へ変化していきました。JR東海・中央本線より

名古屋に着いたら着替えてカフェで休憩、予定より早く切り上げたし新幹線まで長い時間休むことになりました。

ただカフェ内でマスクせずに会話する人が多かったため(当時の東京ではありえないレベル)早めに切り上げて新幹線の待合室に移動しました。まだまだ油断できないご時世ですから。

名残惜しい帰路、新幹線は初めて乗る最新のN700Sでした。車内が新しくて明るい雰囲気、照明はマイルド、コンセントはひじ掛けにあるタイプ。どんどん快適になっていきますね。N700S

終わりに(この時点まで)

名古屋での用事をきっかけとした3日間岐阜旅行で、感染症対策意識と共に行動しました。なるべく人が密集しない郊外を巡り、実際に人が少なく閑散としていました。

今回は岐阜県のお城と明智光秀ゆかりの地を中心に巡りました。前回の愛知県に続き岐阜県にも戦国時代にまつわる様々な歴史スポットがありました。名古屋を中心に美濃の東西へと電車での移動距離・時間が長く、岐阜県の広さを感じられました。

そして岐阜県の夏は暑い!と実感しました。特に1,2日目は36度で炎天下を歩いてかなり暑かったです。去年から体の一部になっているマスクをたまに外しつつ、自然の空気の心地よさを感じられました。

暑さや疲れ、乗り継ぎの問題から予定の半分ぐらいしか回る事ができませんでしたが、久々にゆっくりする時間が持てました。何もしない時間も必要で自然とスマホを見る頻度も減り、良い気分転換になりました。今回行けなかった場所へはまたいつか来たいですね。

※追記:約1か月後に今回の続きとなるの旅行(妻籠宿、馬籠宿、美乃坂本駅、日本大正村)に行きました。

※このブログを書いた時点まで、コロナには感染せず過ごせています。

※各地のより詳細な様子は岐阜旅行2021の写真ページに掲載しています。

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Written by みやだい

一眼レフ風景写真が好きな「みやだい」です。全国を旅行、散策しながら風景写真を撮影しています。近年はお城巡りが好きです。
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