【道南旅行】(2) 木古内、松前、江差 ~ 函館以外の道南を巡る(桜の時期) - 北海道|旅ブログ|みやだい

【道南旅行】(2) 木古内、松前、江差 ~ 函館以外の道南を巡る(桜の時期)

    北海道

こんにちは、旅行散策と一眼レフ撮影を楽しんでいる「みやだい」です。

道南旅行1日目の続きです。この日は函館を離れて松前、江差へ向かいます。

※2025/05/28 アクセス数が多いため画像と文章を改善しました。

桜に囲まれた構図の松前城天守

目次

木古内

函館から車で出発してまずは木古内まで来ました。北海道新幹線&道南いさりび鉄道の木古内駅からもほど近くにある薬師山へ行きました。

■薬師山
標高72mの山で5月には芝桜が咲き誇ります。道南で最も低い山で気軽に登山でき、天気が良ければ津軽海峡や下北半島が見られます。

・薬師山のマップ

・木古内駅と道南いさりび鉄道の車両木古内駅・道南いさりび鉄道の車両

駅の裏手にある薬師山、墓地の先に整備された散策路を登ると数分で芝桜地帯に到着しました。ピーク時期にはまだ少し早かったようですが、少しだけ芝桜を見られました。

・散策路を登る木古内・薬師山・散策路を登る

・緑の斜面に広がるきれいなピンクの芝桜木古内・薬師山・斜面にきれいな芝桜

・近くで見ると鮮やかで綺麗木古内・薬師山・鮮やかで綺麗な芝桜をズーム

展望台がありました。天気が良ければ下北半島も見える場所ですがこの時は曇っていて見えませんでした。

・展望台木古内・薬師山・曇りの展望台

駅から近くて気軽に登れる高さの山でした。

↓さらに詳細はこちら

白神岬

木古内から車で南下して、北海道最南端の岬・白神岬へ到着しました(駐車場あり)。

・白神岬のマップ

津軽半島最北端の竜飛崎から19.2kmの距離があり、本州最北端の大間崎より15km南に位置しています。こちらも天気が良ければ竜飛崎が見られます。白神はアイヌ語で「神が住む岩」等に由来すると言われています。

・白神岬の石碑白神岬の石碑

・開放的な水平線、岩場に打ち寄せる波と涼しい海風白神岬・水平線方向

・生々しく力強い岩場白神岬・力強い岩場

・海沿いに切り立った山並み白神岬・海沿いの山

海や山のダイナミックな自然を感じられました。

↓さらに詳細はこちら

松前

そのまま海岸沿いを西に進んで松前町の中心部に来ました。

松前城

日本式城郭としては日本で最後かつ北海道唯一のお城。外国船の警備の役割を持ち、戊辰戦争では土方歳三率いる旧幕府軍に攻め落とされました。天守は昭和24年の出火で焼失し後に再建。城址を中心とする松前公園には約250種・8000本の桜が植えられ、「松前さくらまつり」が開催されます。

・松前城のマップ

一面桜だらけでとても見事な桜スポットでした!南殿(なでん)という品種が好きになりました。

・美しい2色の桜松前城・美しい左右で2色の桜

・二ノ丸も桜が溢れる、和風のBGMも流れお祭りの雰囲気松前城・二ノ丸の桜

・きれいな桜の花びら松前城・綺麗な桜の花びらをズーム

・搦手二ノ門前より、門脇には桜前線本道上陸標準木松前城・搦手二ノ門前と両脇の桜

・天守を囲う桜松前城・桜に囲まれた構図の天守

・天守と内堀と桜松前城・天守と内堀と桜

・北側の広場より松前城・北側の広場寄り・天守と桜

・大手門跡付近より松前城・大手門跡付近の桜

・南側の広場、桜が囲う松前城の桜・南側の広場・桜が囲う

・天守と本丸御門、お城らしい情景松前城・天守と本丸御門

・土方ら旧幕府軍の砲撃と思われる弾痕跡松前城の石垣の弾痕跡

・桜前線の北海道上陸の標準木松前城・桜前線の北海道上陸の標準木

・旧松前線のトンネルの跡松前城・松前線のトンネル跡と囲う桜

天守の周囲の広い範囲で満開で密度の濃い美しい桜を堪能できました。

↓さらに詳細はこちら

松前神社

松前城のすぐ北側にある松前神社へそのまま歩きました。

松前神社は松前藩主松前氏の祖とされる武田信広を祀る。北の丸に位置し、社殿は総ヒノキ造り。名剣「來國俊太刀」や秀吉から贈られた桐章などがあります。

・お城から続いている神社、鳥居横にきれいな桜松前神社・鳥居と横の桜

・総ヒノキ造りの本殿松前神社・赤い屋根の本殿

徳川家光が捨てようとした梅の盆栽を移植した臥龍梅もありました。

↓さらに詳細はこちら

光善寺

松前神社から歩いて北西側へ、こちらもすぐ近くです。

光善寺は浄土宗の寺院。樹齢約300年の血脈桜があり、松前を代表する品種の南殿(なでん)の親木です。

・太い幹で大きく枝を延ばす立派な桜の木血脈桜・太い幹で大きく枝を延ばす

・二分する幹と根の力強さ血脈桜・二分する幹と根の力強さ

1本の桜の木だけでもとても存在感がありました。

↓さらに詳細はこちら

昼食

松前城エリアから出て南側、小京都的な街並みにあるお店「レストラン矢野」にて昼食にしました。

まぐろ漬け丼を食べました♪松前漬けもありました。松前のまぐろ漬け丼

次は日本海側を北上して江差に向かいます。

江差

車で松前から北上して江差に到着しました。

■開陽丸・かもめ島
江差は北海道で最も早く開けた地域の1つ。かもめ島は標高20m、周囲約2.6kmの陸繋島で江差のシンボル。入口には戊辰戦争時に榎本、土方らが乗船し沈没したのオランダ製軍艦「開陽丸」を復元した資料館があります。

・かもめ島のマップ

・かもめ島入口に「えさし海の駅開陽丸」えさし海の駅開陽丸

・復元された開陽丸江差・開陽丸

切り立ったかもめ島を反時計回りに進んでいきます。

・瓶子岩と鳥居かもめ島・瓶子岩と鳥居

・岩場に海水が流れ込むかもめ島・岩場と流れ込む海水

・岩の島を階段で丘の上に登るかもめ島・階段を登り丘の上へ

・頂上はキャンプ場で草が茂るかもめ島・頂上の草の広場

・千畳敷に日本海の荒波が押し寄せるかもめ島・千畳敷と日本海の荒波

・灯台があるかもめ島・灯台

・灯台から南側の岩場方面かもめ島・南側の岩場

・「幸せになる鐘」があるかもめ島・幸せになる鐘

岩場や海などダイナミックな自然を感じられるかもめ島でした。

↓さらに詳細はこちら

さてこれで全ての行程を終えて帰路へ。江差から新函館北斗駅への峠道(227号線)にはまだ雪が残っていました。5月に雪とか桜って北海道はすごい…。

江差から函館方面への道中の残雪

帰り

新函館北斗駅から名残惜しい帰り、新幹線は停車駅が少ないパターンで約4時間で東京に着きました。

・新函館北斗駅へ新函館北斗駅前

・駅のホーム内新函館北斗駅のホーム

・新幹線が到着新函館北斗駅に停まる北海道新幹線

・夕食はいかめし弁当♪車内でいかめし弁当

旅行を終えて

桜を追って道南を訪れた2日間の旅でした。翌日は雨だったので天気のタイミングに恵まれました。

五稜郭はソメイヨシノですがそれ以外は品種が違い、色が濃い桜や八重桜系が多い印象でしたが美しかったです。特に五稜郭と松前城の桜は本数が多く、北海道らしくダイナミックに広がる桜が本当に見事でした。桜が好きなのでこの時期(5月上旬)に桜を楽しめて良かったです。

そして今回訪れた函館、松前、江差は幕末の歴史の舞台でもあります。おおまかには次のような感じです。

榎本武揚率いる旧幕府軍が上陸して五稜郭を占領し、松前や江差などへ侵攻、占領する。

松前城の石垣には土方軍が撃ったとされる弾痕があり、開陽丸が沈没したことを榎本、土方は悔しがったエピソードがある。

その後新政府軍の侵攻でそれぞれの地を奪われ、最後には五稜郭へ箱館総攻撃が行われる。

四稜郭の兵は退路を断たれるのを恐れて五稜郭へ退却、土方は五稜郭近辺で銃弾に倒れる。新政府軍が五稜郭を占領して戊辰戦争は終結する。

桜が目的ではありましたが、この地域で起きていた新政府軍と旧幕府軍の戦いについても知る事が出来ました。歴史好きの人は函館以外にも松前や江差なども訪れると良いと思います。

北海道特有の自然、桜、歴史を堪能した旅となりました。

※各所のより詳しい写真は道南旅行2018の写真ページに掲載しています。

【道南旅行1日目】

── 編集記録 ──
2025/05/28 このページはアクセス数が多いため、よりクオリティを上げるために内容を見直してリライトしました。文章をより丁寧に書き直して画像の大型化と数枚追加をしました。

   

↓拍手ボタンがとても励みになります。


みやだいのプロフィールアイコン

Written by みやだい

一眼レフ風景写真が好きな「みやだい」です。全国を旅行、散策している行程やエピソードを中心に紹介しています。近年はお城巡りが好きです。
X → @miyadai_photo

関連リンク

記事へのコメント

\コメントを書く/

※絵文字は対応していません。
※攻撃的、乱暴なコメントはしないで下さい。

名前 (必須)

コメント (必須)