【演奏会案内】アンサンブル・アルページュ 第19回演奏会(「田園」木管十重奏版)
連休中の5/6(土)に例年参加している室内楽の演奏会があります。
今年はベートヴェンの交響曲第6番「田園」の、管楽器を中心とした「十重奏版」で出演します。クラリネットの先生がアレンジした作品で、編成は次の通りです。
- Flute 1
- Oboe 2
- Clarinet 2
- Bassoon 2
- Horn 2
- Contrabass 1
・ファゴット(Bassoon)練習風景
「田園」は良く知られている曲ではありますが、室内楽にアレンジされるとオケとは随分と感覚が違います。管楽器が弦パートを担う部分も多く、普段意識していないフレーズなど様々な発見がありました。
それら1つ1つの意味をちゃんと理解して、1人1人が意志を持った音を出さないといけないのが難しいです。全楽章通すと長い曲でありかつ少人数の特徴として吹き続けになるので、集中力と体力を継続することも苦労します。
単に弦部分の連符が大変な箇所もあり、練習してもなかなか覚えられずそれで精一杯になってしまいますが、その先の音楽をちゃんとできるようにしたいです。ベートーヴェンらしい流れの作り方も大事です。
当たり前ですがただ譜面通りではない様々な意識すべき要素があり、お互いを意識してアンサンブルすることも重要です。先生のレッスンを重ねて様々な事を学びました。例えば、
- 担当するフレーズの意味の理解と雰囲気作り
- 各場面で誰が一番聞かせるバランスにするか
- ハーモニーバランス:主音、3度、5度
- 誰と一緒の動きでアンサンブルをするか
- 各音の処理の仕方(書いていないアーティキュレーションも)
- ベートヴェンらしいビート感の意識
- フレーズの歌い方、どの音を大事にするか
- オケでは意識してない弦楽器部分に対する解釈
・何度も確認した田園のスコア
この編成で交響曲をやるのは元々無理があるのは承知であり挑戦的で、現時点でもまだまだ突き詰めるべき箇所は沢山ありますが、良い演奏ができるように最後の詰めを頑張ります。
前回3番の1楽章を演奏した時は様々なご意見がありました。オケとは違って斬新だという事や、オケと違う事による違和感など。今回の演奏がどう捉えられるかも気になります。
今回も「田園」という良く知られた曲ですが、その情景が浮かび楽しんで頂けるように頑張ります。
アンサンブル・アルページュ 第19回演奏会
【日時】2023年5月6日(土) 13:30開場 14:00開演(16:10終演予定)
【場所】府中の森芸術劇場 ウィーンホール
【入場料】入場無料 全席自由(定員522名)
【曲目】
J.S.バッハ/ブランデンブルク協奏曲第6番 変ロ長調 BWV 1051
L.v.ベートーヴェン/交響曲第6番 ヘ長調 作品68「田園」(木管十重奏版、編曲:裵 鍾燮)
J.ブラームス/弦楽六重奏曲第2番 ト長調 作品36