【演奏会後記】横浜開港祭 ブラスクルーズ

先週6月3日（日）、「横浜開港祭 チャリティー吹奏楽コンサート サ・ブラス・クルーズ２０１２」で演奏してきました！ 先日定期演奏会で出させて頂いた「横浜ブラスオルケスター」にて、コントラファゴットのみ演奏しました。レベルの高い複数の団体が出演する大きな演奏会だし、好きなみなとみらいホールでの演奏で、とても充実感がありました(^^) Ｋ越Ｓ和の自衛隊のFgの方にはお会いできずですが、相模原市吹・グラール等、あと終演後はWIP関係の方々もちらほらと(･o･)

チューナー装着。最低音まで認識した！

本番は夜ですが朝から練習で１日疲れました・・・ ホールについてリハが終わってからの空き時間が何時間もあって、楽屋でFg・Clの人等と色々即興アンサンブル的に吹いて楽しんでました♪ 本番はお客さんびっしり、定期演奏会同様リラックスして楽しんで表現して吹けました。

【演奏曲】
１．組曲「早わかり」より　ガムサッカーズ・マーチ（グレインジャー）
２．リンカンシャーの花束（グレインジャー）
　第1曲 リスボン（船乗りの歌）
　第2曲 ホークストウ農場（守銭奴とその召使い：地方の悲劇）
　第3曲 ラフォード公園の密猟者（密猟の歌）
　第4曲 元気な若い水夫（恋人と結婚するために帰郷）
　第5曲 メルボルン卿（戦いの歌）
　第6曲 行方不明のお嬢さんが見つかった（踊りの歌）
３．日本に捧ぐ歌（S.フェルヘルスト 渡辺哲也編曲）

ガムサッカーズ・マーチはサーカスのような軽快かつ躍動感のあるマーチ。各セクションが細かく絡み合っていますが正確にかみ合っていて、ノリの良い楽しい雰囲気のアンサンブルでした。コントラFgも意外にオリジナル譜があり、最低音付近まで効果的に使われていて、楽器らしさが出せる譜面で、とても楽しんで吹けました。

リンカンシャーは６曲それぞれ色々な要素があって本当に難しい曲。民謡を元にしているので全体的に拍子が複雑だし…。1曲目は6/8、頭は金管中高音とFgのファンファーレ的なアンサンブル。なんだか珍しいし指がもつれる音域。2曲目はゆったりした雰囲気で、感情の起伏のようなダイナミクス・アゴーギグのある感じ。深い豊かな低音を響かせました。特に緊張感があった3曲目、AltCl＆PiccをOb＆Fgが追いかける変拍子ソロで始まる。直前まで危うかったけれど本番はなんとかなったのがさすが！ 拍子の分子にも分数がある不思議な5曲目。 等々。全体的にFgも大活躍の曲で、今回はコントラＦｇは効果的ながら楽でした^^;

日本に捧ぐ歌、参加した合奏は少ないながら、自然に流れに乗って感情移入・表現ができました。全体の一体感も感じられた。Hr/Trbの長い完全ドソロもブラボーでした！

横ブラさんは基礎練きっちりで、今回はコントラファゴットにて本当に鍛えられました。音程もハーモニーも、あれだけ厳格な雰囲気・意識があるからこその高いレベル。各ソロも安定していて、各セクションパーツも正確に縦横濁らずに吹けている。本当に素晴らしいです。あの場にいれば個人技術も意識も鍛えられ確実に上達する。自分自身も課題が見つかったというか、甘かった事を認識できて良かった。コントラFgより並Fgで、こういう中できっちりFgらしい性格が安定して出せるようになりたい！

【日時】2012年6月3日（日） 昼公演・夜公演
【会場】横浜みなとみらいホール
【チケット】Ｓ席1900円、Ａ席1400円、B席900円 （当日券は増額）

・昼公演「祈」 開場11:40　開演12:10
横浜市立万騎が原中学校吹奏楽部
横浜市立本郷中学校吹奏楽部
玉川学園中学部吹奏楽部
柏市立酒井根中学校吹奏楽部
海上自衛隊横須賀音楽隊

・夜公演「響」 開場18:00　開演18:30
ヨコハマウィンドシンフォニー2012（公募による祝祭吹奏楽団）
相模原市民吹奏楽団
横浜ブラスオルケスター
グラールウィンドオーケストラ