【塩釜・女川旅行】(3) 金華山黄金山神社 ~ 島にある東奥の三大霊場の1つ
こんにちは、旅行散策と一眼レフ撮影が趣味の「みやだい」です。
今回は宮城県のバスツアー旅行の2日目後半です。女川港から金華山という島にある金華山黄金山神社とを往復し、帰途に就きました。
女川
女川港
次は金華山(きんかさん)という島へ船で向かいます。
女川港を歩くと風が冷たく吹きます。釣り人が沢山並んでいます。海岸からは山側の街の風景も見え、高台に復興した様子もうかがえました。
・シーパルピア女川から女川港へ
・一帯が津波で被災、再建した街並み
・海沿いに並ぶ漁船
・桟橋方面、釣り人が並ぶ
・湾内の景色
・桟橋へ
・船乗り場の桟橋のマップ
・女川町離島航路ターミナル
・湾内の景色
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金華山へ出港
船は11:00出発をする一往復便しかありませんので必ず乗ります。(時間や予約方法など、最新の情報をご参照ください)
・この船に乗ります
桟橋から乗船して2隻の船に分かれて出航しました。
船員さんが女川の特に震災被害についての解説をされていました。
見えるもの全部作り直した街、高台切り開いたこと、人口6000人、高齢化、漁業従事者が多い街、牡蠣、海産物が仙台へも送られていること、神職は3週間滞在する事など。
途中には右手に女川原発が見えました。
沖合に出るほど段々と揺れが強くなり水しぶきが激しくなりました。
金華山(島)
11:45頃に島の金華山港に到着して下船、この時は小雨状態でした。
・金華山港
桟橋周辺は新しい「石巻市金華山休けい所」がありますがそれ以外は何もなくてすぐ山を登る道です。
・桟橋へ降り立つ、左の斜面に続々と登る人たち
・乗ってきた船
・石巻市金華山休けい所
金華山の参道を登る
大きな鳥居をくぐり急坂道を登っていきますが車(バン)に乗ることもできるようですので足に自信のない方は乗車した方が良いです(特に戻りの船の時間が決まっているため)。
・鳥居をくぐり斜面を登っていきます
・少し急ぎ足でひたすら登ります
・対岸の牡鹿半島
・斜面には水が流れる所も
急坂なので景色がどんどん高くなっていき、水平線や対岸が見えてきます。
・段々港が隠れていく
・太平洋の水平線がはっきり見えます
景色を楽しみながら登っていきます。船の音、静か、何か所か斜面から水の流れも。
分岐する所からは今回は「裏参道」(車道)から進むことにしました。
・分岐点、右は表参道
・左の裏参道から進みました
・三陸復興国立公園
途中に鹿がいました。かわいいですがここまでの道の途中にも鹿のフンが落ちていたので足元注意です。
・鹿が集まる場所
鹿地帯を過ぎて、祈祷の時間が迫っていて急いで登って結構疲れました。足が悪い人は車でないと厳しいでしょう。
・さらに登って神社の建物へ
金華山黄金山神社
・金華山黄金山神社のマップ
祈祷は12:00から開始予定でしたが少し遅れているようでした。それでもぎりぎりに着きました。左側の参拝者休憩所でお茶を飲みストーブで暖を取りならが(しかし急いだため汗かいて暑い)待ち、案内を受けて祈祷殿へと階段を登ります。
・左の建物から入ります
階段を登って祈祷殿に入って席に座り待ちます。しばらくすると神職の方が前後に表れますが、後ろには吊り下げられている大きな太鼓があるのですが、合図なく突然叩き始めてびっくりするはずですので心の準備を。
儀式は厳かな雰囲気の中で笛を吹いたり舞をしたり、そして名前を1人ずつ読み上げたりしていきます。呼ばれて1人ずつ前に出て授与を受けますが、ツアー客は代表者だけが前に出ました。
祈祷は30分ぐらいで終わりました。その頃には雨はやんで天気が回復していました。
急いで境内を回る
ただ時間が押したので問題になるのは帰りの1便しかない船が13:30出発で迫っていることです。
御朱印をもらって急いで外の階段を登って本殿で参拝し、周辺も回りました。事前に境内図を見ましたがすべてを回りきることはできませんでした。
・とても急いで境内を回って参拝
・御神木
金華山を下って船で戻る
かなり急いで下山、今度は砂利道の「表参道」から下りましたが距離はほぼ同じです。行き同様に車も出ておりそれで降りる人もいます。
・表参道から下山
・裏参道と合流
慌ただしく13:30発の船に乗って出発、なんとか間に合って良かった。
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お祓いしたお札等はツアー客分まとめて船内で受け取りました。ツアーとしても予想外の慌ただしさになったようです。境内を回ったり御守り等を買う予定の方は、こんな風に時間に余裕がない場合もあることを覚えておいて下さい。
・慌ただしく乗船
戻りの船も船員さんから様々なお話を聞きました。一度ではなく三年連続でお参りすることでご利益がある事など。疲れもあって少し寝ていきました。
・女川港に到着
女川から帰り
女川港に到着、港周辺をゆっくり歩いていきます。公園にはスケボー場(スケートパーク)もあったりしました。
・シーパルピア女川のマップ
再びシーパルピアへ。さっき訪れていない南側の店舗を中心に見ました。ギター工房や楽器屋さんもありました。
足休めにカフェ(Mother Port Coffee)でコーヒーとパンを食べました。施設全体はお手洗いを含めてとてもきれいで快適な場所でした。
時間になりバスに乗って出発、行きと同じようなルートで新宿へ帰ります。途中夕日がきれいでした。
行きと同じ国見SAに寄って夕食を取りました。
・石巻線沿いを走る
・仙台付近からの夕陽
バス移動長くて運転士さん大変だったと思いますが、今までのバスツアーで一番乗り心地が良かったです。ありがとうございました。
予定より早く新宿の中央通りに到着、余韻のまま帰途へ就きました。
終わりに
「四季の旅」バスツアーで宮城県の塩釜・女川を中心に巡りました。ちょうど過去の旅行時に諦めていたエリアだったので来ることができて良かったです。期待していた以上に充実した旅行になりました。
今回も震災の爪痕を感じることができました。まだ終わっていない、大規模な街の作り直し、高台移転、語り部さんや船員さんのお話、ここに来て現実を味わうことの意義を感じました。
被災したことは悲劇ですが、新しく復興して整備された地域、施設はきれいになっていてお手洗いも安心で快適でした(釣石神社のように仮設の場所もあるので気になる方は事前調査を)。
復興支援で再建されているものの人はさほど多くない等厳しい現実も感じ、今後やっていけるのかは課題になると思いました。ぜひ沢山の人が訪れることを願います。
海鮮など魅力的な産物があり、ホテルのコース料理も良かったし、それぞれに良い魅力がちゃんとありました。そういう価値のある魅力が伝わっていくといいなと思います。
今まで被災地は南三陸、野蒜、気仙沼、陸前高田、大船渡、釜石を訪れており、今回は釜石、女川を訪れました。今後も被災地の現実を知り体感したい、そこにある魅力も知りたいし伝えていきたいです。
※船の時間は変わる可能性がありますのでご利用の際は最新情報を調べて下さい。
【旅行全体リンク】