【岡山旅行】(2) 備中松山城、高梁の町並み散策
こんにちは、旅行散策と一眼レフ撮影を楽しんでいる「みやだい」です。
岡山旅行の2日目は内陸にある備中松山城に行きました。日本三大山城の1つ、日本100名城の1つ、12現存天守の1つである貴重なお城です。
・前日こちら
伯備線で備中高梁駅へ
岡山駅からお城のある備中高梁駅へ向かいます。伯備線の本数がそれほど多くないので注意が必要です。
岡山駅のホームでは全体が黄色い電車をよく見かけます。やってきた伯備線も7両編成の黄色い電車でした。
伯備線からはしばらくは市街地の車窓、倉敷を過ぎると少し渓谷っぽい風景になり、再度開けた宅地風景に変化しました。
前日も訪れた総社駅に停車、ホーム向かいには吉備線の姿が見えました。
ここから先に進むと高梁川を左手に見ながらより険しい渓谷へと入っていきます。
備中松山城
ふいご峠へ
1時間弱で備中高梁(たかはし)駅に到着しました。空気感や雰囲気から遠くの山の方に来たという感じです。
駅に直結する高梁市複合施設は近年できた新しい施設で、スタバや図書館、蔦屋書店などが入る人が集まる場所でした。
備中松山城の8合目・ふいご峠への乗合タクシー(片道800円)を事前予約しているので、入って左の観光案内所で受付をしました。
時間になると東口から通常のタクシー車両に同乗者と4人乗って出発し、ふいご峠へ行きました。電車で来る場合がこれが一番楽で安いと思います。
※車の場合は5合目に駐車して登城整理バス(シャトルバス)で8合目へ(曜日によっては直接8合目に行ける、狭い崖道なので注意)。
天守へ登山
ふいご峠は8合目とはいえお城までは山道の登山です。ここに自販機やトイレがあるので準備を済ませます。
・ふいご峠のマップ
・ふいご峠駐車場
しっかり準備をして出発。いざ登ってみると思ってた以上にしっかり登山という感じでした。天守まではサイトには「700m・20分」と書いてありましたが、高低差のある山道を登り続けて夏ということもあり体力的にも疲れ、汗だくになりながら休み休み登り、40分かかりました。時間には余裕を持って計画した方が良いです。
・天守への山道
・途中の石垣の上からの眺望
天守までの途中の主要な城郭部分に到達すると、こんな山上に高い石垣群があるのが不思議な光景でした。去年訪れた同じく三大山城の岩村城を思い出しました。
・山上に現れる石垣群
・狭間の壁もあり
・そびえ立つ石垣群
・暑さの中階段をどんどん登ります
本丸手前に最後のトイレがあるのでここで準備を整えます。ちなみ足元のこの「バルブ」、「バルス」に見えませんか…?
トイレの後の階段を登ると二の丸に到着、天守などの立派な建物群をこんな山の上に造ったと感心してしまいます。それが現存しているから貴重です。広場は日差しが強いのでベンチの日陰で休みました。
・天守前の広場
本丸の天守に登る前に裏手の二階櫓の方へ寄って行きました。
本丸・天守
本丸の天守に入ります。受付で100名城スタンプを押しました。本丸広場には立派な天守、12現存天守の1つで昔の姿を残しています。
・備中松山城のマップ
・天守前の広場より
・ひまわりが印象的でした
それでは天守の中に入ります。現存天守としては床や階段が揺れない方だと感じました。天井の梁が力強くて凄いですね。現存天守名物の急階段を登っていきます。
・現存天守らしい急階段
・最上階の室内
最上階は特に風が吹き抜けて涼しいです。景色は格子からちょっとだけ見えるぐらいでした。
・格子窓からの眺望は少しだけ
天守を堪能したら天守裏に回り二階櫓を見ました。
・天守裏側からの二階櫓
本丸広場の建物の中には猫城主さんじゅーろーが寝ていました。可愛いですね~。
・本丸広場へ戻る
・猫城主さんじゅーろー
8合目からとはいえ苦労して登ってきた貴重な天守と周辺を堪能しました。アクセスが大変なので再訪も苦労するので、100名城スタンプを押す人は絶対に忘れないようにして下さいね。
↓さらに詳細はこちら
ふいご峠へ戻る
さて8合目ふいご峠まで下ります。ちょっと急ぎ足で15分ぐらいで到着できました。登りとは足の違う部分が疲れますね。
乗合タクシーが来るまで30分以上あるので休憩、すっかり疲れたので汗かいたのでトイレで着替えて、小屋で涼みながら休憩しました。その間5合目に駐車した車利用者用のシャトルバスが何度も行き来していました。
乗合タクシーは今回は1人、事前に可能だとアナウンスがあったのですが途中の武家屋敷(石火矢町)で降ろしてもらいました。
城下町散策
武家屋敷(石火矢町)
武家屋敷に降り立つと日差しが熱くてとても暑い…。この日の高梁(たかはし)市は36度でした。
・石火矢町のマップ
・タクシーで下りた休憩所、その外
その名も武家屋敷通り、趣のある建物が並ぶ通りを歩きます。静かな街並みです。いくつかの建物は中に入れるようですが今回は雰囲気を味わうだけでパスしました。ドラマのロケ地にもなっているようです。通りは伯備線が並行しています。
・見学できる建物があります
・趣のある街並みの通り
交差点に着くと左に曲がり頼久寺通りへ。その名の通り頼久寺があります。
紺屋川美観地区
踏切の所に出ると紺屋川(こうやがわ)通りへ曲がります。ここは「紺屋川美観地区」で風情な通りになっています。川沿いは水の音がして涼し気ですがこの日は暑いですね。
・紺屋川美観地区のマップ
・踏切前より
・川に降りるも暑い
・キリスト教会があります
・川沿いを歩ける場所があります
・レトロな建物を見上げる
・観光物産館
暑さの中、雰囲気のある和風の建物や高梁キリスト教会堂などの風景を楽しみました。
昼食をどうするか悩みましたが、とりあえず備中高梁駅まで歩くことにしました。
途中には高梁市郷土資料館がありました。
駅までは思った以上に距離があり暑さの中頑張って歩きました。市役所前のコンビニのアイスで少し生き返りました。
・振り返った左の山に備中松山城
備中高梁駅
炎天下の中で歩き続けてようやく備中高梁駅に到着しました。14時すぎて昼食がまだだし大分疲れています。
・備中高梁駅のマップ
・近年新しくなった備中高梁駅
1階の「Takahashi Hot Cafe」というお店で遅めの昼食、ピッチャーの冷たい水が助かりました。備中ビーフカレーは玄米入りでお肉が柔らかい辛めのビーフカレーで美味しかったです。
山登りと暑さで体力を奪われ、この日はもう観光したり動くのは無理と判断。2階の蔦屋書店等のフロアでのんびり涼みながら戻りの列車を待ちました。ブラウンを基調とした落ち着いた雰囲気で新しくきれいなスペースで、沢山の人がいて静かに利用していました。
岡山へ
15:27出発の電車は2両編成、来るときは7両編成だったのでその分座れませんでした。正確には席は空いてますが西日本らしい2席ずつの配置のため、隣に座りにくいのが本音です。
・今度は2両編成だった伯備線
立ったままでしたが総社駅から前日に乗った吉備線に乗り換えることにしました。対面ホーム乗り換えで楽だし乗客が少ないので座れました。のんびりな感じだけど急いでいないしゆったりできて良かったです。
・総社駅で吉備線に乗り換え
岡山駅に到着、せっかくなので駅のホームを散策しました。マリンライナーが停車中、先頭者がJR東日本のグリーン車のような2階建てなのが印象的です。去年高松でも見かけたし、ここが四国への入口の駅だと実感します。
すっかり疲れていたのでさんすて岡山のカフェで休憩しました。休憩は大事だと実感しますね。
そして夕食はせっかくだから岡山らしいのが良いなと思って悩みすぎました。名古屋コーチンとか博多ラーメンとか他地域のグルメも魅力的だし、といつまでも決められず…結局「天麩羅えびのや」の海老二本丼にしました。
ということで2日目は備中松山城と町並み散策だけになりました。とても暑かった中での登山や街歩きで体力を使いました。
当初お城へは備中高梁駅から全部歩いて登っていくことも一案でしたが、結果的にどう考えても無理ですね…。長距離歩いたり山登りに慣れてる人でない限り、8合目から行くのが無難だと思います。
3日目へ続く。
【3日目】