【松江旅行】(6) 月山富田城 ~ 安来節の地にある尼子氏の山城、暑さで途中で断念
こんにちは、旅行散策と一眼レフ撮影を楽しんでいる「みやだい」です。
松江旅行3日目前半は、松江駅を出発して安来駅からバスで移動して日本100名城の月山富田城に行きます。

松江のホテル
松江駅前のホテルの2泊目、朝食は前日同様ですがせっかくなので出雲そばやのどぐろ等の山陰名物も堪能しました。
・朝食
今年の6月は異常に暑く、予報通り天気が良くて暑くなりそうです。
・部屋からの眺望、松江駅前
・ロビー
ホテルを出発して月山富田城へ向かいます。
松江駅~山陰本線
ホテルからすぐ近くのJR松江駅に向かいます。
・JR松江駅のマップ
・松江駅前、横断歩道は1か所、後は地下道

・地下道から駅前へ
改札を通り2階のホームへ行くもひとけなく静か、本数少なくて列車が来る気配がありません。
・改札
・静かなホーム

普通列車に乗る予定でしたが少し前に発車する特急に変更することにして、改札で特急券を買いました。
先に普通列車の気動車が外側のホーム(1番のりば)に到着、初めて見る車両でガリガリと気動車らしい音を立てて入線します。調べるとキハ126系で、ステンレス製の2両編成です。
・普通列車
そして内側のホーム(2番のりば)に追い越す特急が到着しました(9:26発)。鳥取行きの「スーパーまつかぜ6号」のキハ187系、独特の車両断面形状、こちらも2両編成で短くて驚きました。
・特急スーパーまつかぜ到着
・空いている車内
走ると気動車のガリガリ音、揺れはありますがカーブでは傾く仕様でサクサク進んで速いです。周りを見ると乗客は少なく、駅間の距離は結構長い印象です。
・車窓、川と並走する時も
東松江駅付近でサンライズ出雲とすれちがった!ちょうどこの時間に通過するんですね、ちょっとラッキーでした。
・サンライズとすれ違いは気分が上がった
・東松江駅を通過
・中海(湖)が見える
・荒島駅の先、豊かな田園地帯

のどかで良い車窓でした。慣れない土地で距離感が変わりませんでしたが時間短縮できたし特急にして正解だったと思います。
安来駅~バス
安来駅に到着、「やすぎ」って読むんですね。ピンときませんでしたが安来節(やすぎぶし)で有名な場所のようです。鳥取県との県境の町です。
・安来駅のマップ
・特急を下車

簡易改札機の出場タッチで出ます。木質感のある駅舎、高さもあり木組みが印象的です。駅の内外にはどじょうすくいのキャラや像であふれてアピールしていました。
・木組みの駅舎内
・改札口前、水槽にはどじょうがいた
外に出て左側のコインロッカーに荷物入れてここからバスに乗ります。
・コインロッカー
ここからは足立美術館(かつてツアーで行ったことがある)のシャトルバスも出ていて人が並んでいます。今回は月山富田城(がっさんとだじょう)へ向かうので安来市のイエローバスに乗ります(足立美術も経由するバス)。待ちますがロータリー前の道路はトラックが多い印象です。
・ロータリーのバス乗り場
・イエローバスの乗り場
10:08発のイエローバスに乗車、小型の車両です。特急に変えたため1つ早い便に乗れました。車内で待っていると外に安来節の姿の人がいました。
・イエローバスが到着
バス前方のディスプレイは安来名物のどじょうデザインでのバス停名表示が独特です。市街地から住宅街から田園、山谷の緑へ、病院辺りはまた町並みになりました。途中には11年前に来た足立美術館も通って懐かしいです。
・市街地を抜けて田園風景へ
・庭園も有名な足立美術館を通る
・その庭園の借景だったと思われる山方面
・再び街に入った病院前、月山富田城の山頂部を望む
下車する「月山入口」へはぐるっと大回りして戻って寄って行くルートでした(寄らないバスもあり、時刻表確認)。ここまでそれなりに遠くに来た感じですが、イエローバスは一律200円で安いです。
月山富田城
登山
「月山入口」バス停で下車。目の前にある安来市立歴史資料館はお休みですが、入り口前の机の引き出しに日本100名城スタンプがありました。
隣には道の駅(道の駅広瀬・富田城)があり、飲食店「そばうどん処尼子」があることを事前確認済み、後で利用しました。
・道の駅 広瀬·富田城のマップ
・バスを下車、道の駅広瀬・富田城
・隣に安来市立歴史資料館、この日はお休み
・資料館前に100名城スタンプ設置
さて駐車場の先の所にトイレや自販機群があり準備を済ませました。
・城の案内図
10:52頃山登り出発、駐車場裏すぐに尼子興久の墓があります。さきほどの店名にもありましたが、主に尼子氏が居城した城のようです。
・尼子氏の旗が並ぶ
・城跡入口
・尼子興久の墓
登っていくと暑くて(今年の6月は異常に暑い)疲れますね。鳥や虫の声が聞こえ、草の香りが漂い、風は熱いです。
前半は眺望が良い2つの曲輪がありました。最初は馬乗馬場、次に千畳平へ。安来の市街地や川が見えます。
・馬乗馬場へ
・馬乗馬場からの眺望
・細長い曲輪、次は右上の千畳平へ
・千畳平に登った
・千畳平からの眺望
・道の駅と川方面
この先の山道を登って行きます。曲輪への入口にはお手洗いがあります。
・山上方面へ、お手洗いあり
・1つ先の曲輪に山中鹿介幸盛の像
ある程度進んだところからは頂上の石垣が見てきえましたが、そこまで遠いし行けるだろうか…無理かもしれないと感じました。思ってた以上にしっかり登山です。日差しは直射でとにかく暑くて体力が奪われます。
基本的に登りますが下る部分もありました(長くなるのでここでは省略します)。そして木造建物がある花ノ壇跡へ到着します。
・花ノ壇跡
・その脇を下り「通路跡」、左に堀切
この辺りからは景色が開けて、周辺にも石垣が見られました。
・石垣の階段を登る
・広い草地の広場(名称不明)へ
・この先の山中御殿を望む、開放的
・本丸などの山頂部を望む
・階段を下りて先へ進む
・整備事業の図
広場横に2番目のお手洗いがあり、そこが最後のようで準備を済ませます。その付近で小休憩しました(11:20頃)。
・山中御殿へ向かう
山中御殿跡
山中御殿跡は山の中腹にある広い平らな空間で、一面に草花が生い茂っています。建物などはなく井戸跡や石垣が見られました。周辺は豊かな緑の森林や山並が見られます。
・月山富田城 山中御殿跡のマップ
・山中御殿の空間へ
・右側、草花が生い茂る空間
・石垣がある
・井戸跡
・石垣下に軍用大井戸
・豊かな自然と曲輪の雰囲気
・緑の山並
見上げると頂上の石垣が見え、この先には七曲がり、三ノ丸~本丸へと続く登り道があります。ですが梅雨の異常に気温高い日の晴れだし、体もまだ暑さに慣れてないから無理しない方が良いと判断し、ここで引き返すことにしました。
・本丸などがある山頂部は遥か上に
・城の図
・山中御殿を振り返る
下山(巖倉寺経由)
山中御殿跡から下りますが来た時とは別ルートで下ります。この辺りまでは道路が通っており駐車場もあるんですね。それとは別の林間の道を通っていきます。
・山中御殿から下る道
・道路に降りるカーブする道、奥に大土塁
・月山富田城 大土塁跡のマップ
道路には降りずここからはより鬱蒼としている自然の中の小道を進みます。自然の香りが漂い静かで少し鳥の声が聞こえます。竹がきれい!
・きれいな竹林
・自然の中の道を進む
日差しが遮られる鬱蒼とした林道、自然を感じられますが虫が多いのがちょっと難点です。
・鬱蒼とした道
左の脇道にお墓の空間がありました。「堀尾吉晴公の墓」で堀尾吉晴は月山富田城の城主の1人ですが、松江城大手門入口に像があったように後に松江城を築いています。尼子三傑の1人である山中鹿介供養塔もありました。
・堀尾吉晴の墓へ
・堀尾吉晴の墓
道へ戻ります。この辺りは最も鬱蒼とした場所です。
・鬱蒼とした道
林道を進むと巌倉寺(いわくらじ、出雲観音霊場18番札所)へ裏手から入り境内を経由し階段を下りました。
後で調べて気付いたのはその手前の小さな建物は観音寺(出雲観音霊場19番札所)という別の寺です。
・建物が見えてきた、観音寺の裏手
・巖倉寺裏手へ
・観音寺の小さな建物
・巖倉寺境内
・巌倉寺のマップ
・寺の下の石垣
・階段を下る
・巖倉寺の門
・巖倉寺と観音寺の入口
寺の下ではさきほどの道路の続きへ出ました。そのまま道路を下れば良いですが、道路の先の階段を登ると序盤の2番目の広場(千畳平)へ出ました。ただここで急に疲れが出てしまいました(素直に降りれば良かったかな)。
・千畳平への道
そうして最初に登り始めた道の駅の駐車場へと戻りました。12:15に道の駅(道の駅広瀬・富田城)に戻りました。すごく暑かったして大汗かいてかなり疲れました。落ち着いてからお手洗いで着替えました。
昼食
道の駅にある飲食店「そばうどん処尼子」にて昼食、冷たい水は生き返ります。
・そば うどん処 尼子のマップ
天ぷらそば1100円、これほどボリュームあって割安ですね、東京なら2000円はしそうです。塩もありちょうど塩分を欲していました。
・天ぷらそば
コーヒーはミニチョコケーキもついて300円でやはりお得です。
・コーヒー
飲食して1時間半ぐらいのんびり待ちました。同じ建物内では売店横で機織り体験をしていました。貼られているポスターを色々見ますがワイン好きなので三次ワイナリーが気になりました。
・道の駅の前
・資料館との通路の椅子で休む
・イエローバスのバス停
そして戻りのイエローバスが到着、14:05に出発しました。来た時よりも小さいバスで、バス停接近は声で案内していたし運転手と乗客のやり取りからより心の距離が近い感じがしました。
・バスが到着
きれいな田園や緑の風景が続きますが行きとはルートが異なり、足立美術館付近から川を渡って老人ホーム等に寄っていき、地域の足としての性格を感じられました。進んでいくと右側に大山がきれいに見えました。
安来駅~米子駅
バスは安来駅に戻りしました。列車の時間までしばらく休んで、簡易改札機の入場タッチでホームに入ります。駅の反対側は工場が占めています。
14:59発予定が遅延して15:06発になりました。朝に松江駅でも見た2両編成の普通列車に初めて乗ります。
・普通列車に乗車
ガリガリと気動車らしいエンジン音と揺れはありますが、暑いのでとても涼しい車内で助かりました。
・涼しい車内
安来~米子間は1駅ですがここは特に駅間が長いようです。米子直前はゆっくりと走る距離が結構長くてじれったいぐらいでした。
・長い駅間の車窓
・米子駅付近は車庫を横にゆっくり走る
次回は米子空港に向かって帰途に就きます。窓側席で飛行機からも沢山写真が撮れました。
(続く)
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