実は歩ける! 芝浦から台場までレインボーブリッジ遊歩道を歩いて渡ってみた
先日レインボーブリッジを歩いてきました。実はレインボーブリッジにはレインボープロムナードという1.7kmの遊歩道があり、無料で歩いて渡ることができるのです。
出入口は芝浦口と台場口があり、芝浦口はJR「田町」駅から徒歩15分、台場口はゆりかもめ「お台場海浜公園」駅から徒歩15分の位置にあります。どちらにしても少し歩きますね。今回は芝浦口から台場口へと進みます。
・レインボープロムナードからの風景
田町駅~芝浦アンカレイジ
JR田町駅芝浦口から道を直進し、東京モノレール、首都高羽田線をくぐるとレインボーブリッジが見えてきます。間近に見る大きなループ線は迫力があります。
芝浦アンカレイジ(※)という建物が橋の芝浦側の入口です。フロアにはトイレと自販機があり、この先にトイレはありませんのでここで準備を済ませます。
(※)アンカレイジとは、吊り橋のメインケーブルを固定させるブロックのこと。レインボーブリッジでは建物も兼ねた構造になっています。
■芝浦アンカレイジの場所
遊歩道は橋の車線の両側、ノースルートとサウスルートがあり、それぞれ別々のエレベーターで登ります。途中で行き来できないのでどちらを行くかここで決める必要があります(台場寄りに1か所渡れる所がありますがゴールに近い)。
南北の景色の特徴として、
- ノースルートは東京タワー、東京スカイツリー、晴海埠頭(東京オリンピック選手村)、豊洲市場
- サウスルートはお台場、第3・6台場、大井ふ頭、品川ふ頭、天気が良ければ富士山も
という感じです。今回は景色を網羅したいので、ノース→サウス→ノースの順に進みます。
ノースルート
ノースルートのエレベータを上りいざ遊歩道へ。歩道は橋の下層の一般道の両脇にあり、中央にはゆりかもめが走っていいます。車の音、排気ガス、橋の揺れで環境は決して良いとは言えず、一般道ながら車は結構飛ばしている印象を受けます。高さがあり景色が良いですがフェンスがあるので見づらいです。でも非日常的な場所でワクワクします。
少し進んで主塔からはフェンスの隙間があるので撮影しやすいです。
・東京タワー
・東京スカイツリー
・2020年東京オリンピック選手村建設地の晴海埠頭
・有明方面
北側の景色を堪能したので、再び芝浦アンカレイジに戻り今度はサウスルートのエレベーターを上ります。
サウスルート
サウスルートへ。後方の橋のループ線部分が印象的です。環境は同じですが、ノースルートは車が後ろから追い越してきてびっくりしますが、サウスルートは前から車が来るのが見えるのでまだましです。歩道は普通に歩く人やジョギングをする人もいます。
進んで行くとすぐ横に第六台場を間近に見下ろせる場所があります。江戸時代末期に外国船を追い払うための砲台跡の1つであり、お台場の名の由来でもあります。そしてお台場のシンボルのフジテレビも見えます。
台場アンカレイジは芝浦アンカレイジと似たような構造ですが海上にあり、現在は通り抜けるだけで下に降りることはできないようになっています。
台場アンカレイジの先は徐々に坂を下っていきます。
第3台場は陸続きの公園。奥にはお台場の風景が広がります。
ゴールに近いP31橋脚で初めてノースルートへの連絡通路があります。道路の下をくぐり再びノースルートへ移動します。
ノースルート~台場口
橋の中央側を振り返ると、渡ってきた橋は結構距離があります。
話題の豊洲市場が近い。遊覧船も行き交う。
もうすぐゴール、サウスルートと合流して台場口へ。
歩いてお台場に到着しました。目の前はお台場海浜公園の北端。
台場口には管理人がいます。自転車は専用の台車へ載せて手押しのようです。
■台場口の場所
まとめ
芝浦から台場までレインボーブリッジを渡ってきました。すぐ横で車が飛ばすのであまり良い環境ではないですが、東京湾上から開放的な景色を眺める事ができる穴場です。夜景もきれいだと思います。
どちらからも渡れますが芝浦口から渡る方が下りが多くて楽です。所要時間は約30分、歩きやすい靴でぜひ歩いてみて下さい。
■営業日
- 4~10月が9:00~21:00(最終入場は30分前まで)
- 11~3月が10:00~18:00(同)
■休業日
- 毎月第3月曜日(祝日の場合翌日)
- 強風の日は通行不可
※最新情報はレインボーブリッジ RAINBOW BRIDGE|東京都港湾局公式ホームページをご参照ください。
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