【武蔵国分寺散策】(3) 武蔵国分寺跡、武蔵国分尼寺跡
こんにちは、旅行散策と一眼レフ撮影を楽しんでいる「みやだい」です。
武蔵国分寺散策の3ページ目です。今回のルートの最後に武蔵国分寺跡、武蔵国分尼寺跡を訪れます。
武蔵国分寺跡
講堂跡、金堂跡周辺
現在の「国分寺」(万葉庭園、薬師堂)から南側へ出ると、広場の区画がいくつか点在するエリアへ。この近辺一帯が武蔵国分寺跡です。
・武蔵国分寺跡のマップ
・まずは上記地図の北西の区画へ
・武蔵国分寺跡の全体図のイメージが分かります
その南側、上記地図で示した中心となる広い芝生の公園の区画へ。ここには講堂、金堂、鐘楼跡の礎石があります。(経蔵・西僧坊跡はお墓になっています。)
日当たりが良くて高木に風がそよぎ自然の香りがする、静かで心地よい場所です。公園なので親子など遊ぶ姿が見られました。
・中心となる区画へ、講堂跡の基礎部分がある
・壇上は細長くて広くて草が生えている
・南側には金堂跡がある
・幅広い講堂跡
・講堂跡の解説
・金堂跡との間の通路には大きな木が生えている
・大きな建物があった事を想像してみる
・幢竿跡の遺構があるようです
・金堂跡へ
・レンガのような地面に礎石が点在
・東側には鐘楼跡
・鐘楼跡付近から南側を眺める
・金堂跡南側の道路より、大きな木がある
過去に神奈川県・海老名の相模国分寺跡にも行った事があり、それと似た雰囲気ですがより大規模な感じがしました。
中門跡周辺
金堂南側のT字路から南側の区画には中門跡、南門跡があります。
・南西側の区画
・南東側の区画、中門跡と参道跡が伸びる
・金堂跡を振り返る
・金堂跡の解説
・中門跡の解説
・中門跡の区画
・中門跡から伸びる参道、柵の私有地?の先に草地が続く
・伽藍中枢部南辺区画 築地塀・溝跡
・道路沿いの先の南門は整備中のようです
七重塔跡
東側の少し離れた区画に七重塔跡があります。
・七重塔跡のマップ
・中門跡付近から東に進む
広場はより木々が茂った感じの公園です。周りは住宅街で、こちらも少し遊ぶ人が居て憩いの場になっています。
・七重塔跡付近の広場
・柵で囲われた七重塔跡
・七重塔の解説、西側にもう1つ塔があったと考えられている
・この右側らへんだろうか、具体的な場所は不明
ここまで武蔵国分寺跡を見てきました。1つ1つの建物跡の規模が大きく、広範囲に及ぶ大きな寺院だったことが伺えます。
国分寺市文化財資料展示室
次は武蔵国分尼寺跡に向かいますが、道中にある展示室に寄っていきます。金堂南側の道を西へ進みます。
・T字路から左(西)へ
国分寺市立第四中学校の一角に国分寺市文化財資料展示室があります。ここでは中学校の敷地での出土品などが展示されていて見学できます。
・国分寺市文化財資料展示室のマップ
・国分寺市文化財資料展示室
武蔵国分尼寺跡
金堂跡周辺
国分寺四中交差点(セブンイレブンあり)をさらに西へ、武蔵野線の線路をくぐると「武蔵国分尼寺跡」に到達します。
・交差点の先へ
・武蔵国分尼寺のマップ
住宅街の中にある芝生の公園という感じで日当たりが良いです。静かで心地よい公園で、時々武蔵野線の音が響きます。
ここも区画跡など要素が沢山あり、武蔵国分寺跡よりも公園的な雰囲気です。金堂、中門跡、講堂後、尼坊跡などがあります。
・武蔵国分尼寺跡へ
伽藍跡に道路が斜めに貫いているのが印象的で、それなりに車通りがあります。
・史跡内を通る道路
・南側、すぐ住宅街が隣接
・武蔵野線が走る音が響く
南端の中門跡へ。その区画や横の敷地は道路で斜めに切り取られた形になっています。
・中門跡の解説
・南端が中門跡、その横は斜めの道路
中門の北側の金堂跡へ。盛り上がった基壇状になっていて尼寺の中心的な場所です。
・中央部に基壇上の金堂跡
・金堂跡の解説
・金堂跡の上より
・北側、道路が斜めに通る
・地層断面が見られる
・講堂想定地の解説
・このあたりに講堂があったとされる
尼坊跡周辺
北側にある尼坊跡は横に細長く、斜めに通った道路で分断されています。
・尼坊跡の西側
・尼坊跡の東側、斜めの道路で分断
・尼坊跡の解説
・近くに建物跡
・北側から振り返る
・塀の向こうに広場
建物跡の区画があって当時の配置がイメージできました。相模国分尼寺がほぼ草地だったのと比べるとより史跡らしいです。ただ中を道路が通ったり敷地周囲がいびつに欠けているのはちょっと残念ですね。
北側にある黒鐘公園は子供たちの声が響いてにぎわっていました。
伝鎌倉街道
武蔵国分尼寺の北側には切通のような「伝鎌倉街道」があります。
・伝鎌倉街道のマップ
緩やかに登る坂道で、頭上に高木が覆い自然があふれ、当時の雰囲気を感じることができます。
・尼寺跡の北側、道路が左に曲がる所の右側に歩道
・緑に挟まれた切通のような歩道
・頭上も緑が豊かで別世界のよう
塚に上れる場所がありました。下には武蔵野線が走っています。
・横の上り口
・フェンスの向こうに武蔵野線
戻って道を突き出ると史跡エリアはここで終わり、住宅街の路地をしばらく進み西国分寺駅へと戻っていきました。
・出口へ
・出て振り返る、周囲は住宅街
・武蔵野線沿いの路地を歩く
おわりに
西国分寺駅をスタート・ゴールとして武蔵国分寺跡周辺を散策しました。
「国分寺」の地名は有名ですが、その由来でもある様々な歴史の断片を実際に体感することができました。
そして市街地とは思えないほど豊かな緑やきれいな湧き水など、自然が心地よい憩いの場所でもありました。
都市部で交通の便が良い場所にあり、良い散策ルートですのでぜひ歩いてみて下さい。
【武蔵国分寺散策ブログ】