【全力ライブレポ】櫻坂46「2nd TOUR 2022 “As you know?”」東京ドーム公演Day1,2 ~ 集大成と菅井友香卒業

    ライブ・イベント

櫻坂46の全国ツアー「2nd TOUR 2022 “As you know?”」の東京ドーム公演Day1,2(11/8(火),9(水))に参戦しました。菅井友香卒業セレモニーも開催されています。その様子のレポートと感想をまとめます。 ※セトリはこちら

今回も大量のメモを元に時間をかけてまとめた大作となりました。

※写真と2日目のMC概要は後日追加します。

・Day2終演後のステージ(撮影可)櫻坂46全国ツアー2022・東京公演Day2・終演後のステージ(撮影可時)

ライブの概要まとめ

櫻坂46「2nd TOUR 2022 “As you know?”」東京公演について

【ツアーの日程】

[大阪] 丸善インテックアリーナ
 9月29日(木)、9月30日(金)

[広島] 広島サンプラザホール
 10月5日(水)、10月6日(木)

[宮城] セキスイハイムスーパーアリーナ
 10月15日(土)、10月16日(日)

[愛知] 日本ガイシホール
 10月21日(金)、10月22日(土)

[福岡] 西日本総合展示場 新館
 10月25日(火)、10月26日(水)

[東京] 東京ドーム
 11月8日(火)、11月9日(水)

【主なポイント】

  • 遠藤光莉は休業中、両日ともアンコールで一部出演
  • 福岡公演で体調不良だった関有美子は復帰、上村莉菜も骨折から復帰
  • 本編のセットリストは両日同じ(地方公演とも同じ)
  • アンコールは欅坂46の曲を披露
  • 10月のプールに飛び込んだ(Day1)、砂塵(Day2)は有観客で初披露
  • 「その日まで」を初パフォーマンス(両日)
  • Day2は菅井友香卒業セレモニーを開催
  • 規制退場中のステージの撮影可(広島公演以降)
  • Day2のみ配信あり

【出演メンバー】

【1期生】上村莉菜、小池美波、小林由依、齋藤冬優花、菅井友香、土生瑞穂(計6人)
【2期生】井上梨名、遠藤光莉(一部出演)、大園玲、大沼晶保、幸阪茉里乃、関有美子、武元唯衣、田村保乃、藤吉夏鈴、増本綺良、松田里奈、森田ひかる、守屋麗奈、山﨑天(計14人)

合計20人 ※在籍メンバー全員

会場周辺の様子

入場までの会場周辺についてDay1の写真を貼ります。※Day2も同様の雰囲気です。

・水道橋駅に掲げられた横断幕櫻坂46全国ツアー2022・東京公演Day1・会場周辺

・陸橋を渡り東京ドームに向かいます櫻坂46全国ツアー2022・東京公演Day1・会場周辺

・周辺には既に沢山の人、縁日もあります櫻坂46全国ツアー2022・東京公演Day1・会場周辺

・東京ドーム正面へ櫻坂46全国ツアー2022・東京公演Day1・会場周辺

・広場前の人々とグッズも長い行列櫻坂46全国ツアー2022・東京公演Day1・会場周辺

・ディスプレイにはツアーロゴ、白・黒バージョンあり櫻坂46全国ツアー2022・東京公演Day1・会場周辺

・2階にはフラッグが並びます櫻坂46全国ツアー2022・東京公演Day1・会場周辺

・ツアーロゴのフラッグ櫻坂46全国ツアー2022・東京公演Day1・会場周辺

・各種ロゴの旗が並びます(風でなびいて撮影難しい)櫻坂46全国ツアー2022・東京公演Day1・会場周辺

・北側へ回るとメンバーの旗が並びます櫻坂46全国ツアー2022・東京公演Day1・会場周辺

・FCブース周辺も賑わいます櫻坂46全国ツアー2022・東京公演Day1・会場周辺

・後楽園駅からも人が沢山流れてきます櫻坂46全国ツアー2022・東京公演Day1・会場周辺

・後楽園駅改札前のファン作のポスター、小池美波さんの誕生日も近い櫻坂46全国ツアー2022・東京公演Day1・会場周辺

・日が落ちてきた大きな東京ドーム、さらに増えた人の波櫻坂46全国ツアー2022・東京公演Day1・会場周辺

・入場が始まりアナウンスが物々しい雰囲気でワクワク櫻坂46全国ツアー2022・東京公演Day1・会場周辺

ライブの様子

入場すると東京ドームの広い空間、結構高さもあります。始まる前から声が反響しています。地方公演と比べてステージのスクリーンやライトの列は横にさらに広く延長されて規模が大きくなっています。

花道も各会場と比べて長く、終端にはバックステージが追加されています。アリーナ中央部の右側には正方形の「ムービングステージ」が待機しており、リフトアップして一部の客席のブロックを越えて左右に移動する大掛かりなものです。

※本編のセトリはDay1,Day2で共通。

序盤

影ナレはDay1は上村、関、Day2は土生、菅井、増本。拍手が反響してディレイがかかるのを感じる。

序盤は事前にペンライトの点灯を控えるように呼びかけられていたステージ。

Overtureが始まる。ペンライトOFF状態で鑑賞、終わると拍手が迎える。

オープニングは静かな暗闇の中、スクリーンに次の文字と声で始まる。

Do you know who we are?
I don't know a lot about you yet.
But today, I can get to know you better.
Even if you don't know us now.
We want to get etched into your memories today.
As you know?

ハードでリズミカルなBGMやスクリーンの映像の元でパンツスタイルのメンバー達が登場してクールなダンス。暗闇にステージや花道からレーザー光線やライトが照射される綿密なステージングの世界。

光る花道を移動する四角い透明なトロッコで山﨑、森田、田村、藤吉が登場。オーラのある静止した凛々しい姿と表情。まるで映画の宇宙船を髣髴とさせる壮大な雰囲気。

4人がステージに合流すると2列になって深いビートやまばゆいライトにに合わせて激しさを増したダンスを繰り広げる。森田、山崎、菅井のソロダンスを経て全体のダンスで盛り上げて終える。

ここまでアイドルとは思えないロックでハードなオーラのカッコいいオープニングだった。

"Let's the show begin"

条件反射で泣けて来る、爽快でノリが良い曲が始まる。髪を振り乱し全身を使った激しいダンスパフォーマンス。2番のピアノソロ部分では、白点滅する花道をスライドするピアノを山﨑が叩きつけるように弾く姿の演出が印象的。戻る時は左手をピアノに置いて振り向くカッコつけた姿。クールな雰囲気で曲を終える。

【曲間】三角形の振り子、スクリーンにデジタル時計がカウントアップ。暗闇にスクリーンが赤く染まる中、花道をクールに歩いていく、それだけでカッコいい。

続いてBAN。幅広いスクリーンの点滅に照らされて、中央部を左右に移動する大掛かりなムービングステージ(地方公演にはなかった)の上でのパフォーマンス。激しいダンスで作るハイテンションな雰囲気、メンバーの気合の入った"HEY"の声が広いドームに響く。間奏の3連符は煙幕と火花が上がる。終始激しくてカッコいい。

【曲間】真っ暗な花道に白い光の道ができ、2列になりステージへと歩いていく、その間手拍子が起きる。歩いているだけでもクールでカッコいい。花道の街頭のライトが赤になると足踏み、青になると歩き出す。再び赤になりすぐ曲へ。

Dead end、再びハイテンションな曲が始まる。森田はステージセンター上の椅子にクールに座り最初の歌のソロ、広い会場を見渡す覇王感がある。赤いスクリーン、他のメンバーは花道でのパフォーマンスで、普段とは違い歩きながらのダンスでリズミカルでカッコいい。サビ前に井上が「東京ドーム、手を上げろー!」と煽る。

森田が花道を歩き出し2番サビではバクステ付近にせり上がった階段でMVのような構図を作る。終盤もMVのように全員が全力疾走してステージへ。スポーティーな快活さがありハイテンションが続いた。

ダンストラック、ステージ上の横6か所ぐらいの段に藤吉、松田、武元、大沼、井上(もっといたかもしれない)、1人ずつ色の違うスポットライトを浴びてクールなソロダンスを披露し実力を見せる。

小池、守屋、小林、山崎、森田、藤吉、田村へ受け継ぎ不穏なBGMでのダンスに変化。叩く音が入った音楽、中央に集まる。

田村が6回叩く動作の後、断絶が始まる。普段とはスタイルの違う雰囲気のダンス、手首の動きが印象的でキレと力のあるダンス。櫻エイトとして1人1人スキルの高いダンス集団のオーラ、強い表現でその実力を見せつけた。

【曲間】暗闇にスクリーンから六角形の頂点のレーザーが照射されて広い空間を貫く。ディストーションの短いBGM。

流れ弾、レーザーやライトが激しく動き広い空間を乱れ照らしながら、ボス感のあるステージングでのパフォーマンス。髪を振り乱し野性的でとても激しい、さらにテンションが上がる。田村は苦しい表情がすごい。小池のセリフは苦しそうな声。

激しくてカッコ良いパフォーマンス集団でアイドルとは思えないような雰囲気。でも過去と違い何か余裕を感じさせられ、激しいけど「静」も上手い感じがした。田村は最後の目を見開いた表情の表現が印象的だった。とても激しい雰囲気に乗せられてその狂ったようなパフォーマンスに熱狂した。

ここまでペンライトをOFFにして広い空間にできた暗闇に、綿密に作られたステージや花道から照射されるレーザーやライトによる派手なステージングで畳みかけ、その強い世界観を体感して圧倒された。

Day1よりDay2の方がメンバーが気持ちが入っているのが感じられ、ファン側も拍手が大きく遠慮せずに乗っていた雰囲気を感じた。

MC1

※メモを取っているのでいずれ追記するかもしれません。

中盤

タイムマシーンでYeah!を1期生6人(上村、小池、小林、齋藤、菅井、土生)によるパフォーマンス。それぞれカラフルな衣装を着ている(さくみみ#206:本当は欅坂を含む過去衣装の予定が各メンバーリクエストのコーデに変更)。

キラキラスクリーンに、デジタル・アナログ時計が付いたキラキラしたトロッコでアリーナ外周を周りファンに手を振ったりレスしたりして楽しんだ。アップテンポで楽しい曲で、会場に灯るカラフルなペンライトが踊り、ノリノリで盛り上がり笑顔あふれる。

齋藤が客席にウェーブを促し、スタンド・アリーナの順にウェーブが両日見事に成功し盛り上がって楽しんだ。底抜けに明るいけどエモい曲、このメンバーでできるのはこれで最後と噛みしめつつ、最後は6人でがんばりきポーズ。

すぐにOne-way stairsが始まって雰囲気が一転、ちょっとアングラでダークな世界へ。黒い衣装の森田と藤吉、クールでカッコいい雰囲気、オクターヴの歌声も印象的。ステージの階段を登りながら振り向いたり2人で絡んだりしつつ、ダイナミックでクールなダンスで表現した。

再び雰囲気が一転してずっと 春だったらなあ。白い背景に花吹雪が舞う柔らかな優しい世界へ。ステージには桜の木も見守る。田村、井上、大園のユニットで白とピンクの衣装で春らしい雰囲気の装い。

田村は表情豊かで感情込めているのが伝わり、大園は落ち着いたクールビューティー、井上は前を見据えた芯がある感じで3人のカラー、歌声の対比が心地よい。キレがありつつも柔らかな振付け。切なくも温かい良い雰囲気が広い会場を包み込む。

制服の人魚、武元、森田、森田、山崎のユニット。黒い衣装で花道に動く四角い透明のトロッコの中と上でパフォーマンス。シャボン玉が飛びスクリーンは魚やクラゲ等が泳ぎ、トロッコは水槽のような雰囲気を出す。青を中心にカラフルなペンライトできれい。

比較的可愛いテーマながら色気のあるセクシーな表現の曲で、4人それぞれの自信を持ったパフォーマンスが見られて成長を感じられた。山﨑のウインクをする等の色気、森田のクールさ、武元の芯とキレのあるダンス、そして特に守屋の美しさ際立つ魅せ方が良かった。レトロサウンドに合わせて広い会場全体でその世界観が広がった。

【曲間】幻想的なBGMが流れ、大園が椅子に座り本を読んでいるシーン。清楚で上品な雰囲気を醸し出している。ハーモニーとキラキラ感、神秘的で、背景は上空夜景から段々緑の木々へと変化しペンライトも緑に染まり、鳥の声や雨の音が加わる。

五月雨よが始まる。櫻坂としては比較的可愛らしい衣装にチェンジ。山﨑のソロの歌い出しは印象的、Day2の方が音程が安定していた。雨の背景、そのままペンライトは緑一色に染まっている。

山﨑をはじめとしてそれぞれの清々しい表情が印象的。特に田村の良い表情が印象的だった。サビでははっと花開く感じだが2番は少し息苦しい感じの表現に変わり、ラスサビ内も同様の変化があり、楽曲を表現している雰囲気がよく伝わった。笑顔が溢れるのが印象的で、広い会場は清々しさに包まれた。

一転してすぐなぜ 恋をして来なかったんだろう?が始まりアップテンポに変化した。畳みかけるウキウキな曲調で気分が乗って来る。2番は理佐卒コン同様に光る太い紐バージョン、藤吉がワイヤーで飛ぶと声は出せなくとも湧いた雰囲気を感じた。藤吉は全体的に比較的落ち着いた表情に思えた。

【曲間】暗闇の中で花道に青いライトと外側へ照射するレーザー。バックステージ(地方公演にはなかった)手前の所でリフトアップされる森田のシルエット。闇の中でクールな表情でソロダンスを踊る。

Nobody's faultをバックステージにてパフォーマンス。流れ的に意外な曲が始まり、可愛い衣装のままというのが新鮮。強いメッセージを持つ曲、全体的にキレがあり自信を感じられる雰囲気で、パフォーマンスが過去よりも強くなり楽曲が熟成されて深まったと感じられた。理佐ポジの井上も印象的。

森田は全体的にクールに決める、終盤では花道に1人出て力強くパフォーマンスした。この衣装でも強さが伝わる、見慣れてる曲でも見飽きる瞬間がなかった。少なくともDay2では所々藤吉の苦しそうな表情が見られた。最後の森田の表情は冷徹風だが悟ったような落ち着き感も。成長した強い表現が感じられるパフォーマンスだった。

【曲間】長調のBGMでバックステージやメインステージから中央へ歩いて集まっていく。

I'm inが始まる、土生センターのBACKS曲。花道中央のムービングステージがリフトアップして左右に動きながらのパフォーマンス。温かいサウンドが響きつつ、櫻坂として随一のかわいらしい振り付けが新鮮。笑顔が溢れるし皆で腕を伸ばしたくなる。

2番は歌詞に合わせて指先を見る上村の良い表情が印象的で、齋藤も同様の表現感が感じられたように、他にも1つ1つの言葉に対する表現を感じられた。リズミカルでHeyやWoh...の動き等はペンライトで参加型という感じで一体感を楽しんだ。終盤はメインステージに移動、Wohの一体感で盛り上がって終わる。

中盤の最後はBuddies。壮大に清々しく始まり、会場は白とサクラピンクに染まる。ステージに広がってのパフォーマンス、理佐ポジは大園。この広い会場を見渡しその全体がBuddiesだと思うと感慨深かった。Yo!で力強くペンライトを上げる一体感。

2番の1列のシーンは多くのメンバーががんばりきポーズをし、最後は菅井の高速がんばりき。菅井ソロの「新しい夜明けが来る」は感慨深い。会場に広がって一体感、手を振ったりも。

【曲中の菅井セリフ】

皆さん今日はお集まり頂きありがとうございます。櫻坂になって2年、こんなに心強いBuddiesができました。目標だった東京ドーム、2ndファイナルとして立つことができて幸せです。キラキラの景色を一生忘れません。これからもbuddiesと櫻坂が沢山の幸せの思い出を重ねていられますように。これからもBuddiesでいてくださいねー!約束ー!

清々しく壮大でエネルギッシュな雰囲気、メンバーは一列になって顔を見合って笑顔で、一体感、多幸感で曲を終えた。

MC2

※メモを取っているのでいずれ追記するかもしれません。

終盤

ダンストラック、暗闇に飛び交うまばゆいライトと点滅する照明、テンポの速い深いビートの激しいドラムの音や警告音風なパルス音が鳴り響く。しばらくそんなハードでハイテンションなステージの演出が続いて気分が爆上がり、会場は赤く染まる。

途中から"HEY!"という声が入って来てまたBAN?と思いきやDead end、断絶、ずっと春、流れ弾、なぜ恋(紐演出あり)、ノバフォと短いダイジェスト的なアレンジメドレー、スポットライトを浴びた2~3人ずつでカッコよくスピーディーにつなげる。

高いテンションを保ったままで畳みかける、とても激しくてカッコいいトラックだった(この音源欲しい!)。そして車のキーをONにしてエンジンをかける映像が映し出される。

車間距離、ペンライトが赤に染まった中で黒い衣装。花道上にレーザーが貫き、地面が光り動くトロッコの中と上でパフォーマンス。踏み込む深いビートがリズミカルな、力強くカッコいいダンス曲の雰囲気。

1人1人の誘うような表現に目を見張る。特に守屋、大沼のカッコよさが際立っていたし、2番の無機質な増本・幸阪も印象的だった。全体的にクールな雰囲気、ラスサビはステージでかっこよくダンスを決める。

恋が絶滅する日、不穏な雰囲気でスタート。気取った英語(スクリーンに文字も表示)やダンスのクールな雰囲気がカッコいい。山﨑は最初の英語から引き込まれ、スタイルが良く大人っぽくなったそのオーラやポテンシャルを感じさせる。

リズミカルなダンス曲としてそれぞれのダンスが凄みを感じた。三連符の所は繰り返してレーザー照射の中で激しくダンスで魅せた。

【曲間】暗闇に6点のレーザーを照射、雷のようなライト、宇宙船みたいな大きな重量感のある音で天井から3×3の四角い白いライトがゆっくり重厚に降りて来る。

スクリーンには断片的に"LAST SONG"の文字が表示しており、ラスボス的な派手なライトや上昇・加速する音が響き、壮大さを演出し最後の曲へと煽る。そしてステージには摩擦係数の白衣装で登場する。

摩擦係数、満を持してのリード曲、それまでとは一新したスタイルの違う表現の曲へ。野性と理性、Wセンターの森田、山崎の凄みだけでなく、それぞれが本当にカッコいい。フォーメーションパートの一体感が凄いし、全体的に確実に完成度が上がっている雰囲気が感じられた。

Day2では藤吉が感情入っていて終始苦しそうな表情なのが印象的だった。体力的にきついラストの曲とは思えない表現に衰えがない力強さ、とてもカッコよくて超クールだ。ラストは煙幕の爆音が上がって消えるのに痺れる。拍手が鳴り響いた。

スクリーンには "As you know?""Thank you TOKYO"の文字が表示。

この後アンコールも要素が多いが、本編だけでも盛りだくさんで重量級の内容、表現力溢れるパワフルな凄いライブ。ツアー集大成に相応しいすさまじいライブだったといえる。

全体的にDay1よりDay2の方がパフォーマンスに気持ちが入っており、ファンの反応も良く拍手も大きかった。

アンコールの手拍子が続く。

Day1 アンコール

欅坂46のOvertureが流れてこの日初めて歓声が漏れる。ライブで久々に聴く曲にボルテージが上がる。ペンライトが緑に染まる。事前にトレーラー映像で"fusion"として示唆されていたものの、この湧いた瞬間の空気感は忘れられない。

曲の前の静寂で誰かのすすり泣く音声が聞こえ、緊張感が漂った。まさかの10月のプールに飛び込んだのイントロが始まり、「10プ」だだと分かると再び歓声が漏れた。

有観客ライブでは初披露となり感慨深いし、2期生含め全員が欅坂時代の緑ハーネス衣装なのも胸熱。でも苦い運命に翻弄された曲だし、当時の胸の苦しさも感じてしまうのが本音だ。

田村がセンター、サビは菅井ソロダンスに藤吉が加わる構成(森田の姿はないようだ)。途中田村は感情が溢れて泣きそうな場面もあり、涙が移りそうだった。

特に2期生にとって複雑な想いの曲、復活・初披露の喜びというよりも複雑な想いが交錯しながら見守った。

次にヒールの高さ、菅井のプレイリストにも入っていた思い入れの曲。相手はまさか守屋茜?とも一瞬思ったが、菅井と仲良しの土生瑞穂と分かり納得した。

会場をトロッコで回りながら歌う等身大の女性像、そして大人になっていく歌詞が感慨深い。オリメンはもういなくなってしまう。最後は2人で抱きしめ合うのが感情を刺激した。

青空が違う、会場は青色に染まる。青マリメンバーの卒セレの度に披露してきたが、ついに「青空とY」になってしまった(結果的に"MARRY"の字の順に卒業したことになる)。

菅井が全ての卒業生パートも歌いソロの声が響き続け、最後の1人である事を実感してしまうが聴き逃すまいと心して聴いた。もう誰もいなくなってしまうのは切ない。最後はステージにメンバー達が笑顔で迎えて良い雰囲気だった。

MC、菅井が涙ぐむ時もあった。次の曲は青春だったと言う。

世界には愛しかないが始まり、青色に染まる。「うわー!」部分は声出し禁止のため無音、と思いきや少し引っ張ったタイミングで菅井が「うわああああ!!」と大絶叫して感情を爆発させ、様々な想いがリンクして感情を強く刺激した。

「10プ」同様に2期生達もパフォーマンスしていることが感慨深い。披露ごとに込める感情表現が強くなっていた「嫌いじゃない!」は過去一番の渾身のセリフでミュージカルの経験も感じられた。

欅坂46の曲を畳みかけて本編とは別にぐっと盛り上がって沸いた目が離せない状態が続いた。万感の想いで菅井最後の欅坂46曲のパフォーマンスを見守った。

退場の最敬礼は菅井。

そのまま止まない拍手、冷めることのない熱狂。胸熱、複雑な想いで涙を流さずにはいられなかった。

拍手が途切れず続いたままダブルアンコールへ。

菅井からメンバー1人1人へのメッセージを伝える。概ね「それぞれが自分らしく」という事を優しく伝えていた。松田は救世主だという言葉が印象深い。

最後にはもう1人、最初誰だか分らなかったが、髪を切り茶髪になりイメチェンしていた休業中の遠藤の姿だった。遠藤だと分かると会場が沸いて温かい想いが伝わる拍手が起きていた。

そして菅井は新キャプテンを松田里奈に指名し、キャプテンバッジを託した。松田は初めて聞いた様子ながらも心の準備はしていたという。

最後にその日まで、菅井の歌い出しの後、ステージから増本が菅井の手を引き花道へ。歌の1番では2期生1人ずつと楽しそうに絡みながら進み、最後に一斉に抱き着く。2番は齋藤から始まり1期生が手を引いて絡み、バックステージで5人が抱き着く。温かさを感じながら、菅井の最後が近いソロ姿を目に焼き付けた。

退場の最敬礼は菅井。

まだ1日目ながらまるで卒セレのような雰囲気や情報量、感情を大きく動かされるアンコールだった。

・Day1終演後のステージ(撮影可)櫻坂46全国ツアー2022・東京公演Day1・終演後のステージ(撮影可時)

東京ドームのドアを出て強い風に背中を押されて現世に戻るとまさに皆既月食の最中(少し後には天王星食も同時に)。まるでライブを祝福しているかのようで神秘的。

・終演後の熱気あふれる会場外櫻坂46全国ツアー2022・東京公演Day1・終演後

・旗の間に月食中の月櫻坂46全国ツアー2022・東京公演Day1・終演後櫻坂46全国ツアー2022・東京公演Day1・終演後

Day2 アンコール

欅坂46のOverture、曲が始まるとこの日も歓声が漏れ、会場は完全に緑に染まった。映像は菅井を中心とした特別バージョン。Wo-のペンライトの動きの一体感、終わってからも歓声が続いた。

そして、なんと不協和音のイントロが始まった!それまでで一番の大きな歓声が広い会場に響き、空気が一変した。菅井が立ち上がり強いこぶしを突く。会場のペンライトは赤色に染まっていた(欅坂時代は緑だったが)。欅坂46の「魔曲」、強いオーラで満たされ熱狂する。

2期生や当時配属前の「新2期生」が遜色なくパフォーマンスしていることが胸を熱くさせる。葵櫓はまさかの「増本櫓」、「子分」のその力強い姿に驚かされ感情を刺激した(11/14放送のラジオ「さくらひなたロッチの伸びしろラジオ」によるとこの時始めて成功したという)。

せわしく動き回るのは最近の櫻坂のダンスとのスタイルを感じさせ、衣装もどことなく違和感を感じるのに年月の経過を感じた。

菅井の最初の「僕は嫌だ!」はミュージカルで発声を改善ししっかりした声で、2番は欅坂時代の東京ドームと同じで田村が務めたのも感慨深い。間奏の部分には「キャー!」という叫び声が小さめの音量ながら聞こえてゾクゾクさせられる。

大サビ前に菅井は「僕は嫌だーー!!」を絶叫し破裂音、大熱狂して高いテンションを保ち、菅井は狂気の表情、最後はやり切ったような表情に感じられた。

曲が終わり熱い大拍手が長く続いた。複雑だが万感の想い、冷めない熱狂、このまま終わりたくない。最初に漏れた歓声以外ファンはしっかり声を我慢し、この意味深い特別な瞬間をしっかり目撃し見守った。

欅坂時代と比べどこか余裕を感じられ、強い雰囲気ながら楽しんでパフォーマンスしているようにも感じられた。これが成長した「櫻坂46の不協和音」だったのだろう。そして卒セレを控えた状態での狂気のパフォーマンス、菅井さんの強さ、タフさも感じずにはいられなかった。

終わりそうにない拍手がしばらく続く中で砂塵が始まった。不協和音の衣装のまま、会場は緑に染まる。菅井1人のソロダンス的な構成が印象的、ラストライブのスモークがなく全体のフォーメーションや動きを見やすい。

サビはリズミカルで力強いダンス、でもみんな清々しい表情なのが印象的。ラスサビでは菅井がワイヤーで飛んだのはまるでミュージカルスターのような雰囲気。

和気あいあい、わちゃわちゃした部分もあり楽しそうでもある。菅井は感慨深そうに楽しそうに踊る、開放というか何かすっきりしたものを感じさせる。最後の菅井の良い表情が印象的、やり切ったという感じだろう。

この曲の雰囲気から何か浄化されていくような感じがした。この曲をセンターとして率いた菅井さんのスター性、実力もありタフな人だと思えた。

Day2 菅井友香卒業セレモニー

スクリーンに映像が始まる。菅井がスタジオで昔の写真を見返すシーンから。静まりかえった暗くて広い空間に熱い視線が集まり、どこからともなくすすり泣く声が響く。

  • デビュー前のレッスン、ゼッケンも違う、こんなに人数いたんだ
  • 黒い羊のヒット祈願の滝行、大変だったけど思い出に残ってる
  • 富士急で早起きしてジェットコースター、すごい目覚め、楽しかった

温かいBGMの中、「菅井友香のスマホフォルダに詰め込まれた 7年間の思い出たち」として、1期生、2期生、TAKAHIRO先生達との様々な写真が映し出される。

  • ラストライブの後、門の前で欅ポーズ、TAKAHIRO先生も
  • 眼鏡ドレッサー賞授賞式
  • ローソンで自分たちを見て喜んでた時(理佐と小林)
  • ほのちゃんと一緒に始球式(ヤクルト)
  • 大好きな写真、おもさびMVのキャンプファイヤー、キラちゃんと一緒の

~写真が続く~

【菅井】ケヤキハウスで泊りがけで2日間、みんなでプールに飛び込んで、この写真好きですね、水中不協和音やったのは思い出。

「キャプテンとして、グループを想い続けた7年間。」

様々なセリフのシーン、「幕を閉じます」等

【菅井ナレーションと過去の声】人生を変えたかった。そして誰かの人生を変えられる人になりたかった。
必要な存在になりたい、いないと寂しいと思われたいです。
こんなに頑張ったことなくて(泣いてる)
有明ライブでの「キャプテン誕生 菅井友香」の発表→「頼れる皆に認めてもらえるようなキャプテンになれるように精一杯頑張りたいと思います。皆さんよろしくお願いします。」
(キャプテンとしての葛藤を語る)

BGMは「その日まで」のしっとりしたピアノバージョン。

【菅井ナレーション】変わりたいのに、変われない
そんな私に自信をくれたのは ありのままの自分を受け入れてくれたメンバーだった
みんながいなかったらここまで続けてこれなかった
何度も逃げ出したくなった、押しつぶされそうにもなった
でも、
「みんなのおかげで前を向けた」(文字)
ありがとう ありがとう
私はこのグループでキャプテンを務めたことを、誇りに思います

壮大なBGMが流れ、菅井が青い大きなドレスを着て登場する。とても豪華で綺麗な姿。大拍手が起きる。

・衣装制作者kimika onaiさんのツイート


※スピーチと各メンバーからの手紙の概要はメモを取っているのでいずれ追記するかもしれません。

【菅井】そして次の曲が最後の曲となります。この場を借りて最後に聴いていただけたら嬉しいです。卒業に際し秋元康先生が書き下ろしてくださいました。みんなとのお別れは寂しいですが、次の道に踏み出すために大切に歌わせて頂けたらと思います。それでは聞いてください。

その日まで、暗転からの「サヨナラ」のソロの歌声からの入りはしっかりした声で、少し震えながらも、すぐしっかり踊り始める。

Day1同様に増本が手を引いて花道へ、2期生1人1人と絡んでから一斉に抱き着いて「大好きー」、2番から1期生1人1人と絡み、サビでバックステージで5人が抱き着く。

「ねえ私を」からリフトアップしてスピーチ。

今日私菅井友香は櫻坂46を卒業します。ここまで沢山の方々に支えて頂き、ここまで走る抜けることができました。また大好きなみなさんにお会いできるよう新たな道を走ります。待ってくれたら嬉しいです。
今日まで、グル-プを守るために闘ってきました。悲しいこともあったけど、さいっこうにたのしかったです。
7年間の応援、ありがとうございました!

拍手が続く。階段を下りて歌を再開。ラスサビの「じゃあね」から明るく輝かしい雰囲気になり、去ってしまう実感がさらに増した。

メンバー達ががんばりきポーズをして並ぶ花道(がんばりきロード)を菅井は走り抜ける。菅井はステージに立ち礼をして、少し奥を進んでから振り向いて、がんばりきポーズをして晴れやかな笑顔を見せた。

そしてステージの奥へと去って行った。大拍手が会場を包み込んだ。惜別、感涙、でもしんみりさせすぎない配慮、本当に立派な最後だった。

菅井友香卒業セレモニーが終了し、2nd TOUR As you know? は全公演が終了した。

・Day2終演後のステージ(撮影可)櫻坂46全国ツアー2022・東京公演Day2・終演後のステージ(撮影可時)

・終演後の熱気あふれる東京ドーム外櫻坂46全国ツアー2022・東京公演Day2・終演後の東京ドーム外櫻坂46全国ツアー2022・東京公演Day2・終演後の東京ドーム外

・水道橋駅の人波櫻坂46全国ツアー2022・東京公演Day2・終演後の東京ドーム外

ライブDay1の感想

櫻坂46初の東京ドームでのライブ初日はツアーファイナル1日目として、菅井さん卒業の前日として、今までになく盛沢山で熱いライブでした。Day1から既に情報量が多く感情が動かされ、寂しい感情もあり、言葉にするのは難しいけど、全体として大満足の内容のライブでした。

東京ドームという広い空間を利用した迫力ある派手目のステージング、反響するサウンドや歌声や拍手、座席に広がるきれいなペンライトも特別感がありました。全体的に声が出せないけど拍手やペンライトで伝わる温かさ等のファンの感情が印象的でした(Day2はより強い)。

本編は櫻坂46らしい表現に徹したカッコいいが詰まったライブでした。宮城公演も見ましたが、間違いなく成長した集大成のライブでした。

ペンライトOFFパートだけでも迫力があり満足度が高かったものの、ファン側のノリがまだ良くない事は正直に少し残念でした(Day2では改善)。

同じ曲でも普段と違う形態もあり飽きないステージで、何度も観たいと思わされるものでした。表現のグループだしせっかくこだわってるのでもっと細かく見たいと思いました。

特に地方公演にはなかったムービングステージは大きな演出で驚きました。動くステージの上でのパフォーマンスは大変だったと思いますが見事でした。

それぞれのメンバー1人1人が凄いけど特に森田、山崎は特別でした。森田の強くダイナミックな表現、山崎の多彩な表現への対応とエースのオーラを見せつけました。

アンコールは欅坂46曲の披露も大きいですが、まるで卒セレのような内容で既に感情が大きく動きました。Day1がこれほどだと千秋楽のDay2はどうなってしまうのかと思わされました。

特に欅坂46の曲には複雑な感情が絡みついています。菅井さんが最後にどんな想いで選曲し向き合ったのか、そのイメージを言葉にするのは簡単ではありません。

"fusion" - 2期生も居るパフォーマンスの感慨深さ、欅坂末期当時の重苦しさ、卒業してしまう寂しさ、とても複雑な感情でした。現メンバーの頼もしさも感じつつも、櫻坂46と欅坂46の折り合いは難しく、Day2にはその答えが出るのだろうか?

その絡みもあり、宮城公演と比べて複雑な感情も含まれたライブでもありました。ですが配信もなくこの時だけの要素もあったので、様々な想いが交錯する熱くて貴重な「今」を体感できて良かったです。

・Day1終了後の公式ツイート

ライブDay2の感想

Day1の時点でも様々な想いがありますが気持ちを切り替え、キャプテン菅井さんを送り出すことに集中して臨んだライブでした。現地の観戦とリピート配信を2回視聴(当日分は途中から)しました。

菅井さん卒業について

本編も大きかったけどキャプテンの卒セレは別格で、とても感涙したラストでした。あの広い空間の中に居る菅井さんのドレス姿を目に焼き付けました。簡単には語り切れない複雑な感情、しばらく冷め止まない状況が続いています。

菅井さんは本当に優しくて、そしてタフで強いキャプテンでした。1期生、最初に加入した2期生、「新2期生」それぞれにとって菅井さんは大事な存在だったと改めて思えました。そこには強い絆がありました。

菅井さんがグループの歴史そのもので、大きな支えで、この難しいグループが継続できました。重苦しい時期もあったが菅井さんだから持ちこたえられた大功労者です。菅井さん自身もグループとともに逞しく成長しました。

いつも卒業生を見送る側だった菅井さん、最後には色々言われている欅坂46への配慮もあり、その愛情を感じました。人格的にも本当に素晴らしい人です。こういう大きな場で盛大に送り出せて良かったです。

この魅力的なグループを作ってくれて、支えてくれて、闘ってくれてありがとうという気持ちでいっぱいです。沢山の苦悩があったと思うけれど、これからは開放されてまた新しい道を歩むことを応援しています。

試みるも言葉にするのが難しいほどに大きく複雑な感情。喪失感。それほどに大きな存在で、ただ感謝と幸せを願う気持ちでいっぱいです。

本編について

アンコールや卒セレの感情がとても大きいですが、ツアーファイナル千秋楽として本編だけでもすさまじいライブでした。Day1よりDay2の方が盛り上がった雰囲気を感じられました。

本編が地方公演と同じで省略しなかった、特に卒セレもあるDay2もというのは意外でした。前半からハード、最後までハード、終始エネルギーに満ちたライブでした。

東京ドームという大空間を支配して圧倒され続け、派手目なステージング演出にも負けていませんでした。曲によって変幻自在、ひたむきに楽曲を表現するパフォーマンスにかける、そんな櫻坂46が好きだと改めて思えました。

覚悟、自信、成長、菅井さんへの想い - 様々な想いが渦巻く中、1人1人が櫻坂46としての自信・実力・成長が感じられました。

強い部分はもちろんですが、五月雨よで歌詞が切なくなる部分、I'm inのような可愛い曲でも同様に歌詞に応じて空気が変わる感じは「表現している」と実感できました。

個人的なハイライトは、

  • Dead endの花道バージョンのカッコよさ、森田の覇王感
  • 断然7人の強いオーラ
  • ハードな流れ弾の余裕感
  • ずっと 春だったらなあの清々しい雰囲気
  • 制服の人魚の4人の自信を持ったパフォーマンス(特に守屋麗奈)
  • さらに強さが増したノバフォ
  • 車間距離・恋が絶滅・摩擦係数のダンスで魅せるカッコよさ
  • ダンストラックのハードなカッコよさ

とにかくカッコいい、強いエネルギー、オーラ、ポテンシャル、それらが感じられる大きな魅力のあるグループで、またとんでもないものを体感しました。

この強いオーラは他のアイドルグループではなしえないと思います。アイドルの皮を被った「表現者」が、さらに成長した姿が見られました。

"As you know?" - Buddiesとしてもこれほどだとは知らなかった、想像を超えていた、どこまでも可能性を感じる!

今強く感じている櫻坂46のこの大きな魅力を、アイドルの偏見なしにどう伝えて広めていこうかと拡散意欲が強まりました。絶対にはまるので櫻坂46のライブを1人でも多くが体感してほしい!

アンコール・“fusion”について

アンコールで演じられた欅坂46、大爆発の不協和音と浄化の砂塵という感じでした。欅坂の事、卒業の事、様々な要素が交錯して感情が強烈に刺激された瞬間でした。この時の空気感は忘れることができないでしょう。

"fusion"の意味の個人的解釈は、

その時々の櫻坂46の「今」が、欅坂46の楽曲も表現し愛し続けること。

補足すると、

「欅坂46」という過去の再現や復活を期待するのではなく、
改名してから未来をどんどん切り開いている櫻坂46として、
その時のメンバーが表現する「今」のパフォーマンスをして受け継いでいく
そうやって欅坂46の楽曲が生き続けてほしい

こういう事だと考えています。直近の雑誌の菅井さんのインタビュー(B.L.T.2022/12号)にも「欅坂の楽曲が特別感なく歌い継がれてほしい」という事が書かれていました。

曖昧で色々と言われてきた欅坂46の位置づけを、櫻坂46として捉え方をしっかり定義し、そして守りたい。卒業に当たりそういう菅井さんの強い願望、愛情だったという気がしています。

今回最初に加入した2期生・「新2期生」達も欅坂46の曲を立派にこなし、より成長した「櫻坂46としてのパフォーマンス」をしました。とても感慨深いことです。

実力を付けた櫻坂46は欅坂46との"fusion"を果たし、この先も迷いなく進んでいく道筋を、菅井さんが最後に残したのでしょう。

櫻坂46全国ツアー2022・東京公演・菅井さんのメッセージカード

ライブを終えて

櫻坂46の第2章が始まります。しばらく感情の処理は大変だけど、この熱く想いあふれるライブを通してますますグループが誇らしく思い好きになりました。

菅井さんが居ない櫻坂46がどうなるか想像できないけど、菅井さんの愛情を受け継いだメンバーなら大丈夫、松田キャプテンなら大丈夫だと思えています。

3期生を温かく迎え入れ、絆あふれる表現者グループとして、新たな「今」を切り開き続けていくでしょう。

今後も大変な面があると思うけど、何があってもどこまでも強く逞しくなれるグループだと信じることができています。今後も大きな可能性と魅力であふれる櫻坂46を応援し続けます。

・ツアー終了後の公式ツイート

2nd TOUR 2022 “As you know?” 東京ドーム公演 セットリスト

0. Overture
1. 条件反射で泣けて来る
2. BAN
3. Dead end
4. 断絶
5. 流れ弾
6. タイムマシーンでYeah!
7. One-way stairs
8. ずっと 春だったらなあ
9. 制服の人魚
10. 五月雨よ
11. なぜ 恋をして来なかったんだろう?
12. Nobody’s fault
13. I'm in
14. Buddies
15. 車間距離
16. 恋が絶滅する日
17. 摩擦係数

【Day1アンコール】
Overture(欅坂46)
EN1. 10月のプールに飛び込んだ
EN2. ヒールの高さ
EN3. 青空が違う
EN4. 世界には愛しかない

菅井からメンバーへメッセージ
WEN. その日まで

【Day2アンコール】
Overture(欅坂46)
EN1. 不協和音
EN2. 砂塵

菅井友香卒業セレモニー
EN3. その日まで

編集後記

東京ドーム公演は要素がとても多くて感情も大きく動いて、整理したりまとめたりするのにとても時間がかかってしまいました。全てをうまく表せ切れているとも思えていません。

メモを見返したりまとめたりしている時も、当時の心情を思い出して何度も涙が出ました。欅坂ラストライブに匹敵する苦しいまとめ作業でした。

「感情の記憶」-向き合っている内にそんなテーマができました。「刹那な表現者集団」-このブログで記録しているのはその時その時にしか味わえない感情の記録、それが重要なグループだからです。

この素晴らしいグループの活動を自分なりに全力でまとめたこの記録が、後で誰かが見て何かを感じて心が動いてくれたらくれたら幸いです。

【次のライブ】

【前のライブ】

   

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Written by みやだい

欅坂46櫻坂46のファン「みやだい」のブログです。アーティスティックな表現力の高さとそこにかけるメンタリティーが好きです。全力でライブレポまとめてます。真面目マイペース平和主義、前向きでいたい。
X(旧Twitter)@miyadai_buddies



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