【愛知旅行】(1) ささしまライブ、松重閘門、岡崎城、有松、七里の渡し ~ 定番外・時代様々
こんにちは、旅行散策と一眼レフ撮影を楽しんでいる「みやだい」です。
2021年4月に名古屋での用事に合わせて愛知県内の旅行に行きました。遅くなりましたが当時の記録を元にまとめます。
※各地のより詳細な様子は愛知旅行2021の写真ページに掲載しています。
旅行のテーマと感染症対策
今回は名古屋で用事があったのでそれに合わせて愛知県内を回ることにしました。
名古屋近辺の主なスポットは既に行ったことがあるので、今回のテーマは「定番ではないよりディープなスポットに行く」としました。
スポットを色々調べて訪れた場所は次の通りです。
【1日目】
ささしまライブ駅周辺、松重閘門、岡崎公園・岡崎城、有松の町並み、七里の渡し
【2日目】
清須公園・清洲古城跡公園・清洲城、勝川駅(城北線~JR間を歩く)
ご時世から久しぶりの旅行となり、とてもワクワクしました。
【感染症対策について】
当時は感染症対策の観点から不要不急の外出と都県跨ぎの自粛が求められている状況ですが、普段から高い意識で対策を実行しており、また十分悩んで慎重に検討した上で行くことを決めました。
行くにあたり事前に民間PCR検査を受け、陰性の結果であることを確認しました。
訪問場所も屋外を基本とし外食も避け、建物内でも定められたルールを守りつつ密にならないように意識しました。
当時愛知県には「緊急事態宣言」や「まん延防止等重点措置」は発令されていませんが、東京都内同様の緊張感を保って行動しました。
※このブログを書いた11/14時点まで、コロナには感染せず過ごせています。
行き
遠出できないご時世が続いたため久々に新幹線に乗車しました。本数が少なくなっているし駅構内に人が少ない、今までに見たことがない異様な光景でした。このご時世から貴重な乗車だしワクワクしました。
久しぶりの新幹線にワクワク。
天気が良くて富士山がきれいに見えました。
名古屋駅に到着。
ささしまライブ駅周辺
最初はあおなみ線で名駅の隣のささしまライブ駅へ向かいます。
・ささしまライブ駅のマップ
駅南側は「ささしまライブ24地区」という再開発地区であり、2014年にも訪れていますがさらに整備が進んでいました。
階段途中からデッキが伸びるようになり、高層ビルのグローバルゲートや愛知大学に繋がっていました。以前はなかったグローバルゲートや中京テレビなどができて建物が増えましたが、ご時世のためかひと気はなく静かでした。
中京テレビ本社ビル。
グローバルゲート。
地上への階段の途中にデッキが繋がりました。
愛知大学へ繋がっています。
運河のため池部分はキャナルパークささしまとして整備されました。日当たりが良く芝生の広場があり、まだ一部工事中の雰囲気です。
南側の橋から再開発地区全体を眺められます。
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広見憩いの杜
そのまま中川運河沿いに南下します。道路を歩くと途中から運河沿いに整備された遊歩道に出られます。
運河の角の部分、露橋水処理センターの上部空間は「広見憩いの杜」として公園が新しく整備されています。
・広見憩いの社のマップ
円形沈殿池の跡が分かる円形芝生広場。新しい憩いの場は今のところ人は少なく閑散としていました。
そのまま運河沿いに東側へ、新幹線など沢山の線路の下をくぐると名鉄の山王駅付近に出ます。
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松重閘門
交通量の多い鉄道や道路の先にそのまま進むと松重閘門(こうもん)があります。
・松重閘門のマップ
閘門とは水位の差がある水路間で船を上下さて通航できるようにする設備です。「東洋のパナマ運河」とも呼ばれていました。
歴史を感じさせる西洋風の2つの塔を持つ水門です。
かつては水運が盛んで名古屋の産業の発展に貢献してきましたが、今は使用されず静かに保存されています。
道路を挟んで堀川側にも同様の塔があります。こちらの方が間近に見られます。
周辺は車通りが多くて新幹線も走り、交通の形態の変化を感じさせます。
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次は名鉄で東岡崎駅へ向かいます。山王駅は平行する沢山の電車が通過するのが見えるスポットになっています。
岡崎公園・岡崎城
東岡崎駅へ到着、バスが良く分からないのでお城まで歩くことにしました。乙川沿い散策は気持ち良く、その途中で昼食を食べました(感染症対策も兼ねて)。
・岡崎城のマップ
岡崎城は徳川家康が生まれたお城であり、桶狭間の戦いで今川義元が敗れると人質から解放されて再出発したお城でもあります。江戸時代には「神君出生の城」として神聖化され、譜代大名が歴代城主を務めています。日本100名城に指定されています。
岡崎城跡を整備した岡崎公園内へ、北東側にある立派な大手門から入ります。
公園内にはからくり時計、徳川家康の像、家康産湯の井戸、茶室など様々な見所があります。
入口付近は公園という感じでしたが、城の西側へ回ると巨木が立ち並ぶ自然豊かで潤いのある場所でした。
五万石藤はちょうど満開でした。
龍城堀は以前池の水を抜く番組で観た事がある場所でした。
持仏堂曲輪の清海堀は深い空堀があります。
太鼓門跡付近の天守が見える所には竹千代、家康公の出世ベンチも。
本丸には家康を祀る東照宮の1つ、龍城(たつき)神社があります。
天守前へ。手前に大きな松の木があります。
天守からの眺望は公園内や周辺の町並みを見渡すことができます。北側の大手門方面。
東岡崎駅方面。
川が合流する辺り。
名鉄線が走る音が響くのが印象的です。
眺望を楽しんだ後は再び心地よい乙川沿いを歩いて東岡崎駅へ戻ります。
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有松の町並み
名鉄で名古屋方面に戻り「有松の町並み」がある有松駅へ移動します。
・有松のマップ
江戸時代の面影を残す「有松の町並み」は国の重要伝統的建造物群保存地区に選定され、国の伝統工芸品の有松絞の産地であり、2019年には「江戸時代の情緒に触れる絞りの産地~藍染が風にゆれる町 有松~」として日本遺産にも指定されています。
駅前の道路のすぐ先の交差点から東西に伝統的な町並みが続いています。
まずは西側へ。格子の窓、塗籠造、うだつ等の構造の伝統的な建物が続きます。山車庫や蔵もあります。
趣のあるお店です。
伝統的な街並みが続きます。赤い丸型ポストも。
名古屋市指定有形文化財の1つの岡家住宅。
各建物の入口は「ありまつ」の暖簾で統一されています。
駅前の交差点に戻り今度は東側へ。
服部家は愛知県の有形文化財、有松の中心的な屋敷です。
2つの蔵が印象的です。
雰囲気のある町並みが続きます。
有松山車会館、布袋車の山車庫。
ご時世なのか時間帯なのかひと気はあまりなく、趣のある建物群を落ち着いて見て回ることができました(以前川越に行った時はものすごい人だったのと対照的)。
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七里の渡し(宮の渡し公園)
堀田駅で名鉄から名城線に乗り換え(駅間徒歩10分)、伝馬町駅から歩いて宮の渡し公園(七里の渡し)へ。
・七里の渡し(宮の渡し公園)のマップ
七里の渡しはかつての東海道唯一の海上路で、宮宿(熱田)と桑名を結んでいました。その熱田側の船着き場を整備した公園で、桟橋や時の鐘や常夜灯があります。
常夜灯。
時の鐘。
立て札や解説なども。
歌川広重「東海道五十三次」42番「宮」に描かれる七里の渡し。
桟橋は静かでカモメの声や潮の香り、風でそよそよと草の音がして穏やかで落ち着く雰囲気。かつての港は今は内陸となって突き当りには新幹線も通り、交通手段の変化を感じさせます。
道路を挟んだ所にある江戸末期の旧旅籠屋の丹羽家住宅と明治29年建築の熱田荘がその景観を伝えます。
丹羽家住宅。
熱田荘。
日が沈んできて穏やかでこの日のゴールにちょうど良い雰囲気でした。
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近くには名古屋グルメ「ひつまぶし」の名店「あつた蓬莱軒」がありますが、外食を避けるために今回は惜しくもパス。
行程を終え、ホテルのある名駅へ向かいます。栄で東山線へ乗り換えると混雑に突入し大都会名古屋の中心部へ。まだ警戒が必要な世の中なので夕食はテイクアウトしてホテルで食べました。
この日は歩き続けて特に後半は体力的に少しきつかったですが、電車移動で足を休ませてなんとか予定通り網羅できて達成感がありました。
それぞれ超定番とはいえない場所で、戦国時代、江戸時代、近代、現代と様々な時代の愛知県に触れることができました。
※このブログを書いた11/14時点まで、コロナには感染せず過ごせています。
※各地のより詳細な様子は愛知旅行2021の写真ページに掲載しています。
2日目に続く☆
【2日目】