【貴重な機会】コントラファゴット・公開マスタークラスを聴講した
「コントラファゴット 公開マスタークラス」を聴講しました。コントラファゴットでのレッスンイベントは珍しいと思われるしとても貴重な機会でした。
講師は、バイエルン国立歌劇場管弦楽団 ソロコントラファゴット奏者 ゲルノート・フリードリヒ氏です。メーニッヒの楽器を使われているようです。
・イベントのチラシ
会場はこちらの地下のイベントスペース。日暮れの18時半からスタートしました。
・会場のスペースDoの入口
・入口前のイベント案内
レッスンを受けられているのはプロのお二方、メーニッヒとヘッケルの楽器が置かれていました。聴講席では周りには有名なプロ奏者の方々の姿も見られ、ファゴット界でも注目のイベントだったことがうかがえます。
コントラファゴットはファゴットとも異なるユニークな楽器としての様々な要素があると実感し、それを極めた奏者によるその特有の技術やこだわりが伝えられた貴重なレッスンでした。
何かと謎が多いコントラファゴットですが、向き合うに当たり考え方の視野も知識も広がってとても刺激を受けました!メモノートにじっくりまとめたのでそれを見返していくのが楽しみです。
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内容はオケスタもありましたが、楽器の安定的な構え方や運指の工夫などの基礎もじっくり時間を取っていた事も勉強になりました。それぐらいにコントラファゴットの基本は曖昧で知られていないのでしょう。
翻訳を交えていた事もあり、特に運指に対しては細かい事が聞き取れない事もあったので、後で何か情報が発信されると良いなと思っています。
前半の基礎の話では、力が入らない構え方、フォルテの時のアンブシュアとお腹の使い方、ハーフホール相当の音の安定法、性能的なファゴットとの違い、リードの話等々。早速しばらく基礎練習したいです。
後半のオケスタはサロメ、ブラ1、左手のためのピアノ協奏曲が中心でした。定番だし実践的で表現のイメージが膨らんで勉強になり、安定した美しい豊かな表現も堪能できました。
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とにかく非常に高価なヘッケルとメーニッヒのとても豊かでリッチな響きを目前で浴びられただけでも価値があります。自分のアマティでどこまでできるか…ひとまずリード含めてベストコンディションを目指します。
まずはコントラファゴットをしっかり豊かに響かせられるようになりたいと思いました。全体的に粗のない音色と安定したピッチとムラなくコントロールしてしっかり表現できるレベルまでと、課題は山盛りですが意欲が湧いています。
コントラファゴットはファゴットとは別物としてしっかり丁寧に向き合う必要がある、そう意識が向上したとても濃密で貴重な体験で、ぜひ今後に活かしていきたいです。
・主催店による告知ポスト
?9/25開催?
— 管楽器専門店ダク ホルンフェア2025開催中9/30まで? (@DAC_music) August 25, 2025
【#コントラファゴット 公開マスタークラス???】https://t.co/iRVSKVM9jH
バイエルン国立歌劇場管弦楽団 ソロコントラファゴット奏者 ゲルノート・フリードリヒ氏によるコントラファゴットのマスタークラスです??#ファゴット 奏者の皆様、この類を見ない大変貴重な機会をお見逃しなく? pic.twitter.com/opINfexngr
P.S. 主催店のDACさん、新宿の隣の新大久保にあるファゴットやコントラファゴットも扱っている大きな管楽器屋さんです。サリュソフォーンが扱われている時もあります。
・DACのお店の前DACさんには10年以上ぶりに行きましたが、懐かしい大学の後輩の店員さんに会えました。