【愛知名鉄旅行】(3) 知立駅、豊田市美術館、挙母城跡、豊橋駅
こんにちは、旅行散策と一眼レフ撮影を楽しんでいる「みやだい」です。
7月に日帰りで愛知旅行に行きました。名鉄線を巡って観光する旅で、終盤は知立を経由して豊田へ行きました。
知立駅(高架化工事中)
神宮前駅から特急に乗り、知立(ちりゅう)駅で三河線(北側の「山線」)に乗り換えします。
・知立駅のマップ
【余談】アナウンスで聞いた「ちりゅう」のイントネーションがイメージと違いました。下がり続けるのではなく「りゅ」で高くなる感じなんですね。
高架ホーム
知立駅は大規模に高架化工事中でした。地上からのアプローチ部分が長いし、2層の立体構造のホームになるようです。
・知立駅の高架ホームへ
この時は名古屋本線の豊橋方面だけが8番線として高架線に移設された状態で、隣のホームはまだふさがれており、さらに横にできるホームの島はまだ存在していません。
・2階のホーム、北口へは1階に降りる構造
・8番線の隣は未使用状態
工事途中のため乗り換え順路に迷いました。2階のホームからさらに上(3階)に登って横の通路を通って1階の従来のホームに降りる構造でした。
・乗り換えは意外にも上に上がる
・階段から地上ホームや工事の様子が見える
・高架ホームからさらに上に上がるのは不思議な感じ
・3階の乗り換え連絡通路を右へ曲がる
・工事途中の知立駅の構内案内図
・通路の窓からは大規模な工事の様子が伺える
・仮設通路の様子
新しい三河線はさらに上層階になるので本当に大規模な立体駅になりますね。両階とも2面4線で、似たような構造の太田川駅よりもホームが多くなります。
・長いアプローチ、さらに上層階にもホームができる
地上ホーム
さて既存地上ホームの上から階段をどんどん下って現在の三河線がある地上ホームへ向かいます。
・現行地上ホームへ一気に降りていく
・大きな構造になる大掛かりな工事
・地上ホームの三河線ホームへ
・南口がある
出発を待っている三河線は2両編成でローカル感があります。
・三河線の猿投(さなげ)行き
この2両編成があの高い高架線上に来ると思うとそれもギャップを感じますね。おそらく名古屋方面からの直通で両数増加するのではと想像できます。
それでは三河線で出発、単線でローカルな町並みをゆっくり走ります。たぶん単線だから急行系統はないのでしょう。
知立駅の隣は「三河知立駅」という似たような駅名ですが、今年3月に東側に移転したらしいです。少し調べたのですがこの辺りの名古屋本線、三河線の交差の仕方は色々変遷があるようです。
疲れたのであまり車窓は見られていないまま揺られていきました。豊田市付近で町が大きくなりました。
豊田市エリア
豊田市美術館へ
豊田市(とよたし)駅に到着しました。ホームが3つの高架駅で大きな駅という感じで、地下鉄の姿もありました。名鉄豊田線経由の鶴舞線でそちら側も名古屋方面と繋がってるようです。
・豊田市駅のマップ
・豊田市駅に到着
・横には地下鉄鶴舞線の車両も
近くにある愛知環状鉄道の新豊田駅とはペデストリアンデッキで繋がっていますが、この時は名鉄側が工事中で地上から歩きました。
周辺はデパートなど大きな建物があり、想像以上に都会的な雰囲気でした。調べると豊田市の人口は愛知県内で名古屋市に次いで2位なんですね。
・工事中のため地上経由で
・ペデストリアンデッキと商業施設群、人通りも多い
・デッキの中央部へ、この下はけやき通り
・奥には愛知環状鉄道の新豊田駅
けやき通りを南下して豊田市美術館へ向かいます。青い色の案内表示が沢山ありました。トヨタ自動車のおひざ元ということもあってか通りには車通りも多いですね。
【余談】豊田市美術館に行くのはとあるアーティストのMVで使われていたからです。一般的には今年(2024年)4月に開館した隣の豊田市博物館の方が注目度が高いでしょう。
・豊田市美術館へは案内が沢山あり
・大通りと愛環線の築堤
ローソンで曲がり土手上には愛知環状鉄道、こちらは2,4両。うなぎ屋さんの良い香りが…。
・案内の通り愛環線をくぐる
最後は愛環線より高い所まで坂を登って疲れました。
・愛環線を見下ろす高さまで登った
・駅から徒歩15分ぐらいで豊田市美術館に到着
豊田市美術館 1階
美術館は17:00の入場終了時間間近ですが、この時の目的は館外や周辺なので大丈夫です。
・豊田市美術館
美術館では「だまし絵」で有名なエッシャー展を開催しているようでした(ちょっと気になったけど時間的にパス)。タクシーで急いで来た人の姿も。
・豊田市美術館
1階から入ってそのまま同フロア奥の西側の出口から出ました。美術館らしい造形が美しい建物です。館外はセミの声が響きたまに鳥の声も聞こえます。
・美術館西側の館外へ、美しい造形
左側の広場には直線的に区切られた地面と、周辺にもいくつかのオブジェがあります。丸い噴水はボコボコ音を立てています。
・広場の空間
・長いスロープ
・「ダブル・コーンズ」(リチャード・セラ)
・大きな市松模様の地面
・ボコボコと音を立てる丸い噴水
・「柱のある立方体」(ソル・ルウィット)
挙母城跡
西側の道路の方へ向かうと挙母(ころも)城の櫓があります。別名で七州城(しちしゅうじょう)ともいいます。
・挙母城跡のマップ
・西側の通路から挙母城へ
・再建された櫓がある
・少し伸びる石垣の塀、階段あり
・階段を上った所
・挙母城(七州城)隅櫓跡の解説
・上から挙母城隅櫓に近づける
後で調べたのですが、豊田市の前身は挙母市で、トヨタ自動車や創設者の豊田姓が豊田市に改名した由来だそうです。
この美術館は挙母城の城址に位置しており、ここが豊田=挙母地域の中心地だったという事になります。思わずして知ることになった発見でした。
近くには又日亭(ゆうじつてい)という和風の伝統的な建物がありました。
・緑豊かな緩やかな石段、湾曲した木も
・又日亭の建物
・又日亭の解説
豊田市美術館 2階
再び美術館側へ通路を進むと2階部分で、池の向こうに美術館の建物が見渡せます。
・田んぼのような所を抜ける
・池越しに美術館の建物を眺める
・左側には新しい豊田市博物館
坂を下ってスロープを登って美術館前広場の2階部分へ。
静かでひそやかな雰囲気。さきほどの池と美術館らしい直線的な造形の鏡のオブジェ等がありました(一部工事中)。
・池とステージのような場所
・ここにも丸い噴水
・直線的な鏡のオブジェ群
・奥の方は工事中
黄色、青、赤の3色があり、鏡に自分が映らないように角度調整して撮影してみました。
・3色の板が立つ
・池側を向く
・鏡張りのキューブ状のオブジェ
・中に入ってみる、美術館らしい体験
・鏡に反射して様々な見え方に
・ステージ部分から池を見渡す
閉館時間のためか警備員が巡回していました。美術館の外を回り終えてそろそろ駅に戻ることにしました。もう閉館しているため館中は通れず、別の道から出ることに。
さきほどの南西側の挙母城の方からも出られますが遠回りで、1階広場の南東側角から道路に出られる小道の坂がありました。
最後の訪問地だし最後に結構歩き回ったので疲れました。無心で駅に戻り、せめてスーパーに入って涼みました。
帰路
豊田市駅~豊橋駅
これで旅の行程を全て終えたので、豊田市駅から豊橋駅まで行って新幹線で帰ります。
・豊田市駅を出発
三河線で南下すると左に天守閣のような建物が見えたのですが、「札幌かに本家 豊田城店」らしいです。前述の通り豊田城という歴史上のお城は存在しえないし紛らわしいですが面白いです。
・札幌かに本家 豊田城店のストリートビュー
疲れてぐったり座っていたし結局三河線の車窓はあまり覚えていません。トヨタ自動車の工場は見えたのかな…。
再び知立駅での乗り換えます。来る時とは逆で階段の上り続けでぐったり疲れて無心でした。
・知立駅地上ホームから見上げる
・通路階から8番線に降りる
名古屋本線には来た時と同じ8番線から乗ります。知立駅からの快速特急は東岡崎駅までは混雑して帰りのラッシュという感じでした。
・混雑する快速特急
東岡崎駅からは空いたので座れました。ぐったり疲れていました。ちなみに名鉄は全体的に冷房は送風が強いと感じました。
この区間の車窓は畑も結構あるし町並みもあるその繰り返しでした。豊橋まで長いですね、愛知県の広さと名鉄路線の距離の長さを感じました。
豊橋手前でジョイント音間隔が短くなって減速したことに気付きました。飯田線との共用部でしょう。
・豊橋駅手前、東海道線と並走
豊橋駅
辺りはすっかり真っ暗、愛知県東部の豊橋駅に到着しました。事前に調べたらJRのホームに名鉄が間借りしているような状態のようです。
・豊橋駅のマップ
JR東海の車両が止まっていてそこに名鉄もいる独特な駅です。飯田線と線路をクロスしないためか飯田線と東海道線に挟まれています。
名鉄ホームの駅名標もJR東海デザインとは驚きました…。見渡すと名鉄のロゴはないし、色々事情がありそうな感じです。
・3番線に停車、JR東海デザインの名鉄の駅名標が印象的
調べたら名鉄は1時間に6本制限があり特急と急行のみが来て、普通列車等は隣の伊奈駅までという特殊な運行です。JR東海にとっても競争路線だから譲りたくないのでしょう。
・隣の2番線には飯田線
・乗ってきた名鉄線、車両の色がミスマッチに感じる
・4番線、東海道線の関ヶ原行きは距離が長い
JR東海と名鉄を乗り換えする場合のためにタッチするところがあります。
・乗り換えタッチパネル
階段・エスカレーターを登ると普通にJRの改札階という感じの店舗街で、JRの改札があります(名鉄客もここから出入り)。名鉄を乗ってきた身からすると不思議な感覚です。
しばらくプロントで休憩して疲れを取りました。
新幹線で帰路へ
JR改札を出て新幹線改札へ向かいます。少しずつの階段の構造が長野駅に似てると思いました。駅ピアノがありました。
・新幹線改札前の駅ピアノ
新幹線で地上駅ホームが珍しいという。改札階の待合室にて、待つ間の高速通過の音と振動がすごい…、夜はいつも怖く感じます。
・新幹線のホームへ
こだまでゆっくり帰りました。走ってる時は速いけど停車駅多くて(静岡県内6駅)もどかしい感じですね。
・こだまに乗車
乗客は多くないしそれなりに入れ替わりますね。こだまにはあまり乗らないけどそういう特徴があるのかなと思いました。
夕食は稲荷弁当を食べました。(豊川稲荷は名鉄でも飯田線でも行けますね)
・稲荷弁当
名残惜しく新横浜駅に到着。日帰りとは思えないほどに濃い1日でした。
・新横浜駅に到着
おわりに
名鉄縛りの愛知旅、日帰りだけど濃い旅に感じて充実していました。1日乗車券でなるべく遠くにと回ってみました。計算すると元は取れたようです(3400円に対し4810円分)。
天気悪化で予定変更もありましたがそれも含めて楽しめました。旅にトラブルはつきものですね。暑さもあり沢山歩いたしとても疲れました。
普段見慣れない名鉄線や愛知県らしい町並みの雰囲気を楽しみました。どことなくやはり東京周辺とは異なる雰囲気を感じます。
距離感が分かっていませんでしたが名鉄は距離が長いですね。特急は速いけどそれでも時間かかります。愛知県で重要な路線だと分かりました。
今回は桶狭間、半田、挙母(豊田)、それぞれの歴史を感じて知ることができました。愛知県でもまだ行ってない場所沢山あるのでまた訪れたいです。
このような名鉄旅、何かの参考になりましたら幸いです。
※他に名鉄沿いの観光名所は犬山城、熱田神宮、有松、岡崎城などがあります。
編集後記
いつもより細かいエピソードを重視して書いてみました。その分まとめる分量が増えて大変でしたが、色々思い出しながら書いて楽しかったです。
今後もこのボリューム感で書けるかどうかは不明ですが、旅の充実感が伝わるように試行錯誤していきます。
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